GW(拷問ウィーク)の練習をしていて気づくことがあった。
それは、朝から結構身体が動くということだ。

銀輪の練習は土日で、土曜は思うように身体が動かない。
が、毎日練習していると、朝から身体が動く。
独特のしなやかさが出て、踊りが大きく見える感じだ。

こういうのを体験すると、毎日の練習が重要なんだなって思う。
土日の練習でしか身体を動かさなければ、平日は身体がなまり、次の土日はまた身体をならすところからスタートだ。

こういう意味で、土日しか練習のない銀輪は祭でも土曜から全開の演舞ができにくい。
実際、土曜はチームとして満足できる演舞ができることはまれだった。

考えて見れば、平日の仕事だって夏休みで1週間程度休暇をとれば、次の出社日は「えっとどれからやろうかな」みたいになる。
これと同じことだ。

だからこそ、DSからは平日少しでも身体を動かして、とみんなに伝えた。
ストレッチだけでもいい。
毎日の小さな積み重ねが、貴重な土日を大きく変える。
川崎を終えてゴールデンウィークに突入。
銀輪では通称拷問ウィーク。

毎日朝から夕方まで踊り込み、振りを徹底的に踊り子の身体にしみこませる。
5月とはいえ、昼間はかなりの暑さ。
練習場所の河原で動き回れば、体力をがっつり持っていかれる。

そんな苦しい拷問ウィークのある日。
練習の最後にみんなに向かって話した言葉が好評だった。

----------
みんな、お疲れ様でした。
本当に1日踊ってへとへとですね。

俺もへとへとです。
しかもパレードの最後は、ぶっちのリフトの土台です。
正直重いし、心が折れそうです。

ところで、俺は練習場所まで、いつも40分かけて自転車できています。
だからどんなに練習で疲れても、さらに40分家まで自転車をこぎます。

これは練習場所に来るのに自転車が来やすいというのも理由ですが、実はもう1つの意味があります。
俺はどんなに練習で疲れても、みんなより毎回40分、自分を追い込んでいると思っています。
だから、最後の踏ん張りは誰にも負けない自信があります。

だから、パレードラストでふらふらでも、最後に必ずぶっちをリフトであげられます。
俺は自転車での帰り道を心のお守りにしているのです。

くじけそうになった時、折れそうになった時、最後のひと踏ん張りをするための拠り所が心のお守りです。

みんなは心のお守りを持っていますか。
心のお守りは、銀輪以外でも役に立ちます。
ぜひ持ってない人は心のお守りを見つけてください。
---------

俺は、心のお守りを今でも大事にしている。
2013年から銀輪は小隊という考え方を取り入れた。

昨年までは司令塔のぶっちが全体に支持を出してみんなをまとめていた。
しかし、今年、人数が圧倒的に増えたことで、パレードをする場合、司令塔1人では、指示が通らなくなった。
これに対応するために、全体を6つの小隊に分けたのだ。

小隊は全部で6つ。前から順に前隊、中隊、後ろ隊が男女それぞれある。
俺はパレード最後尾の男の後ろ隊の隊長。
ケンジーズと名付けられ、自分の名前がついてるのは少し恥ずかしい気がした。
でも、元気良くまとまっている感じはあり、楽しそうに団結するみんなの姿を見るのは楽しかった。

人数が増えて長い列になった銀輪は、後ろ隊からだと先頭はずいぶん先にいて、こんな距離で一体感を出すのは難しいなと思った。
ただ、目に見える後ろ隊のメンバーは顔がよく見え、ここは俺の責任でどの隊よりもよくしたいとすぐに愛着が湧いた。

たった12人の後ろ隊。
ここぐらい、完璧にしてやる!
そう意気込んだが、実際はうまくいかず、結局、川崎までタイミングも列も揃わなかった。

苦い船出にはなったが、元気のいい後ろ隊をこれからもっと高めるためにがんばろうと思った。


川崎での後ろ隊
photo:01