少しずつわかってきたことがあります。
最近は特に強く感じています。
それは何かというと、物事を考え判断(決断)するとき、
利他を基準に判断(決断)すれば、少なくとも失敗はしません。
僕自身にも言えることだけど、
人はどうしても利己で物事を考え判断します。
これはある意味、
生きてくための本能であり、我欲(欲望)かもしれません。
そこを抑え、利他の精神で考え判断するのは難しいです。
それでも日頃、利他を意識し続け、
心に何度も叩き込み続けなければなりません。
後、利他の考えは広く深く、判断が難しい場合があります。
利他は簡単に言うと、相手の利益と幸福を考えることですが、
この考えは相手に嫌われる、恨まれる覚悟と勇気が必要です。
何だか矛盾しているようですが、それが利他です。
それに利他の精神を持つという事は、
自分に厳しくしなければなりません。
簡単な例えですが、
日頃、大変お世話になっている人が犯罪に手を染めようとして、
それをお世話になっている人だからと見過ごすのかどうか。
殆どの人は見過ごさないと言うけれど、
実際、その時その場になると、見て見ぬふりをする人が多い。
利他で判断するのであれば、例え大変お世話になった人でも、
その人の今後の人生を考え、厳しい対応を取るのが正解だと思う。
※ちなみに見て見ぬふりをする人は、
嫌われたくない、面倒なことに巻き込まれたくないという利己です。
仲間が仕事をサボり、見かけたり誘われる、
あるいは怠惰や惰性、低き方に流れようとしている場合、
それを仲間のために厳しく注意できるかどうか。
これも実際は一緒に流され同化する人が多いです。
日頃、自分に厳しい人でなければ注意は出来ないし、
仮に注意したとしても、自分に甘い人の注意は効果がありません。
むしろ反対に油に火を注ぐ結果を招きます。
仲間を大切に思うのであれば、
自分にも仲間にも厳しくするのが必要です。
何度言ってもそこをわからない人が多い。
短期的には、甘々や仲良しこよしで仕事をするのは、
楽しくて良いかも知れないけど、
長期的には、仲間を自分を、奈落の底に導く大悪だと思います。
※これも注意できないのは利己だと思います。
会社経営もそうです。
不正しようが何だろうが利益さえ出ればいい。
とにかく同業他社からどんどん人を引き抜き、
同業他社やクライアントが困ろうが何だろうが関係ない、
会社と従業員は所詮、お金儲けだけの使い捨ての関係。
※自社さえ儲かればという利己の塊です。
少なくとも長続きはしないと思う。
人もそうだし会社経営も利他で判断(決断)するのは大切です。
僕も気をつけていますが、
利己という名の我欲で判断しそうになる、
迷い揺れる場合があります。
でも今までの経験上、利己で判断したことは、
長続きしない、上手く行かない、手痛いしっぺ返しがあります。
是非ともメンバーの皆さんも迷い悩んだ時、
利他で物事を判断(決断)してください。
以上、よろしくお願いいたします。