ドイツの大学の印象 | ドイツに暮らすドラマーYunaのブログ

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バンド、NIHONGIのメンバー。
多くのバンドを経験、その過程でドイツ人の夫と出会い
現在ドイツ在住。
ドイツでは太鼓グループ、Arashidaikoに所属。

ドイツの大学に通い始めた。本格的に授業が始まって一週間がたったので、今のところの感想を書きます。

・友達

実際通う前は、ドイツ人の友達を作ることは難しく1人で授業を受け他のドイツ人の学生とは全く会話せず家に帰る日々が待っているかもしれない、と覚悟していた。ドイツの大学や大学院に通っている他のアジア人留学生から、わりとそういった悩みを聞いていたからだ。

年齢も全然違うしそれでも構わない、むしろどちらかというと退職後に大学に通うシニア大学生に近いポジションで明らかに浮いてしまったりするかもしれないけど、それもまあ仕方ないか、と思っていた。

でも意外とあっさり友人ができた。食堂でランチする友人や、授業の前に教室で会話する友人。まだ1、2週間しかたってないけど、日本学の学生だけでなく英語学のほうでも話せる人が増えて、今のところすごく楽しく大学に通えてる。

恐らく大学院からや、博士課程からだと既にグループができあがっていて輪に入るのが難しいのだと思う。あとはアジア人は基本的に実年齢より若く見えるし、多分私は子供っぽいし、、私の素性を明かすまでは同世代だ思ってくれていることが多いからそれも一つの要因かも。

 

・ドイツの大学生の印象

授業中は積極的。先生が質問したらすぐさま手をあげる人がかなりいるし、アクティブでびっくりした。授業の形式も、先生がひたすら話すのではなく、常に質問や議論を繰り返しながら進めていくスタイルがほとんどだ。

あとは全体的にまじめな印象。若者の多い大学では恋愛の話とかファッションの話とかが飛び交っているかと思いきや、そんなことはなかった!もちろん週末はパーティに行く人もいるけど、授業を受けてる限りはすごく講義に集中しやすい環境。

これはもしかしたら、入学試験はあるけど卒業はしやすい日本の大学と、入学試験はないけど卒業は難しい大学との違いからくるものでもあるのかもしれない、とも思った。

 

・英語学の授業について

英語学の授業をドイツ語で受けるのか?というのが多少疑問だったけど、始まってみるとほぼ全て英語での授業だった。今4つとっている英語学の授業の先生は1人はおそらくイギリス人、もう1人はアメリカ英語がネイティブの先生、残り二人はドイツ人。英語がネイティブの二人は最初から英語のみで、ドイツ人の二人の先生は時々ドイツ語を交えることもあったけど、ほぼ全て英語で授業をすすめていた。英語が母国語の先生たちは当たり前に速いスピードで普通に話していて学生達も同じように話せている人が多いから、ちょっと驚いた。もちろん学生全員がその授業についていけてるとは限らないけど、やはり英語学を専攻するドイツ人の英語力、特にスピーキング力、リスニング力は日本の学生と比べたら全体的に格段に高いのだと思う。

それはやはり高校までの学ぶ英語の質の違いは大きいと思う。特にドイツで英語の先生になる条件と、日本で英語の先生になれる条件は大きく違う。まあ、言語としてもかけ離れていて、ドイツ人が日本語を学ぶとすごく難しいことを思うと、日本にいる英語の先生を含め、日本人がドイツ人に比べて英語が苦手でもその差は当たり前ではあるんだろうけど。

ちなみに、4つの授業のうちの一つが文法の授業で、その授業だけは私は得意だと思った。やはり日本の英語教育が文法重視なだけのことはある。

英文学の授業は、授業の前までに読んでおかなければいけない本があって、それだけで大変そうだけど、がんばってついていこうと思う。

とりあえず1冊目を読み始めたところ。

 

・生活

今の生活は 大学生兼、オンラインでの日本語講師兼、主婦兼、太鼓奏者(時々トレーナー)。

初心者向けの太鼓のワークショップに先日初めて講師として参加した。それは少し前に目標としていたことで、あっさり叶った感じで驚いた。

あとは少しオンラインでの仕事でお金を稼ぎつつ、大学に行きつつ、大半の家事をしつつ、太鼓も叩きつつ、

みたいな生活を送っています。

授業の予習や今後向き合うであろう大学での提出課題を考えると、仕事と家事と太鼓と大学生活と健康とのバランスをどうとっていけるのかが課題になりそうです。

 

2019年ももうすぐ終わり。

想像以上になんだかすっごく充実している!