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Drunk on Speech

このサイトは慶應義塾大学英語会Chief of Speechだった作者が、今まで学んできたこと・感じてきたことを公開しているものです。

大学生向けのエッセイを次々と公開していく予定です。どうかみなさんのSpeech作りの参考にしていただければと思います。

某日本一と称される大会にとある年出場したSpeechのタイトル。


1. Bridge the Gap between Japan and Korea

2. Light The Medical Care In The Future

3. Less is not More

4. To Break the Chain of Tragedies

5. To prevent your dearest love from breast cancer

6. Judge me if you can -Criminal Suit-

7. For the Healthy First Cry

8. Swing Away Tyranny

9. Blue Revolution

10. Not To Make It Three Years


KUELの一年生用のSpeechの教本には、


「タイトルを考えることは重要。


読んだだけで内容がわかってしまうような安直なタイトルは避けるべき


という至極もっともなことが書かれている。


10個のタイトルだけ見て内容を想像してみる。


そして実行委員会からもらったSpeechを一通り読んでみる。


10個のうち5個は僕が想像したのとまるっきり同じ内容だ


論理展開もほとんど予想通り。


どれがそうとは言わない。


でも皆さんもわかるでしょ?


日本一の大会と称される難関大会でも、半分の出場者が壇上に立つ前に、これから語られる自分のSpeechがどんな内容かをさらけ出している。


これはどういうことだろう?


わざとなのか?


それとも何も考えが及ばなかったから、


「エイや!」で応募してしまったのか?


後者だとしたら大きな問題だ。


KUELの一年生向けの教科書にも書かれているのに・・。


しかも、これは天下の某大会だぞ!


頭で汗をかくことを放棄して、面倒だからと凡庸なタイトルをそのまま応募したなら、これは嘆くべき事態だ。


これでSpeech界の未来はあるのだろうか。


ちなみに、5つのタイトルのうち、


中々面白いタイトル付けだと唸らされたものも少しだけあった。


どれがそのタイトルかも敢えてここでは書かない。


きっとみなさんの予想と僕の予想は


同じはずだ。




Win


エクステンポでどんなタイトルでも対応できるようにするにはどうしたらよいでしょうか、ということをよく聞かれる。普通は英字新聞を読めとか、毎週仲間と集まってタイトルを出し合って練習しろとかいう答えが返ってくるだろう。もちろん間違いで無いし、そういう地道な積み重ねがエクステンポの上達につながっていく。


私がもう一歩進んで欲しいと思うのは、日頃からニュースに対してアンテナを張り、それをただ読み流すのではなくて、それに対して自分がどのような意見を持ったかということをノートに書かなくては意味がないということだ。人間は自分が思っている以上に忘れやすい動物で、そのニュースを聞いたときに自分がどういう感想を持つに至ったかを後から体系的に振り返るのは不可能に近い。そのため、いつ、何を見て、どう思ったかを記録しておくことが非常に重要になってくる。

ニュースの中身とその感想を記録する際に、紙切れのようなものに書いてその辺に放り投げているようではならない。このメモは後で時系列的・体系的に読み返すことが目的なのであるから、メモしただけでは何の意味も無いのだ。私のお勧めは、普通のノートに書くのではなくて、カレンダー形式の日記にニュースに対する自分の意見を書き留めておくということだ。こうしておけば紙がどこかになくなることは無いし、日付が書いてあるので時系列的に整理することができる。


以下の二つのファイルは私が1月の最終週に起きたニュースのうち、気になったものを書き取ってその下に自分の意見をまとめたものだ。


ファイル1:週前半

ファイル2:週後半


毎日日経4紙を読み、毎週ビジネス雑誌(日経ビジネス・東洋経済・ダイヤモンド・エコノミスト・ビジネスウィーク・Time・News Week等)をチェックして、自分の気になった記事があれば寝る前の10分間にその概要と自分の意見を書きなぐるようにしている。


ポイントは以下の3点だ。


①綺麗に書くということを意識せず、スピーディーに書きなぐっていくと言うことが重要、

②書いたメモは放っておくのではなくて、週末に再び振り返ってみることが重要。

③週末のチェックで何か感じるところがあれば蛍光ペンでその箇所を記したり追加の意見を書き込んでいく。


こうすることで、その週に起きたニュースが時系列的に整理され、自分が感じた意見が頭の中に定着する。


対象となるニュースは、国内はもちろん国際ニュースもカバーする。国際ニュースと言っても、米国や西欧だけではダメだ。アジア・南米・東欧・アフリカ・BRICS諸国も範囲に入れる。ジャンルは仕事柄経済のものが多いが、政治も意識的にカバーしているようにしている。これだけやっていればエクステンポのネタを見て固まることは無いだろう。後はこの活動に加えて、それを英語で言うにはどうするかを検討し、クラブ活動で定期的にアウトプットの練習をすることを心がければよい。


