なぜか導かれるようにTVの電源を入れ、
そしてまた導かれるように百済ないチャンネルをスルーして、
日頃思わしくないと思っているNHKで、
チャンネルを変える手が止まった

こんばんわ。
いつもはオチャラケで始まるのが恒例の私のブログですが、
今夜はシリアスな心持なジェフ・カネミツです

チャンネルが止まったのは、
という番組でした。
番組の雰囲気的には「プロジェクトX~挑戦者たち~」の
あの雰囲気そのものでした。
初めて見た番組でしたが、「時計職人・松浦敬一」という方の
ストーリーでした。
現在70歳。
昭和19年に生まれ、広島の小さな島の時計店の4代目。
松浦敬一さんのおじいさんは、全国でも名の知れた時計職人だったそうで、全国からお弟子さんがその小さな島に来る程の腕前だったそうです。
そんな凄腕のおじいさんが見出したのは孫の(今回の主人公である)敬一さん。
「この子は手先が器用じゃから」
と言って、敬一さんがまだ小学生の頃に大人のお弟子さんと一緒に時計の修理をさせ始めたそうなのですが、敬一さんはメキメキと頭角を現し、中学生の頃には大人のお弟子さんを抜いて、一番の腕前になられたそうです。
そして敬一さんが就職をする年齢になった頃、
おじいさんは癌になってしまい病院での生活をするようになるのですが、敬一さんがおじいさんのお見舞いに病院に行った際、おじいさんから「もう私には時間がないけぇ、店を頼む」と言われたんですね。
昭和30年代、広島にも自動車産業が盛んになり、
島からは人がどんどんいなくなっていく中で、敬一さんも島を出て仕事をしようとしていた矢先に、おじいさんから店を頼むと言われた死に際の最後の言葉で島を出る事を断念し、時計修理のお店を継ぐ事になります。
しかしその頃にはクオーツの時計が世に蔓延り、時計は使い捨ての時代となっていたので、時計修理の注文はなく、約20年の間は生活を切り詰めて、たまに入る注文をこなして細々と暮らしていたそうです。
そんなある日、江戸時代から残る島の家屋敷などの風景が話題となり、観光客が訪れるようになり、取材も来るようになった時、時計職人の敬一さんの姿も島の紹介とともに雑誌に載りました。
それがきっかけで少しづつ注文は増え、敬一さんの持っている力が本当に発揮できる時が訪れます。
腕の良さが全国に知れ渡り、どこの時計店に修理の依頼をしても断られたという方からの修理の依頼が、最後の駆け込み寺のように敬一さんのもとに治して欲しいとの思いの綴られた手紙とともに時計が送られてきます。この修理を断られ続けた時計がもし治って帰ってくるのであれば、私の病気も同じように快復するとの願いを込められた時計であったり、物理的に不可能と思われる時計であったり・・・
しかし敬一さんはことごとく、その依頼された時計を治します。
見ているこちらが疲れるぐらいに細かくて忍耐の必要とされる作業。
常に完璧を求め、「これで絶対に止まる事はない!」と断言できるまで、治してからも調整を繰り返し、最終的に依頼者の元に治した時計を届けます。
敬一さんは、「時計にはその人の思い出が詰まっていて、どうしてもその時計じゃないとダメだから何十年も経った時計の修理の依頼をしてくるのだから、誠心誠意をもって治してあげたい」と言われていました。
いわずもがな、もう治らないとあきらめていた依頼者は、その時計が治った事で涙ぐむ方もおられ、その時計に対する思いというものがどれだけ重いものかをTVの画面を通じてでも伝わってきました。
私は番組の途中から涙をこらえるのに必死でした。
人の心を幸せにしたいという敬一さんの思いは、
時計の修理という形で表現されていました。
やはり人は、人を幸せにする為に生まれてきているのだと、また改めて教えていただきました。
神はなぜ、この世に戦争を生み、紛争を生み、病気を生み、苦悩を生むのか。
神とは私であり、あなたであり、この世の森羅万象全てが神であって、ひとつの命なのですが、この現象界では私とあなたは別々の身体を持っている(と錯覚している)から、別人だと思い、また神は自分自身とは別の、もっと高級な遥かなる高みにおわす存在だとして捉えている人がほとんどだと思いますが、そうではないんですね。
この世に戦争があるのも
この世に紛争があるのも
この世に病気があるのも
この世に苦悩があるのも
実は幸せを実感する為に生み出された錯覚映像です。
その苦悩から抜け出せた時の幸せを実感出来るのです。
もしお金持ちの家に生まれ、一生お金に不自由のない生活を送っていたとするならば、その人はお金というカテゴリーの中では幸福感は得られないのです。
もっと身近な例で言えば、月曜から金曜まで仕事をしているからこそ、土曜日と日曜日に解放感を得られるのであって、仕事をしていない無職の人は土日の解放感は味わえないのです。
この神(と言っても私も神だしあなたも神でひとつの命なのですが)という存在がどういうものであって、何を目的にこの現象界を作ったのかを知らなければ、ずっと苦悩に見舞われると思います。
この件については、また後日詳しく書くとして、
敬一さんのやっている仕事。
人を幸せにするという喜び。
これこそが人間が人間として生まれてきた理由であると、
あらためて認識させていただき、感動と感謝の涙を流させていただきました。
『人は幸せになる為に生まれていている』
この真理をまた次回詳しく述べたいと思います。
技術やノウハウはそれを実行する為のツールでしかないんですね。
全ては心で決まるのだと(あらためて)教えて頂いた敬一さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
私は人生改革コンサルタントとして、
人を幸せに導く事で、使命を果たしたいと思います。
(財)スピリチュアルコンサルタント協会
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