對意二字熟語百顆印の六十三顆目は「兄弟」です。
## 兄弟の意味
片親または兩親を同じくする男の子供たち。
兄と弟。また、その閒柄。けいてい。
男女の別なく、片親または兩親を同じくする子供たち。
本來は男の子供たちを指す言葉でしたが、現代では男女を問わず、きょうだい全體を指すことも多くなりました。
## 制作について
今回も朱白文で彫りました。
・字體:甲骨文字風
・朱白文:兄は朱文、弟は白文
・サイズ:10mm角
・擊邊:ちょっと入れました
・印刀:刀匠印刀三號
・印材:靑田石
・印影:
甲骨文字風の字體は、古代の素朴さと力强さがあって好きです。シンプルながら、本質を捉えている。そんな印象があります。
## 兄と弟の字源
兄は人の頭に器を持ってる感じで、弟は絲がぐるぐる卷いてる紐だそうで。
漢字の成り立ちを調べると、いつも想像を超える面白さがあります。
兄は、儀式で器を頭に載せて捧げる年長者の姿を表しているそうです。年長であることは、それだけ重要な役割を擔うということ。儀式の中心人物として、器を捧げる。その姿が「兄」という字になりました。
一方、弟は、糸を卷いた紐の形から來ているそうです。糸を順番に卷いていく。その順序性が「弟」という字の由來になったとか。
どちらも「順番」という概念が含まれているのが興味深いですね。
兄は年長者としての順位、弟は糸を卷く順序。異なる由來でありながら、どちらも「順序」「序列」という共通の概念を持っている。
白川靜さんと一度會話してみたいんですよね。
白川靜氏は、漢字學の第一人者として知られる學者です。その著作を讀むと、漢字の奧深さ、そして古代中國の人々の世界觀が見えてきます。
もし直接お會いして話ができたら、どんなに樂しいだろうと思います。
そのうち白川靜チャットbotとかできてもおかしくなさそうですよね。
AI技術の發展を考えると、白川靜氏の著作を學習したチャットbotが登場する日も遠くないかもしれません。漢字の成り立ちや字源について、白川靜氏のような深い知識で答えてくれるAI。それが實現したら、篆刻の制作がさらに樂しくなりそうです。
## 人類皆兄弟
個人的には兄も弟もいないので、その存在には緣遠いです。
長兄として育った私には、兄弟という存在は身近なものではありません。兄弟がいる友人を見て、羨ましいと思ったこともあれば、氣樂でいいなと思ったこともあります。
でも、昔、人類皆兄弟というフレーズがあったように思う。
「人類皆兄弟」。このフレーズ、覺えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
プロレスラーのアントニオ猪木氏が使っていた言葉として有名ですね。すべての人間は兄弟である。國籍も人種も超えて、私たちは一つの家族である。そんな理想を表す言葉です。
最近は聞かなくなりましたね。僕だけなのかな。當たり前すぎて言わなくなったのかな。
最近はあまり耳にしません。理想が實現したから言わなくなったのか、それとも理想が遠のいたから言わなくなったのか。どちらなのでしょう。
## 干支の兄と弟
というか、十干十二支のえと(干支)はえが兄でとが弟という意味合いじゃなかったかな。兄が陽で弟が陰。
十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)は、「きのえ」「きのと」「ひのえ」「ひのと」と讀みます。
この「え」と「と」が、實は「兄」と「弟」を意味しています。
甲(きのえ)= 木の兄(陽)
乙(きのと)= 木の弟(陰)
陽と陰。兄と弟。この對比が、十干の根底にあるのです。
兄弟という關係性が、單なる家族の序列だけでなく、陰陽という宇宙の原理にまで繋がっている。古代の人々の世界觀の深さを感じます。
## アナスタシアと一族の土地
アナスタシアの九卷にも確かこの兄弟出て來て、弟さん凄いなと思ったものです。
「アナスタシア」はロシアの作家ウラジーミル・メグレ氏による本のシリーズです。シベリアのタイガに住む女性アナスタシアとの出會いを描いた作品で、自然と調和した生き方を提案しています。
まぁ、アナスタシアは一卷と九卷しか讀んで無いんですけどね。
飛び飛びで讀んでいるようですが、それでも強く印象に殘った內容がありました。九卷に出てくる兄弟のエピソード、特に弟さんの行動が印象的でした。
一族の土地探しを心のどこかにしまい込んでしまっています。
アナスタシアの本では、「一族の土地」という概念が提案されています。約1ヘクタールの土地を持ち、そこで自給自足的な生活をする。自然と調和しながら、家族が世代を超えて受け繼いでいく土地。
理想的ではありますが、實現するのは簡單ではありません。
日本で約1ヘクタールの土地を見つけようと思っても、近場には手の屆く値段では無いんですよね。
1ヘクタールは10,000平方メートル。100メートル四方の土地です。都市部やその近郊では、とても手が出る價格ではありません。
でも、日本の地方には、まだそういう土地があるかもしれません。
屋久嶋にあるらしいですね。
屋久嶋。世界自然遺產にも登錄されている、豐かな自然が殘る島です。
ちょうど今年のGWに宮之浦嶽登山豫定してるので、何となくつながって來ました♪樂しみが增えたな。
偶然というのは面白いものです。
兄弟という言葉から始まって、アナスタシアの一族の土地について考え、そして屋久嶋への登山計畫と繋がっていく。
宮之浦嶽は屋久嶋の最高峰。標高1,936メートル。九州地方の最高峰でもあります。
登山の際に、もしかしたら一族の土地にふさわしい場所を見つけることができるかもしれませんね。
## 繋がりということ
兄弟という言葉から、干支の陰陽、アナスタシアの一族の土地、そして屋久嶋へと話が展開していく。
一見バラバラに見える話題が、どこかで繋がっている。それもまた兄弟のように。
兄弟は血の繋がりです。でも、「人類皆兄弟」という言葉が示すように、血の繋がりを超えた繋がりもあります。
思想の繋がり、理想の繋がり、そして偶然の繋がり。
今年のGWに屋久嶋に行くという計畫と、アナスタシアで讀んだ一族の土地の話が、「兄弟」という漢字を彫ることで繋がった。
これもまた、不思議な縁です。
## 進捗狀況
對意二字熟語百顆印プロジェクト
現在 63/100 進行中
63顆完成。殘り37顆です。
一つ一つの作品が、思いがけない氣づきをもたらしてくれます。
兄弟という言葉一つから、これだけ多くのことを考え、繋げることができる。
言葉は、思考の入口です。そして、篆刻は、言葉と深く向き合う時閒を與えてくれます。
次はどんな言葉が待っているのか。どんな繋がりが見えてくるのか。
樂しみです。
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今回の作品、いかがでしたでしょうか。
次回もお樂しみに。

