LORDI えいめん観せてもろた | ドラマー大好き!

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HM/HR(ヘヴィ・メタル、ハード・ロック)を中心に音楽CDを好き勝手に紹介していきます。レビューなんて大層なものじゃございません。単なる感想文です。
他にも音楽関係を中心に思いついたことをダラダラ書いています。

LORDI

「TO BEAST OR NOT TO BEAST」 (2013)

トゥ・ビースト・オア・ノット・トゥ・ビースト/ローディ
¥2,500
Amazon.co.jp


ドキドキドキドキドキドキ

ライヴレポの前に、2日目のトリだったキング・ダイヤモンドのまさかのドタキャンでした。


まぁね~、キング側が悪いのか、クリマンサイドが悪いのか、運送会社が悪いのか、台風の影響なのか、イングヴェイの陰謀なのかw、真相はよく分からんけど、肝心要のフェスのトリのバンドがこんな形でドタキャンってありえないよね。


ただでさえしょぼい面子の2日目の数少ない目玉商品が来ないって、チケット払い戻しになっても文句は言えないレベルだべ。


本当にチケット買わないで助かったよ。ぞっとするわ~汗



元々日本で大して人気のないキングの貴重な来日チャンスがこういう形になっちゃったし、クリマンとはトラブってる感じでもあるし、健康状態に爆弾を抱えてる大ベテランでもあるわけだから、


次のチャンスがやってくる可能性は、ほぼ0じゃないかな~。



結果的にインギーがトリでこれはこれで別に悪くはないとは思ったりもするけれど、2日目はどうだったんだろうね?



ライヴレポでも触れるけど、今年のラウパーは特に例年以上に問題だらけだったので、今年でラストとなってしまっても不思議じゃない感じもします。。。




まぁ、のっけから暗い出だしになっちゃったけど(´・ω・`)、おいらが行った初日のライヴレポを楽しく書いていきたいなと思います。




中々書く時間が取れなくて予想以上に遅くなってしまった上に、今回は前半部分だけですが(^_^;)






この日は初っ端のロスト・ソサイエティの開演時間の10:30の直前5分前くらいに到着。席に着席と同時くらいにデブっちょmcの開幕宣言が始まりました。


それではラウドパーク2013初日のライヴレポはじまりはじまり~。




<ロスト・ソサイエティ>


はじめましてのフィンランドのスラッシュメタルバンドで全員まだ十代。スタンドの正面の席で観戦。


ところどころスレイヤーだったり、メタリカだったり、おそらくもっと色々な古き良きオールドスラッシュメタルバンドの影響を受けてるのでしょう。


気持ちいいくらいの真っ当なスラッシュメタルで、フレッシュな感じは本当に好感が持てるし、まずフェスのスタートとしては良い感じに勢いをつけてくれました。




<クロスフェイス>


はじめましての日本のバンド。席は変わらずなのでちょっと遠めからの観戦。


BFMVみたいな今時のメタルっぽいサウンドにサイバーな感じを加えたというか。。。


もっと言ってしまうと現代メタル+エイベックスって音楽。



ディル・アン・グレイが現代メタルにV系の要素をミックスした独自の音楽性によって、ここ日本で以上に日本独自で発展したV系という音楽の要素が、今までに無かった音楽としてむしろ海外の人達には新鮮に聴こえたため流行ってしまったのと同じ感じで、


