たまには僕の感性を書きます。
先日、ある本を読んで、美しい言葉に出会い、心に沁みました。
その言葉は、寺山修司さんの『人魚姫』という作品の一節になります。
「愛されることには失敗したけど、愛することなら、うまくゆくかも知れない。そう、きっと素晴らしい泡になれるでしょう。」
深く美しく、そして切ない愛を感じます。
僕もこの気持ちが痛いほどわかります。
人は愛することよりも愛されることを渇望しますが、なかなか難しいと思います。
さらに純粋に穢れなく愛されることはもっと難しいです。
それに多くの人は愛されないと、誤った考えや方向に進みがちです。
でもこの言葉は、本当に純粋で無垢な美しい愛を感じます。
報われなくても愛し続け、愛のために殉じる。
僕自身の人間力の低さや魅力の無さが招いていると思うのだけど、愛されることに失敗している方が多いと思う。
それでも常に意識して心がけているのは、微塵も私利私欲や損得勘定なく、人を穢れなく愛そうと努力しています。
そして例え裏切られても、自分は絶対に裏切らないこと、大切です。
本当に愛は難しいと思います。
なぜなら人はどうしても欲が入ろうとするし、純粋で無垢な愛を継続させるのも難しい。
また、実際に人のために犠牲になれるかというと、なかなか犠牲になれないと思います。
だからこそ、僕は寺山修司さんの『人魚姫』の一節のように、深く美しい愛を持てる人になりたいです。
以上、よろしくお願いいたします。