一人で追いかけるには

あまりにも遠すぎる距離

どんなに抗ったって

諦めるしかない現実

願わなければ

見ることのなかった夢

こんな胸の痛みも知らないで

ただ夢中になっていた自分に

少し悲しくなった
花が落ちて

次の風が吹き込んでくる

大きく深呼吸したら
あの時と変わらない匂い

若いざわめきが
何かを期待させて

新しい季節が始まる予感がした
窓越しに見た庭は

冷たそうに濡れていた

空はまだ灰色なのだろう

少し眠って

カーテンを開いたら

青い空と温かい陽ときらめいた雫が迎えてくれる

そんな瞬間を想像するだけで

なぜだかいつもよりもずっと幸せを感じた