もしかしたらこの現代メタルと一昔前のJ-POP風サウンドを融合した音楽が、日本人のメタラーが聴くとこざかしく聴こえてしまったりもするけれどw


海外のメタラーからは新しい音楽として意外にウケてしまうかもね。



ただね~、スタイルありきって感じで肝心の曲の方のアイディアが乏しい感じでイマイチ。もっともこれは最近のバンド全般が抱えてる問題でもあるけれど。



パフォーマンスの方はね~、一言で言うと「頑張ってる!」


本当にね~このラウドパークという晴れ舞台で、海外の一流ミュージシャン達に交じって演るということで一生懸命なのは伝わるんだけど、


到底金を払って観ているプロのミュージシャンに大して言う感想ではないわな。頑張ってる姿を褒められるのはアマチュアに対してのものだからね。


やっぱりステージで立ってる姿が全然絵になってないし、たまアリの広い会場に完全に負けてしまっています。



あとね~、最初に注意事項で『モッシュ禁止』って言ってるのに、いきなりmcで「ウォール・オブ・デスやれ」ってのもね~。


おいらはモッシュもダイブも波乗りも嫌いだけど、ウォール・オブ・デスはそれ以上に嫌いで正直意味わかんねー!って思ってるくらいだし。



それはさておき2曲聴いたところで離脱して、ここで会場の散策タイムとなりました。




<ブリング・ミー・ザ・ホライズン>


バンドは知ってるというか、2ndのグロジャケットのインパクトがね。。。汗まぁ、この手の現代メタルバンドはあんま好んで聴こうとは思わないので。


でもブリホラって今人気の旬なバンドなわけでしょう?こんな3組目の出番なんかでいいの?って思ったり。



で、実際演奏は安定しているし、前の2組よりも落ち着いて演奏しているし、さすがと言うところは観せたものの、ここもVoが頑張っちゃってんだよな~汗


人によってはこういう姿に好感を持つ人もいるんだろうけれど、この感じだと更に上の段階へのステップアップは難しそうだなと。


結果的には今日の面子を観る限り、3番目の出番が順当だったなって思ってしまったしね。


ヴィジュアルを観る限りは、もっと上を目指していそうだからこその苦言でした。



あ~、ちなみに音楽的にはやっぱあんま好きじゃなかったです。



2曲目の途中までここまでと同じ正面のスタンド席で観ていて、この後からが本番なので腹ごしらえをした後で、反対側のアリーナから最後の2曲は遠巻きに観ていました。




さてさてこっからおいらの本番スタートです。ここからの3連チャンはちとキツいですが頑張んべ~




<デヴィン・タウンゼンド・バンド>


おいらのフェイバリット・ミュージシャンの1人で、ライヴ観戦は98年のストラッピング・ヤング・ラッド以来です。


ただ正直この時のライヴはそれほど良かったとは言えず、デヴィンの生み出す音楽はレコードという作品だからこそであって、ライヴでの再現は難しいのかなと感じてしまい、


その後ソロ名義でも1回来日してるんだけど、その時は前回の経験からイマイチ内容に期待を抱くことが出来ず(忙しい時期だったのもあるけれど)パスしてしまったんですね。



そしてデヴィンの来日公演はこの時以来のはず。今回は大好きなミュージシャンでありながら不安半分のステージでしたが。。。


前から2列目という好ポジションで、終わったらすぐにセリオンの方に行けるように右側に陣取りました。




まずは開演前、スクリーンにフォトショップで醜く太ったように加工されたデヴィンの顔のアップに『Dev』の文字がw


海外と同じ画像なのか?日本人じゃないと完全には通用しないジョークだよなぁwww



次は牛さんの大群の画像が映しだされると、その牛さんたちが一斉にヘドバンwwwwwww


そこから牛さんたちがどんどん変形したり、分裂したり、妙ちくりんな動きをしたりのシュールな映像の数々に会場は和やかムード(≧▽≦)


モンティ・パイソンのテリー・ギリアムを彷彿させるすっごい大好きな映像だったのでYou Tubeにないかな~って探してみたら、


スィリアックというイギリスのアニメーターの作品で、ちゃんとYou Tubeにも同じヤツがありました。


また観たいという方、興味のある方は『Cyriak Cows&Cows&Cows』で検索すると見つかります。



さてこのシュールな映像で会場を独特の空気感に染め上げた所で出てきましたデヴィン・タウンゼンドです。


それにしても他のメンバーもデヴィンに負けじ劣らずの怪しい風貌で、しかも全員つるっぱげ(爆)なにかね、このバンドの参加条件はハゲてることなのかぇ?www



さてすっかり会場の空気感が出来あがったところからまずはソロ1枚目のアルバム「infinity」のオープニングを飾った”Truth”です。


シュールな映像からのこの幻想的な美しいインスト曲から始まり、そこからオーシャン・マシーン収録曲の”Regulator”という流れで来ました。



デヴィンといえば究極のエクストリーム・ミュージックでもあるストラッピング・ヤング・ラッドのイメージが強いため、今回はそれを期待した人も多かったと思いますが、


今回のツアーではSYLの音楽は一切演らず、基本はソロバンドの曲であとはせいぜいオーシャン・マシーンの曲をちょっと演るだけだったので、そういう意味で期待外れだったという人もいるのでしょうか?


