インナーフォアステーの追加① | ヨット ツバメ号の備忘録

ヨット ツバメ号の備忘録

セールボート ツバメ号(バンドフェット)に関する備忘録です。

マストの整備で小出し情報となっていましたが、インナーフォアステー(なんと呼んでいいのか分かりません笑)の追加をしました。

共感をいただけると思うのですが、自分の様な船でクルージング派ヨット乗りはジブファーラーの使用が多いと思いますが、強風時のセーリングってあまりベストな走り方がわからないですよね。

ジブファーラーでファーリングしてのセーリングでもセールシェイプは悪いので走りは悪いし、なによりファーラーに負荷が掛かって壊れそうです。

強風時にファーラーを壊してファーリング出来ないとなるとえらいこっちゃです。(笑)

ファーラーの上から被せるタイプのストームジブもありますよね。

あれって吹き上がってる状況で1人でバウでセットしてセールアップできるのかなぁ、、って考えるとあまり現実的でも無いような、、。

って話をベテランの人にすると、「吹き上がる前にセットするんだよ!」って色んな人から言われます。(笑)

こんな事情を考えるとカッターリグの船って良いですよね。

吹いてきたら内側の小さい方のジブを使えばいいんですよね。

羨ましいな、、と(笑)


船を買い換えるのは無理があるので、ストームジブ用の専用フォアステーを設置してストームジブを上げるぞー!っという改造をやってみることにしました。

うまくいくでしょうか、、(笑)


インターネットで調べるとこの様な改造もたまにある様ですね。

検討事項ですが、

①デッキ側のチェーンプレートをどこにどの様につけるか。

→自艇の場合は場所はアンカーウェルの後端の位置が良さそうです。

強固に取り付けしないといけません。例えば、デッキに取り付けるだけだとテンションでデッキが捲れ上がってしまうかも?

②マスト側のフォアステー上端の金物をどこにつけるか。(つまりマスト全縁のどの高さに付けるか)

→カッターリグ仕様の船を見るとマストの2/3くらいの高さについているみたいです。ダブルスプレッダーの場合は上側のスプレッダーの位置が多いみたいですね。この場合はランナーでマストを後ろ側にも引っ張ってやる必要があるそうです。

ダブルスプレッダーだと横方向の支えもありますが、自艇の様にシングルスプレッダーの場合は横方向の支えがない場所に取り付けになっちゃいますが、その場合は横向きの力は大丈夫!?

シングルスプレッダーでカッターリグの例(Vancouver28など)もありましたがマストのパイプ自体の強度の比較がわからないので真似して良いのか分かりません、、。

そこで見つけたのがほぼマストトップのフォアステーのすぐ下に取り付けるパターン。

これはslutterとかsolent rig とか言われるそうです。slutterはsloopとcutterを組み合わせた言葉だそうです。

これだとランナーも要らないらしいです。

デメリットとしてはフォアステー2本のテンションが分担されるため、テンションのコントロールが難しいらしい(?)です。

カッターリグと比べるとランナーが不要なことにより、ランナー分の重量増が抑えられる、改造費用も抑えられる、邪魔なランナーが無いためトラブルが減らせる、などのいい点があります。

ジェノアのタッキングがしづらいのは多分どちらも一緒、、ですかね?

初めはslutterは見慣れなくて変な感じもしましたが意外といいかもと思う様になり、自艇この方式にすることにしました。

3Dcadで雑に雰囲気をチェック

まあ、悪くないのでは!?


まずは下側のチェーンプレートの設置から

続く!