火葬場で荼毘に付してそのまま終わり、 収骨をしなければ納骨もしないこともある、と知って驚いている。
彼岸の墓参りの途中でカミさんから教えられた。
同僚から聞いたという。
嘘だろう!?と思ったが、タブで調べてみた。
収骨をここらではお骨上げという。
自分は昨年、父と義父、伯父の3人の骨を拾った。
お骨上げは遺族親族が二人一組になって2組の箸を使って、骨壺に骨を拾い上げる。
参列者が一巡した後は係員が丁寧に骨を拾う。
そして最後に専用の刷毛を使って、小さな灰をきれいに集めて壺に入れる。
係員の丁寧な手さばきを皆で見届け、ふたが閉められる。
これが当たり前だと思っていた。
東日本はこのような全収骨を行うが、関西以西の西日本では部分収骨が一般的らしい。
ネットによれば西日本では小さい骨壺に喉仏を中心に収骨するようだ。
もしくは中小2つの骨壺を用意して、喉仏とそれ以外の骨を収骨するらしい。
中小2つの骨壺のケースでは、小さい方の壺をお寺やその本山へ納骨するらしい。
西日本の人にとっては喉仏がとても重要であるらしく、
それ以外はあまり丁寧に扱われていないのだろう。
壺に収まらない骨は火葬場で引き取り処分されると書かれていて驚いた。
そして、書類にサインすれば部分収骨さえ行わず、すべての骨を火葬場で処分できるとも。
→西日本の人、本当?
余談だが。
日本は戦後火葬が急速に増えて今では99%以上が火葬される。
大きい骨壺の東日本は墓の下の納骨室も広く、床はコンクリートで骨壺のまま納骨する。
西日本は納骨室が小さく、床は土で、骨にサラシを巻いて納骨するらしい。
→西日本の人、本当?
儒教の考えが強い中国や韓国では、親の遺体を傷つけることは良くないとされてきたそうだ。
最近になって儒教の考えが和らぎ半数近くが火葬されている。
キリスト教やイスラム教が多い地域では死者は復活するとの考えから土葬が好まれるそうだ。
アメリカでの火葬はわずか30%、ヨーロッパは10%程度。
合理的な考え方のプロテスタントが多いイギリスは70%だそうだ。
お釈迦様を火葬した(=荼毘)インドは様々な処理法があって、身分が高い人は火葬らしい。
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