でもまぁおいらはもちろんソロの音楽も大好きですし、SYLを演るのに必要不可欠なジーン・ホグランはいないわけだし。



さてこの”Truth”~”Regulator”という流れはそのままアルバムで続いたとしても不思議ではない自然な流れでしたし、ここでのデヴィンの声は伸びる伸びる。


デヴィンの歌はもちろんSYLで聴けるデスメタルさながらの強烈な叫びもありますが、デヴィンの歌声の本領はこっちのどこまでも伸びていく力強い歌声の方にこそありますからね。


SYLでもあの分厚い音の壁に負けることなく強烈な存在感を放っていましたが、こうしたソロでの美しい曲では本当にそれがより一層見事に生きてます。



ほんで続いては大好きな曲だけど、今回のツアーではあんま演ってないから期待はしていなかった「infinity」収録の”Christeen”です!


ワィルドハーツのジンジャーとの共作曲で、日本ではワィルドハーツが(今はそれなりに)人気なのでプレゼントですかね。いや~この曲でもデヴィンの歌声は素晴らしいです♪



続いて「PHYSICIST」収録の”Kingdom”で、美しさと同時にSYL流の激しさも加えた音楽で、ここでは力強くハッキリとした歌い方をしてます。



そして続いては新作「EPICLOUD」からのノリのいい”Liberation”です。あまりライヴ映えしそうにない曲の多いデヴィンですが、これは気持ちのいい曲ですね。



ここからまたも「infinity」から”War”です。今回のツアーではよく演ってたのでちょっと意外な選曲だったんだけど、かっちりと創り込んだデヴィンの曲の中ではシンプルな構造の遊べる曲なので、ライヴでこそ真価を発揮できる曲です。


それにしても脇の2人のハゲはいちいち目につきますね。異様に伸ばしたヒゲが印象的だけど、ストーン・サワーにいるヤツじゃぁないよね?


ただしあのデヴィンのお眼鏡に適っただけあって、腕前の方は確かです。3人並んでのフォーメーションなんかも決めたりしましたが、ハゲ3人のポーズは観てて本当に癒されますねw



ここまではまったりと聴けるポップなデヴィンの曲ばっかりだったけど、ここでSYLとはまた違うけれども激しさを持った「DECONSTRUCTION」収録の”Juular”です。



これを聴く限りはその気になれば今のメンバーでもSYLの曲を十分に再現出来そうな感じもするけど、SYLの曲を期待していた人にはこれで満足してもらいましょう。



そしてラストは新作の”Grace”です。激しい曲から一転して、今日一とも言える透明感のある美しい曲で締めてくれました。



デヴィンの音楽の凄いところは、透明感のある美しい曲なのに激しくもあるところにあって、


これは最強のエクストリーム・ミュージックと言われるストラッピング・ヤング・ラッドにしても、とてつもなく激しい音なのに美しさも伴っているという不可思議なサウンドで、


ソロの曲も真逆のことを演っているようで実は表裏一体なんですよね。ライヴだとアルバム以上にその感じがよく分かりますね。




いや~やっぱデヴィンいいわ~。開演前に持ってた不安なんか1曲目であっさりと吹っ飛んじゃったし、その唯一無二の音楽性と異様なキャラクターとで会場中を完全にデヴィンカラーに染めちゃったし、さすがだね。



ただ終わってみたところで、まぁ~予想はしていたけれど最大の不満が爆発しました。



短えよ!



