MPCメディカル顧問医のブログ -93ページ目

MPCメディカル顧問医のブログ

カウンセリングや心理学のお話から、会社で、日頃気づいたことなどを紹介します

おはようございます。MPCメディカル・三重心身クリニックの臼井ですニコニコ 


私は医師ですから、医学的治療を専門とします。


よく病院など医療機関を利用する人にとって、

お医者さん=話を聞いてお薬を出してくれるサービスマン

といった印象を持っている人が多いと思います。


あまりにも世俗的な表現で誤解を与えたくはないのですがしょぼん「よく病院など医療機関を利用する人」と限定すると、対象の方は「形式上『先生』とは言っていますが本当は実はそうです」という方が多いと思います。


しかし実は医師は実際には「理系の」「科学者」という側面を強く持ちます。私自身も若いころは白血病など遺伝子の研究をしていましたし、救急医療などで循環器や生理学的な治療に従事したり、脳波の検査などにも従事していました。


さて本題に入っていきます。


そういう純粋に科学者としての立場から言うと、脳の神経伝達物質の乱れによる精神症状(うつなど)は薬物で治療できます


たとえばセロトニンが減少しているのであればSSRIというセロトニンの量を増やす薬を使うなどです。


しかし心の使い方に起因するうつ状態だとしたら、はたしてそれだけでよいのかはてなマーク率直な疑問がわきます。うつ状態を引き起こす心の使い方の癖を変えなければ、根本的な対処とはいえません


働きすぎちゃいけない

周りを気にしすぎてはいけない

自信が持てない

いつも同じパターンで失敗する

人を信じられない

いつも恋人(配偶者)から暴力をうける

暴力を振るってしまう

過食や嘔吐を繰り返す

自傷行為をしてしまう


・・・こういった問題が起こるのは自分の心の中(無意識)で何が起こっているのかわかっていない状態です。


無意識は自分では意識できない部分ですが、自分をもっとも強く動かす力を持っています


この無意識を意識化したり調整する手伝いをするのはほとんどの場合、医師があまり得意としない領域ではないと思います。臨床心理士の人などカウンセラーはそういった医師が苦手とするその人の心の機能(無意識も含め)を分析し、より現状に即した機能的な心の使い方ができるように働きかけます。その方法を心理療法やカウンセリングと呼んでいます。


以前から何度かお伝えしていますが「性格」と思われているものの多くは、無意識を含めたその人の心の機能の方向性ですから、これも変えることができます


人の悩みの多くは対人関係ですが、それもその人の心の方向性や物事のとらえ方のクセに大きく影響を受けます。対人関係で問題を引き起こすコミュニケーションの癖を扱うのも、多くの場合医師ではなくカウンセラーのほうが得意としているようです。


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おはようございます。MPCメディカル・三重心身クリニックの臼井ですニコニコ 


最近、プライベートの記事以外ではカウンセリングに関する記事が続いております。多数のコメントありがとうございます。また読者登録していただいた貴重な読者の方が900人ほどになりました(2011年12月17日現在)。皆様のご支持、継続してのご愛読ありがとうございますラブラブ


心理学やカウンセリングが大ブームです。


コンビニの書籍コーナーを見ても「恋人の○○がわかる心理学」「カウンセラーが教える職場の心理学」・・・。


私は医療畑出身なので、看護師や保健師などコメディカルスタッフも関心を持たれている方が多いようですね。


それ自体はとても大切なことです。


でもカウンセリングや心理関連の勉強をするうえで、これだけは気を付けてほしいことがあります。


それは、

「人の心が分かった気にならないこと」

です。


確かに、ちょっとでも心理学を勉強すると、何も知らないよりは人の言葉や行動に意識がいきます。


脱線しますが、心理学を知ったうえで駅のベンチに座り周囲の人々の動きを眺めてみる・・・・これだけでも結構楽しいものですニコニコ。私はよくやっています。


本題に戻ります。たとえば職場で「あの人なんとなく元気がないな」「前より仕事のミスが増えたな」「右手の場所が前と違うな」など、その人が以前の状態と違うことに気が付いたりします。


でも元気がない=ストレスや悩み
とは限りません

前日に楽しいことを考えて単に睡眠時間が短かっただけかもしれません。


心理学の本に書いてあることで、その人のことが分かったような気になってはいけないのです。


言葉も行動もその人の一面であって、全てではありません。例えは悪いですが、ナチスの戦争犯罪者がすべての面で悪で悪に染まっていたのではなく、家族思いの側面や動物をいたわる気持ちがある場合と同じです。


