ご存知かと思うが、玉ねぎの栽培は播種から収穫までおおよそ10か月かかる。
この辺では8月に播種し、育った苗を10月下旬に定植し、翌年6月ころに収穫となる。
(寒冷地では真冬に播種し、雪解けしてから定植、9月に収穫らしい)
最初の2回、この通常日程で栽培したが、実が大きくならなかった。
そして三回目の今回の収穫の結果。
ネットに入った小粒な玉ねぎは、通常日程で栽培したもの(昨年10月下旬に苗を定植)。
このように非常に小さい。
これに対して大きい方は栽培期間を22か月かけて実験した。
具体的には、一昨年8月に播種し、一昨年10月に苗を定植。
昨年6月にいったん掘り上げた小粒の玉ねぎ(初年もの)を冷蔵庫で保管、
再び昨年8月末に定植、そして今年6月(先週末)に収穫したのだ。
『2年栽培』とでも呼ぼうか。
そのヒントとなったのはセット栽培といわれるもの。
一般的なセット栽培は、2月に播種して6月にいったん掘り上げて休眠させ、
初秋(8月末)には再び植えて年末に収穫する方法が知られている。
これも11か月で栽培するものだ。
2年栽培の欠点は、分球が起こりやすいこと。
この写真の中央上にも分球した玉ねぎが写っている。
おおよそ4割がこのような分球となった。
そもそもなぜ玉ねぎの成長が遅いのかがハッキリわかってない。
3回目の今回は畝にもみ殻を多めに入れてみたが、2年物がよく育った印象だ。
だが1年物は今一つだ。
完全な有機肥料栽培のため、N/P/Kに偏り・不足がありそうだ。
施肥量はとある書籍に従っている。
玉ねぎの場合、有機肥料(米ぬか)0.3kg/m2だった。
改めて調べると、ネギ科の植物は、リン酸成分が重要らしい。
県の施肥基準だと、25g/m2。
P含有率から算出すると米ぬかは0.39~0.63kg/m2は必要となるようだ。
書籍の記載内容に不備がありそうだ。
他の野菜を含め、施肥量を精査しようと思う。
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