たったの45分じゃ物足りないこと極まりないし、だから大好きなバンドにはむしろラウパーには来て欲しくないんだよね~。


ただまぁ今回のライヴで結構良い評価ももらえているようだし、これで早い内に単独公演でまた来てくれればいうことなしなんだけどね。



またあの牛のヘドバンが観たいしw




<セリオン>


ラウパー2007で初めて聴いて衝撃を受けて、単独でちゃんと観たいと思いながらそれから来日のチャンスはついぞ訪れませんでしたが、6年ぶりにようやくの再会だーヾ(@°▽°@)ノ


今回のラウパーで一番の楽しみだったんだけど、あ~それなのに、それなのに。。。



機材トラブルでライヴが始まらないあせる



5分経っても始まらず、10分経っても始まらず、遂に15分経過。。。持ち時間は45分しか無いというのに、3分の1が無為に過ぎてしまった。


あ~何でよりによってセリオンでこんなトラブルが。。。


どうせ起きるのならもっとムダに時間をもらってるようなバンドの所で起きればいいのに。。。なんて不謹慎なことも。


だってね~他のバンドはまだ今後十分に単独公演とかで来ることはあるだろうけど、セリオンはどうせまたしばらく来ないんだよ。今日しか観るチャンスは無いんだよ・°・(つД`)・°・




そんなこんなで結局予定より15分オーバーの13:25スタート。



別にバンドに責任は無いんだから終了も15分遅れて持ち時間分演ってくれは。。。まぁ~しないよな~。進行ってものがあるわけだし。


あ~そっか、何で中盤~後半の良いポジションで、ディルとかクニとか人間椅子とか日本のバンドが不自然に入ってるんだろう?って思ってたけど、


こういうトラブルが起きた時の調整要員として、あれはあれで必要な存在なんだね。



そういえばラウパー08の時に、カーカスが予定時間を過ぎても延々と終わらせなかったせいで、次に出てきたまだ当時はペーペーのアヴェンジド・セヴンフォールドが時間調整役をやらされてたのを思い出したw



セリオンはトラブルにもめげず、さすがの見事なパフォーマンスを観せてくれたんだけど、何かこっちの方の気持ちがそれどころじゃなくって素直に楽しむことが出来ず、


やっぱ予定通りの時間で終わるよな~、となるとあと2曲か~、てことはあれとあれを演っておしまいか~、とかもうそんなどうでもいいことばっか考えてしまって気が気じゃなく、全然ステージに集中できなかったです(´・ω・`)



終了予定の10分前くらいにラストの”To Mega Therion”のイントロを弾き出して、えっ!?あの曲を演らない上に律儀に5分前とかに終わらせるわけ?って一瞬びっくりした後、


「ごめ~ん曲間違えちゃった~」と水玉姉さんのmc。



そりゃあそうだよね~。突然持ち時間が短くなってしまって、おそらく2曲分カットしたんだろうけど、予定していたセットリストと変わっちゃったわけだから間違えたりもするよね。



”To Mega Therion”はやめて、代わりに演ったのが新作収録曲で今回のツアーのメインでもあるフレンチポップの超有名曲”恋するシャンソン人形”のカバー。


水玉姉さんの声は本当に凄いね~。やっぱり本物のソプラノシンガーの歌声は、正直メタルシンガーとは違うわ。




とはいえたった6曲中の1曲がこれっていうのも微妙なんだよね~汗沢山演る内の1曲だったらアクセントとしては面白いんだけど。。。



ほんでラストはやっぱりこれ!の”To Mega Therion”で、予定より3分ほど遅れての終了。ここが限界だったか。。。



予定したセットリストを見ると”恋するシャンソン人形”の後に”Wine Of Aluqah”を演って、”To Mega Therion”の後に”Unguentum Sabbati”を演るというサプライズを予定していたようです。


今回のツアーでは演ってない曲なのに、何でこいつを最後にぶっこもうとしてたんだろう?日本で人気がある曲なのか、何か日本に関連した曲なのか?


出来なかった今となってはまったく謎の選曲でした。



結局33分くらいで全6曲、ベスト選曲だったとはいっても。。。ちゃんと持ち時間フルに演ったって絶対に物足りなかったのに、さすがにこれだけじゃ観た気がしない(実際に注意力散漫だったし)。


これのお詫びに来年単独公演とか演らないかな~。多分演らないよな~(´・ω・`)



内容は良かったはずなのに、不満しか残らなかったセリオンでした。




ローディ


過去に07、09年の2回来日公演を行い、おいらは2回とも観に行っていたけれど今回は4年ぶり。ちょっと間が空いちゃったね~。


出来れば大好きなバンドは単独公演で観たいところだけど、過去のブログでも書いていたようにローディは一度ラウパーに出て沢山の人に観て欲しいと思っていたので、ようやく念願かないました。


