先日2/14はバレンタインデーでした。
毎年この時期になると至る所でチョコレートやハート、赤やピンクを目にし、学校や職場でもチョコレートなどを渡す習慣があります。
「恋人の日」とも呼ばれるこの日は、カップルが愛を確かめ合い、特別な日としてお祝いします。
だから、恋人がいない人の中には、寂しい思いをする人もいます。
「バレンタインまでに恋人が欲しい!」と、躍起になったり、自暴自棄になってしまう場合もあります。
結婚にしてもそうです。
年齢を重ねるごとに、周りの友人たちがどんどん結婚していき、子供も産まれて家庭を築いていっているのに、自分はまだ独り身で、結婚の予定もない...
そういった状況に焦りを感じ、合コンや婚活などに精を出し、本来の結婚の目的を理解しないまま、間違った相手と結婚してしまう場合もあります。
全ての始まりが書かれている「創世記」を読んでみると、
「主なる神は言われた。 『人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。』」(創世記 2:18)
とあるように、最初の人間アダムが一人でいるのを見た神が、アダムを助ける者としてエバを創造したことが書かれています。
これが、神が結婚を創造した理由です。
アダムは主によって土から造られました。
しかしエバは、
「主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。 そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。」(創世記 2:21-22)
とあるように、アダムの肋の骨から造られました。
このことから、アダムは、
「私の骨と私の肉から造られた、まさに私の一部です。そうだ、『男』から造ったのだから、『女』と呼ぶことにします。」(創世記 2:23)
と、エバを自分の一部として愛したのです。
これが、本来の結婚のあり方です。
「こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。」(創世記 2:24)
とあるように、結婚とは、男性と女性が一体となることです。
注目すべきことは、
主が「アダムが一人でいるのはよくない」と判断し、エバを妻として与えたこと
そして、
エバはアダムが主の手の中で休んでいる時に創造された
ということです。
私たちは、何でも自分の手で物事を解決したがります。
自分が結婚に向いているのか、結婚相手に何を求めているのかも分からないまま、とにかく結婚そのものを急いで相手を探したり、とにかく今すぐ結婚したいからと、妥協してしまうこともあります。
しかし、アダムはただ神を信頼し、神に与えられた役割を果たすことに忙しくしていた中、神によって最高の結婚相手を与えられました。
しかも、それはアダムが「結婚相手が欲しい」とダダをこねたからでも、アダムが仕事を放棄して結婚相手探しに躍起になっていたからでもありません。
主が、アダムには助ける者が必要だと判断したのです。
そして、アダム自身以上にアダムを理解している主は、アダムにとって最高の伴侶となる人を妻として与えたのです。
「わたしの神は、御自分の栄光の富に応じて、キリスト・イエスによって、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。」(フィリピの信徒への手紙 4:19)
「神を第一とし、神が望まれるとおりの生活をしなさい。そうすれば、必要なものは、神が与えてくださいます。」(マタイの福音書 6:33)
これが、イエス・キリストを信じる全ての人に与えられた神からの約束です。
日頃抱えている重荷を含め、神に全てを委ね、神から与えられる安息の中で日々過ごす。
その中で、それが神の御心ならば、神は最高の結婚相手を、最高のタイミングで与えてくれます。
いずれにしても、神を愛し、神を信じる人の日々は、沢山の祝福と愛で溢れたものになります。
それらは全て神から来るからです。
結婚に関してプレッシャーや焦りを感じている人が、主イエスに導かれ、最高のタイミングで最高の伴侶を与えられますように。
アーメン
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