人間は多面的にできているのです。


誤解が強いのは心理テストです。


いろいろな尺度がありますが、結果は、あくまでもその人にそういう傾向があるということを示すだけなのです。


もっとよくないことカウンセリングを勉強した後、つい人に試したくなること


後輩(医師ではありませんよ)が悩んでいる知人との会話で「その時、○○さんの気持ちは、重い気分になったんですね」などと言い出したことがあります。
これはカウンセリングモードなんです。「なんかいつもと感じが違う」と感じたのかその知人は、後輩にそれ以上話さなくなりました。


勉強したことを試すのは一般生活では控えましょう


私は思うのはカウンセリングのセミナーや勉強会でのつながりを大切にし、そういうところで腕を磨き続けることが大切なのではないでしょうか。


また実際に使わないとカンや技術、知識が衰えていくので、カウンセラーの資格を取られた方も目指す人も、月に1回でもいいので、ぜひカウンセリングができる機会を持ってください


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おはようございます。MPCメディカル・三重心身クリニックの臼井ですニコニコ 


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さて今日はソリューション・フォーカスト・アプローチ(Solution Focused Approach)についてです。


何度かお伝えしてきましたが、最近の私は地域の保険医としての仕事(心療内科のお薬の処方が中心ですが、寒いため風邪や点滴などの処置も多いです)と経営者としての仕事が中心ですが、以前はお薬を出さない施設に所属しカウンセリング部門のリーダーをしていました(担当部門に医師が私しかいなかったためでもあります)。たぶん三重県内の医師でお薬をあれほど出さずにカウンセリングだけで多数のクライアントをフォローしていた経験があるのは私だけではないでしょうか。


さてソリューション・フォーカスト・アプローチ(Solution Focused Approach)は、短期療法(ブリーフセラピー)のひとつで「解決志向アプローチ」と呼ばれることもあります。


ド・シェイザー、インスー・キム・バーグを中心に開発された心理療法です。


人の抱えている問題には、それぞれ原因があります。


わたしがカウンセリングに従事していた頃も「先生、私が今の症状が出るようになったのは、これまでの複雑ないきさつがあります」・・・皆様から同じようなセリフを聞きました。


この原因を徹底的に究明し、原因を取り除くことによって問題を解決するというカウンセリング技法もたくさんあります。当然ともいえるアプローチで、心理療法の多くがこのスタンスです。


このアプローチは、機械やシステムに関する問題には最適な方法と言えるかもしれません。

「バッテリーの電圧が下がっているから出力低下している」→「補助バッテリーで補う」

「新しいソフトがメモリを食うのでパソコンの動作が遅くなった」→「メモリを増設したり、負担の少ないソフトに変更する」

などなどです。


しかし、人間関係やコミュニケーション、組織に関する問題には、必ずしも最適とは言えないのです。


つまりそれだけでは
「あの人が悪いから」「彼に責任がある」「私が優柔不断だから」など「悪者探し」に終始しがちだからです。


ソリューション・フォーカスト・アプローチは、必要以上には原因の究明をしません


それよりも、「うまくいっていたらどうなるのか」「うまくいっている時はどうなのか」から「どうすれば良いか」という問題の解決イメージ作りに焦点を絞ります。


ソリューション・フォーカスト・アプローチは大変効率がよく、また従来の各種心理療法よりも治癒率を大幅に高めたと言われます。


私はカウンセリングに従事していた当時は精神科行政の技術指導機関にいましたので、この技法を用いてアルコール依存症の回復やニート、ひきこもりの回復のお手伝いをしていました。

(拙著:臼井卓士ほか:地域社会におけるニート・社会的ひきこもりの家族相談への取り組み―心理モデル図の使用を中心に―.精神療法,32(4),2006. 出版社のページ  Vol.32 No.4 「親面接・親相談再考」に掲載されました)

世間一般には、今では、ビジネスコーチング等に応用されることが多いようですね。


ソリューション・フォーカスト・アプローチでは、「クライエントの問題・課題・精神症状・不適応」といったマイナスの部分はあまり取り上げません

「クライエントの可能性・潜在能力・成功体験」といったプラスの部分をカウンセリングの話題の中心に置いていきます。

また精神病理学で取り上げる「うつ」などの精神症状や問題行動を「診断的な眼差し」を持ってクライエントと向き合うことがないのが大きな特徴です。


いままでのお薬の治療やカウンセリングだけで満足できない方は一度お近くのカウンセラーさんなどに尋ねてみてもよいかもしれません。

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