イカの塩辛は
こだわり始めるとズブズブと深みにはまっていく.
★ 生きたイカを船上で手早く捌き,
取り出した黄金色の肝(ゴロ)をそのまま船上で
塩漬けにしたものを使用すること
★ イカは船上干ししたものを利用すること
以上の2点にこだわると,
結局,自ら海上に赴かざるをえない.
どんなに築地の場内市場で,
朝獲れイカを見せられようと,目が向かなくなる.
スルメイカの船上干し.(↑)
美味い塩辛造りはここから始まる.
塩辛は,皮のついたものを“赤造り”,
皮を除いたものを“白造り”という.
好みの問題だが,
個人的には白造りが好み.
吟醸酒と合わせたい場合,
白造りの方がいいように感じる.
・船上で塩漬けにした肝を一晩冷蔵庫で寝かす.
・肝を洗い,塩を落とし,ペーパータオルで
水気をしっかりと取る.
・肝を搾り出す.肝のまわりの薄皮は捨てる.
肝は多めのほうが美味い.
・日本酒,みりんをそれぞれ小さじ1-2杯落とし,
包丁でたたく.裏ごししてもいい.
・船上干ししたイカは,胴体のいいところのみを使用する.
皮を剥ぎ,食べやすいように細切りする.
イカの型が大きい時は,包丁を斜めに寝かせて
細切りするといい.
・肝と合わせる.
イカの量の5%の塩を目安に加えるが,
塩気は好みで微調整.
・一日一回,かき混ぜて発酵を促す.
・3日目あたりから,塩気の角が取れて,
甘味が出てきて味がこなれてくる.
食べごろである.
冷えた吟醸酒を片手につまむ.
他には何もいらない.

