「一億総白痴化」と言えば60年ほど前に言われた流行語だそうだ。
活字を読むのとは違いテレビは、単にぼんやりと受動的に映し出される映像を眺めて、流れてくる音声を聞くだけで、人間の想像力や思考力を低下させる、という指摘。
それゆえか、自分が子供の頃はテレビを見すぎるな、漫画(アニメ)はダメだ、NHKを見ろ、と母親に言われて育った。
そもそも1家に1台のテレビの番組決定権は父が握っていた気がする。
プロ野球や時代劇ばかりを見る父を母は快く思っていなかった。
そんな親たちが老いて高齢者施設に入った。
見学まで合わせれば、老人ホーム、サ高住、老健、GH、デイなど様々なタイプの施設を見てきた。
決まって、というか共通していた風景はホールに大画面のテレビが設置され、垂れ流しの番組を利用者の多くがボ~っと眺めている様子である。
1番の楽しみは食事、次はテレビ、そんな感じだ。
世代ごとのテレビ視聴時間を調べてみた。
出典 ガベージニュース
http://www.garbagenews.net/archives/1752405.html
平日の視聴時間の比較である。(その他の比較は出典先を参照のこと)
予想通りというか、高齢者世代の視聴時間が一番長い。
現役世代の2倍以上。
確かに、仕事がある現役世代は忙しく、リタイヤ組は時間がある。
しかしそれだけでは説明できないこともある。
現役世代でも30代より50代の方が視聴時間が長い理由が説明できない。
それと若い世代では女性の方が圧倒的に視聴時間が長いが、高齢になるとその差は僅かになる。
理由は定かではないが、テレビ以外の楽しみとの関係が影響しているかもしれない。
例えば体力のある若い世代はスポーツやアウトドアなど外向的な趣味を多く持つ。
衰えとともに外遊びが減って屋内で過ごす時間が増え、テレビを見ながら休憩するようなイメージだ。
自分の場合は老眼の傾向が強まってきたここ数年、活字を見る時間が減った気がする。
パソコンのモニターも21インチから30インチに大型化した(笑い)
でも書籍や新聞の活字は大きくはならない。
やっぱり、年を重ねて身体が衰えていくと、テレビの視聴時間は増えていくのであろう。
ちなみに白痴とは、、「精神遅滞の重度のもの」らしい。
認知症=痴呆とは意味合いちょっと違うようだ。
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