今回のラウパーで最高のパフォーマンスを観せてもらって新たなファンを開拓して、また単独で、出来ればもっと大きなハコで演ってもらいたいものですが、さて。




セリオンが少し押してしまったけれど、セリオン終了直後に間髪入れずにローディがスタート。さすが分かってらっしゃる。


まずは新ドラマーのマナが登場。前作発表後にオリメンのキタが脱退した上に、後任のオトゥスが死去というドタバタの末に加入し今回が初お披露目でしたが、


ん~何か見た目がしょぼい。。。


ただしマナの役どころはショッカーでいう怪人みたいなものだから、これくらいでも丁度いいのかな。キタだって別にそんなに貫禄のあるキャラじゃぁなかったし。



ちなみにおいらが勝手にイメージしているローディのキャラ設定は


ミスター・ローディ ー RPGのボスキャラ、ショッカーの首領

オクス ー 有能な腹心、参謀役
マナ ー ショッカーの怪人、出番は多いけど主役にコテンパテンにやられてしまうギャグ的要員
エイメン ー あっさり倒されるザコキャラ、ショッカーの戦闘員
ヘラ ー ボスの秘書というか愛人、ハモンさんみたいなキャラ


こんな感じに設定してライブを楽しんでいます。



さてマナの次にこちらも新メンバーの紅一点ヘラが登場です。


前任のアヴァはちょっとおとなしいというか、あまり目立った活躍はしていなかったんだけど、ヘラはいきなりマリオネットのような動きからキーボードを演奏するなどパフォーマンス面でも貢献してくれています。



色々とお調子乗りのパフォーマンスで楽しませてくれたキタに対して、今回はマナはヴィジュアル的にもパフォーマンス的にもこれといって印象に残ってないんだけど、


マナもちゃんとキャラを確立することが出来れば、更にローディというバンドは完璧な集団になるね。



そして今日もどっしりと構えた重鎮オクスと、とにかく落ち着きのないエイメンのお馴染みの2人が現れた後で、真打ち登場ミスター・ローディです。



まずは熊の毛皮を被っての登場で新作のオープニング・ナンバー①”We’re Not Bad For The Kids (We’re Worse)”からスタートです。


前半部分はちょっと弱い曲だけど、コーラス部分で一緒になって歌ってからのミスター・ローディの煽りで会場のボルテージを挙げていきます。



そしてキタ━━━(゚∀゚)━━━!!! 3rdのオープニング・ナンバー”Bringing Back The Balls To Rock”です。このアルバムで日本でも人気に火が付いただけに更に会場中が盛り上がってきました。


この曲ももちろんコーラス部分で大合唱です♪



続いても新曲の”The Riff”。タイトル通りリフで攻めていく曲で、ローディの曲ではちょっと異質ながらも格好良い曲です。


実はローディのライヴで一番楽しみにしているのがミスター・ローディの趣向を凝らしたパフォーマンス以上に、最初っから最後までとにかく落ち着きなく動きまくっているギターのエイメンだったりします。


テクニックはもちろん、それ以上にその運動量の多さは実はアンガス・ヤングにも負けないものがあると思うし、しかもこの着ぐるみでこれだけ動きまくってるんだから本当に大したもんです。


もっと評価されてもいい凄いギタリストだと思うので、次ローディのライヴを観る機会があった時には、ぜひともミスター・ローディだけでなくエイメンにも注目してみてください。



続いても3rdからの名曲”Who’s Your Daddy?”で、この曲はコーラスが1、2を争うと言ってもいいほどに印象的な曲です。今回はこういう感じのみんなで歌える曲を沢山チョイスしてきてるね。



ここから一転して歌ものの”It Shows In Hell”でじっくりと聴かせます。


見た目とは裏腹にこういう感じの曲も挟んでくるところは、まさにポストキッスです。



1回落ち着かせたところでまたも新曲の⑤”I’m The Best”で勢いをつけます。この曲もコーラスが分かりやすく楽しめます。


曲の途中でローディー(ややこしいな裏方の方ね)とのちょっとしたやりとりから王冠とタスキなんぞを付けてもらったりもしたけれど、おっかねえ格好なのにこんなチープな小物を身に着けるおちゃめさもローディの魅力だったりw



この次はエイメンが一人で登場して客にポーズを要求した所からここでようやく1st”Devil Is A Loser”を披露。何気にここまで3rd新作からの曲しか演ってなかったんだよね。


お馴染みの初期の代表曲だけあって、エイメンの動きが激しい激しいw


そしてそんなエイメンに負けてなるものかと、ミスター・ローディも背中から大きな翼を広げて対抗?