もう一つ面白い使い方がある。こうして蓄えた知識をジャッジにぶつけてみてはどうだろうか。最近はどうみても国際社会のニュースを日頃から意識するような習慣の無さそうな閉鎖的な職種に長年従事している人や、学生時代は英語がよくお出来になったからプライズをゲットしたが、今はほとんどニートのような生活を送って家に籠もっているような人がジャッジに呼ばれていると聞く。


もっとひどい例だと、学生時代に実績すら残せなかった人間がなぜか重要な大会のジャッジとして偉そうなコメントを述べていることもあるらしい。殆どの大会の開催目的が、「国際社会に広く羽ばたき、世界各国の人々と英語で意見交換を行える人材を輩出したい」というような内容にもかかわらず、その優勝者を決めるジャッジが日頃のニュースすらチェックしていないというのでは、大会の目的が果たせるはずが無い。


試しにに一つ何かのついでに一つ話を振ってみてはどうだろう。例えば、


学生: 「アメリカ大統領選どうなりますかね?」

ジャッジ: 「オバマがヒラリーに勝ってくれて良かったよ。俺ヒラリー嫌いだからさ。」

学生: 「オバマって何党でしたっけ?」

ジャッジ: 「・・・・

「民主党でしたよね?共和党の候補って誰でしたっけ?」

ジャッジ: 「・・・・

学生: 「思い出した。マケインだ。政策の違いってどんなところにあるんでしょうね?」

ジャッジ: 「・・・・。オバマはまあ黒人に手厚いだろうね。・・・


この程度のジャッジ、実は結構いるのではないか。アメリカ大統領選という超基本問題でもこの程度の見識しか無いのだとしたら、そういう人が果たして自分達の大会の優勝者を決める資格があるのだろうか。


そういうスクリーニングチェックは、自分自身が見識を高めないと中々できるものではない。日頃から意識的にニュースを捉えようとしていくと、自分の意見の幅が広がるだけでなく、今のESSが抱える本質的な問題が徐々に見えてくると思うのだ。




私に対してジャッジのご依頼をいただけるESSの方は、以下の点が条件であることを事前にご了解いただきたく思います

  • 私は「審査と教育の分離」の必要性を強く感じています。そのため、私がある年度に一人でもSpeech大会以外の場で個別にコメントを行った場合は、基本的にその年度の審査のご依頼を全てお断りしています。
  • また、その大会の本選審査員・クエスチョナー・予選審査員として、「審査と教育の分離」に対して露骨に反対意見を表明している人物を招聘しようとしている場合、私はそういった社会常識に欠けると判断される人物と一緒にスピーチの審査を行うことは一切いたしません
  • そのため、誰を審査員として呼ぼうとしているのか、審査と教育の分離を担保するためにどのような審査員採用基準をお持ちなのかをヒアリングさせていただくこともありますが、その点ご承知おきください。
  • なお、「審査と教育の分離」に対して誰が反対意見を持っているかは、以下のmixiのコミュニティの過去の書き込みから判断することができますので、事前にご確認下さい。
    mixiのコミュニティ:
    E.S.S. Speech Section

  • 私が予選審査員を引き受ける場合は、通常、各応募者に対してA4で1枚ほどのコメントを書いております。一人一人の応募者に対してじっくりコメントする時間を確保するため、私が審査するスピーチは事前に1次予選などを行うなどして15人~20人に絞り込んでいただきたく思います。なお、20名ではやや多く、15名にしていただけると一人に対するコメントが充実してくると思います。
  • ジャッジフィーとしては予選・本選を問わず最低3万円をお支払いいただけることを条件とさせていただきます。
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当サイトでは、レクチャーのご依頼を受け付けています。希望する人は各ページの左のバーにある「メッセージを送る 」ボタンを押して、希望日時と場所・レクチャーしてもらいたい内容等をメールを送ってください。


