ドライブ側の作業は完了したのでエンジンの準備です。
良かった〜
ヘッドガスケットが3枚重ね構造?みたいになっておりますが、どうやらその隙間を海水が通過してしまうことがあるようです。
新しいヘッドガスケットを入れて再組み立て。
圧縮には全く問題無いため、今回もヘッドやクランクの方は触りませんでした。
エンジンをとりあえずキャビン内に入れました。
もともとシャフトドライブで使っていたエンジンで、マリンギヤを外しただけです。
エンジンをドライブにセットしましたが、ここで問題発生!
エンジンのフライホイールハウジングどセールドライブのフランジがうまく密着しません。
フライホイールがセールドライブにぶつかっているようで、エンジンのクランクシャフトがロックしてしまいます。
とりあえずエンジンをもう一度船から降ろしました。(泣)
色々調べた結果原因が分かりました。
世の中のシャフト仕様の2GM20にはフライホイールの厚みが2種類有るようです。(パーツリストを見ても分からない!)
自艇に付いていたフライホイールホイールは厚い方でした。
厚い方のフライホイールの場合は、フライホイールハウジングとマリンギヤの間にスペーサーが入っているようです。(下の写真に写っています)
セールドライブ仕様だと、薄い方のフライホイールが必要だと分かりました。
あちゃー、、と思っていましたがなんと幸運にも1GM10のフライホイールを譲っていただき、これが求めていた「薄い方のフライホイール」と全く同じ寸法でした。
フライホイールに噴射タイミング調整用のマークが単気筒と2気筒で違うので、正確に言うと適切な部品では無いのですが細かいことは気にしません。(笑)
もう一つ分かったことが有りますが、フライホイールハウジングの材質がシャフト仕様とセールドライブ仕様で違うみたいです。シャフト仕様がアルミ製でセールドライブ仕様が鋳鉄製です。
本当は強度のある鋳鉄製に変更するべきですが、今は様子見でそのままアルミ製で組み立てています。(他艇でも同じ組み合わせでトラブルが起きていないのを確認できたので)
再度エンジンを積み込み
ちなみにこの船はエンジンルームの上側はオープンにならず、エンジン後ろ側の支えを用意する必要がありました。
写真の様な感じで木を組んでエンジンルーム内でエンジンの後ろ側を吊れるようにしました。
エンジンを後ろにずらす時はこの木枠も一緒にエンジンルームの床面を滑らせて移動しました。
ターンバックルのお陰でスプラインの合わせも比較的スムーズに出来ました。
エンジンの配管、配線をしてセット完了!
エンジンを積み込んでから分かりましたが、エンジンと天井の隙間が狭い、、。
今まで(シャフトの時)も狭かったのですが、さらに狭くなりました。
オイル交換で新油を入れる時に工夫が必要です。
その6に続く!