2013デビューの川崎。
川崎での目標は2つ。
新人も含む全員が祭の雰囲気に慣れ、緊張せずに踊れるようになること。
大賞を受賞すること。

銀輪はラストイヤーで伝説になりたかった。
だこら全部大賞をとりたかった。

そしてついに踊り出す。
どこか一体感がない。
それでも1本ずつよくなっていく。

最後の審査ステージ。
とりあえず、今出せるものは出した気がした。

閉会式で結果を待つ。
この時、みんなのために大賞とりたいと思った。
厳しい練習についてきてくれたみんなに、結果をプレゼントしたかった。
間違ってなかったことの証明として。

そして、結果、銀輪は大賞をとった。
名前が呼ばれた瞬間、ほっとした。
嬉しかったというより、間違ってなかったんだなって思って安堵した気持ちが強い。

そして気づく。
結果が欲しかったのは自分でもあったんだなって。

DSとしてがむしゃらに努力してきた結果が報われた気がした。

これなら本当に伝説作れるかも。
そんな淡い期待を胸に、しばらくてっぺんをとった喜びにひたった。
やったぜ!

一番高いところは見晴らしがいいものだ。

川崎のステージ
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ついに2013デビューの川崎を迎えた。
予報通りあいにくの雨。
この雨が想像以上にやっかいだった。

まず体が冷える。
ただでさえ4月でまた肌寒い風がどんどん体温をうばう。

さらに雨により、朝のヘアメイクやリハ場所も急遽変更。
少しでもリハをやって落ち着きたいとこなのに。。

みんなの集中力もどこか散漫だ。
なんか、全体的にそわそわしている。

よさこいは面白い。
ほんとにちょっとしたことで一体感は崩れる。
それは、1人のちっぽけな不安や、
メンバーの朝寝坊や、
曇り空だったりする。

川崎1本目は不安的中でイマイチな演舞だった。

これもまた試練だ。
条件はみんな同じ。
そんな日もある。
たくましくなろう!

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銀輪の目標は、よさこいソーラン祭(ソーラン)でファイナルに残ることだった。
説明会から始まり、毎週練習のようにソーランファイナルに向けて何ができるかに終始していた。

銀輪は2011年にソーランに初出場して新人賞を受賞。
そして2012年は敢闘賞を受賞。

ただ個人的には、ソーランを知らない。
2011は銀輪に出会う前。
2012は休会中。

これが思った以上に足かせになる。

DSという立場上、「ソーラン目指そうぜ!」と言わなければならなかった。
ファイナルにのることがいかにたいへんで、どれだけがんばらなければならないか、を踊り子に伝えなければならなかった。

口は達者だったから、踊り子にはうまく話せたかもしれない。
でも、「本気でファイナル目指すんだろ」とか言ってみんなを鼓舞しようとする度に小さな罪悪感を感じて少し胸が痛い。

俺がソーランを知らないことを知ってるメンバーが俺をちゃかす。
「お前知らないだろ」
その場は笑ってやり過ごす。
でもやっぱりちょっと胸が痛い。

踊り子は半分以上ソーランに出場経験ありだ。
悔しさともどかしさが小さなもやもやになっていた。

この小さなもやもやはソーランに行くまで続いた。


見えない目標をみんなに語るというのは本当に難しい。

でも、多分この先そんなこともあるだろう。
今感じていることを大切に。

そして、踊り子に不安を与えず、ソーランへ行かなければならない。
これができてら、また一歩成長できるはずだ、と自分を勇気づけた。