通常レクチャーについて

  • レクチャーの時間は平均して3~5時間程度ですが、時間についてはご相談に応じます。最大では一日に7時間ほどレクチャーをした事があります。泊りがけでレクチャーをさせていただくことも可能です。
  • レクチャーの内容は50waysの実践的方法と題して、具体的なSpeechを実例に挙げて、50Waysに書かれている内容をどのように応用していくのかを取り上げることが多いです。しかし、レクチャーの内容もご相談に応じて幅広く変化させることができます。
  • レクチャーの対象者はSpeechを書いた事のない初心者の方から、大きな大会で優勝を目指している上級者まで幅広く対応させる事が可能です。レクチャーの目的をご相談いただければ、それに合わせて柔軟に内容を練っていきます。
  • レクチャーのFeeはいただきません。しかし、会場までの交通費・宿泊費・テキスト作成にかかった実費等はご負担いただきます。
  • レクチャーの最低出席人数として5名を希望しています。出席人数に上限はありません。過去に80人ほどにレクチャーした事があります。
  • ESSという枠でレクチャーを引き受けることにこだわりはありません。団体としてレクチャーをやるのが難しくても、やる気のあるメンバーが自主的に5人以上集まれば(各ESSの混生でもOK)、いつでもレクチャーを行うことが可能です。
  • 私の事を直接知らない人は、サイトの内容からして「とんでもなくアグレッシブな人がくると思った。緊張していた」と仰る事が多いのですが(笑)、実際は多分そんなことはないので大丈夫です。呼んで下さった方はみな取り越し苦労だったと言ってくれています。気軽に誘ってください。ただし、やる気のあるメンバーだけ集めてください。
初級ESS用レクチャーについて
  • 初級ESS用レクチャーでは、やる気のあるメンバーが多数入ってきたにもかかわらず、自分の所属するESSでは指導者がおらず、どのようにSpeechを作っていいのか、後輩を育てていったら良いのか分からないというESSを特に対象とした初級用のプログラムです。
  • ここ数年間Speech Sectionにメンバーがおらず、ESS内に教育のノウハウが全く蓄積されていない場合、現役4年生をインストラクターとして呼んだが、もう少し高度なノウハウも教えて欲しい場合等が想定されます。
  • 初級者であるという事を考慮し、現状でのSpeech能力は問いません。但し、Open大会に出場したいという気概があるメンバーを5人以上集める事を条件とします。
  • その他の事項は通常レクチャーの場合と同じです。物怖じせずに気軽にご依頼いただければと思います。

主なレクチャーの実績
  • 津田塾大学ESS (2004年2月、場所:東京)
  • ATEL:全東北英語会連盟 (2004年8月、場所:仙台)
  • HESSA:北陸英語会連盟 (2004年8月、場所:新潟)
  • 東京大学ESS (2004年12月、場所:東京)
  • 青山学院大学ESS (2005年3月、場所:東京)
  • 創価大学ESS (2005年8月、場所:東京)
  • ATEL:全東北英語会連盟 (2005年8月、場所:仙台)
  • 青山学院大学ESS (2006年3月、場所:東京)
  • 法政大学ESS (2007年6月、場所:東京)
  • 創価大学ESS (2008年2月、場所:東京)
  • 青山学院大学ESS (2008年3月、場所:東京)
  • 神奈川大学ESS (2008年6月、場所:東京)
  • 横浜市立大学ESS (2008年6月、場所:東京)
  • 法政大学ESS (2008年8月、場所:東京)
  • 新しいSpeech活動のために (2009年1月、場所:東京、11校合同)
  • Speech作成のための実践的レクチャー (2009年2月、場所:東京、7校合同)
  • 慶應義塾大学ESS (2009年9月、場所:日吉)






当サイトでは、やる気のある現役生のみなさんに対してナカオからのコメントを提供しています。希望する人は左のバーにある「メッセージを送る 」lボタンを押して、コメント希望のメールを送ってください。

ただし、私にも物理的な時間の制約がありますので、原則的にコメントは下記の条件を満たした人に限らさせていただきます。


【コメント提供に関する条件】

①既に下記の大会の予選を通過して本選出場が決まっている人

福澤杯・大隈杯・天野杯・金子杯・水上僚子杯・聖心女子大学学長杯・末川杯・梅子杯・EAST JAPAN・WEST JAPAN・JUEL CUP・上智大学学長杯・安田講堂杯

②もしくは、前年に下記の大会で入賞(1位・2位・3位のいずれかのみ。特別賞などは含まない)した経験のある人

③もしくは、私が過去に大会の予選審査以外の場で個人的にコメントを提供させてもらった人

④もしくは私が過去に行ったレクチャー会に出席してくれた人


【基準を満たせない場合】

①上記の基準を満たしているような人が多くはいないESSでは、個別コメントの代わりにレクチャーのご依頼を受け付けます。

②そのレクチャー出席者の中で、レクチャー後に希望する方には個別にコメントを提供させていただきます。


【依頼に際しての注意点】

コメントの依頼は社会常識をわきまえた礼節を保つ限り、気軽に送ってきていただいてかまいません。ただし、以下のことを念頭において下さい。

  • 原稿を頂いても時間の関係からコメントできない場合があります。平均的に言って、One Seasonに3人が限度だと思われます。
  • 上記条件を満たしていても個別にコメントの提供を断る場合があります。
  • 基本的に先着順に受け付けます。所属ESS・男女の差はありません。
  • 私のコメントを生かして大会でよい成績を残せなかったとしても、当方は一切の責任を負いません。
  • 私はNative SpeakerではないのでEnglish Checkはできません。
  • コメントはキャッチボールを原則としています。コメント後に再度コメントをもらいたければその旨を連絡してください。私の方から一方的に、「ああしろ、こうしろ」とは言いませんのでご安心を。
  • ただし、コメントを一回で終わらせるのではなく、何度もやり取りしている人のほうが優勝できる可能性は飛躍的に高くなります。