本当は海外で演っているようにここでパイロを発射して欲しいけれどねドンッ



一旦裏に下がったところでヘラのmc。声もモンスターみたいな声で、本当に良い人材見つけたな~。


そして印象的なキーボードからのローディが世界を取った代表曲”Hard Rock Hallelujah”。もちろんコーラスの盛り上がりは今日イチです♪



ここでミスター・ローディから中指を立てろの指示があり、新曲の”Sincerely With Love”がスタート。


今回は全10曲中4曲新曲を演って、レコードで聴いた時はちょっと弱いかなって感じてた新作だけど、こうやって聴くとライヴ向きの曲が非常に多いし、


やっぱりローディならではの親しみやすいメロディがふんだんに盛り込まれた良いアルバムです。



前作が分かりやすくキャッチーな曲が多かったからね。



そしてラストはもちろん”Would You Like A Monsterman?”で、最後も大盛り上がりしてラストです。


最後はミスター・ローディが持ってたホースから客席に向かって白煙をぶっ掛けたりしたけど、仕掛けの小道具は今回はこれくらいでした。




今回は小道具やセットや仕掛けにあまり凝ることが出来なかったので、その分オーディエンスと一緒になって歌える曲を多めに持って来たり、エイメンがまぁいつものことだけど動きまくってくれて、そういう基本のパフォーマンス部分で楽しませてくれたライヴでした。




今までローディのことを見かけだけの色ものバンドとか、それこそその見てくれからデスメタルかと思って敬遠した人もいたかもしれないけれど、


ローディの魅力は怪物の見た目とか仕掛けもの以上に、あくまで分かりやすく格好良いキャッチーなハードロックの楽曲の良さが第一にあって、


それは特にHM/HRが大好きな人であれば絶対に受け入れられるだけでなく、普通の一般層すらをも取り込めるだけの王道ハードロックバンドなんですね。


だからこそまずはそれを分かってもらうためのラウパー参戦希望でしたが、今回はそんなローディの再評価の良い機会になったのではないでしょうか。



楽曲そのものの力と、一緒になって歌える楽曲の数々にアグレッシヴなライヴ・パフォーマンス、


そしてそんな小細工抜きでも楽しめるライヴを演りながら、更に誰でも楽しめるシアトリカルなパフォーマンスを加えることによって、極上のエンターテイメント、ロックンロール・サーカスになるんですね。



折しもロックンロール・サーカスの元祖キッスも一緒に来日していて、さすがに現時点ではキッスには残念ながら及びません。



でもそれは予算の問題とか、会場の規模とか、そういう面でキッスに遥か及ばないからであって、もしキッスと同じ条件をもらえたら、


この希代のアイデアマンミスター・ローディならキッスにも負けないショウを魅せてくれると期待してるんですね。



だからこそそのためにも、もっともっと多くの人にローディの音楽に触れてもらってファンを増やすことによって、それこそ単独でたまアリで演れるくらいに売れて欲しいわけです。



今回の来日でミスター・ローディはキッスのライヴを観に行くとか言ってたけれど、出来ればキッスにもローディのライヴを観てもらいたいな~。


まぁ今回は丸かぶりだからどうにもならないけど、どんな感想を持つのかね?



ちなみに今回のおいらはローディTシャツで参戦したんだけど、残念ながら同士は少なかったです(´・ω・`)


キッスに負けじとマーチャン面にももっと力を入れてもいいと思うんだけどね。




何はともあれ早い内に単独での再来日を期待しています。


その時は会場が爆発してぎゅうぎゅう詰めになっててくれると嬉しい悲鳴なんだけどねぇ。






※後篇に続く



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