トップページ > 分子整合栄養医学 >注目したいミネラル:亜鉛
おはようございます(こんにちは)。三重心身クリニックの臼井です。
さて、三重心身クリニックの分子整合栄養医学外来(サプリメント外来)では、病気の根本的治療を希望される方に、詳細な血液検査を実施したり、食事やサプリメントによる治療を行っております。
日頃感じることは、やはり人間のみならず生物が栄養素によって構成されているという当たり前といえば当たり前の事実です。皮膚や髪の毛を作ったり、心臓を動かしたり、骨や筋肉を作ったり、物事を考えたり、運動をしたり、感動をしたり・・・実はこれらすべての活動は身体の物質代謝によって成立しています。またたとえば皮膚や髪の毛がタンパク質でできていることは想像がつきやすいと思いますが、これらの細胞が増殖する際に各種ビタミンや亜鉛などのミネラル、核酸など、影の役者が緻密に協働しています。
影の役者、隠れたビタミン・ミネラルの活躍に注目したいと思います。前回(→過去記事 )に引き続き亜鉛について書いてみます。
亜鉛
亜鉛の働きとして、
・細胞の活動を促進するミネラル
とイメージしてください。具体的には細胞の中で起こりる化学反応を促進したり、細胞が分裂し増殖するなどの働きをする際に必要なミネラルです。
・成長期のお子様の発育を助ける
・免疫機能を高める
・糖尿病などの生活習慣病の予防に働く
などの働きが有名です。
また細胞の増殖に必要と伝えましたが、皮膚や毛髪、舌では細胞増殖が盛んです。ですので亜鉛不足では
・肌荒れ
・爪の異常
・脱毛
・髪質の悪化
・味覚の低下
などが生じやすくなります。
また亜鉛はタンパク質の変性を防ぐ作用があるのですが、亜鉛不足では、
・視力の低下
・白内障
が起きやすくなります。
亜鉛は網膜細胞の代謝を高めますし、目に重要なビタミンAの代謝も促進します。目の健康にはビタミンAと亜鉛の両方を摂取するのが近道になります。
目の水晶体というレンズもタンパク質からできています。水晶体が白く濁ると目が見えにくくなります。健康な水晶体は亜鉛を含む酵素である炭酸脱水酵素が豊富に含まれていることから、水晶体が正常に機能するには亜鉛が欠かせないと考えられています。
・情緒不安定
・うつ
・記憶力低下
脳には、亜鉛を含む神経線維があって記憶に関係する海馬(かいば)といわれる部位に多く存在することが知られていますし、情緒の乱れの原因になりやすい「血糖調節障害=低血糖症」にも亜鉛不足が関係しています。
じつは亜鉛は体内では鉄の次に多い必須微量元素です。体重50kgの人であれば約1.6g存在します。日頃の食事に加え、サプリメントなども活用し上手に補ってください。
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広告 亜鉛を含む三重心身クリニックのサプリメントには、代表的なものとして「亜鉛」「BB」「SZ」「マルチビタミン&ミネラル」「プレミアムビタミン&ミネラル」「スーパーアンチオキシダント+R」などがあります。
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チェックリストです。
・皮膚が乾燥する
・アトピー性皮膚炎だ
・けがが治りにくい体質だ
・毛がよく抜ける
・髪の毛がバサバサしてきた
・精力の衰えを感じる(特に男性)
・味が薄く感じる=濃い味付けが好きになったといわれる
・爪が割れたり変形しやすくなった
・風邪をひきやすい
・身長の伸びが遅い(成長期のお子様)
・ストレスを多く感じる
・加工食品やファーストフードが多い
・アルコールを多く飲む
いかがでしたか?チェックが多くついた方は亜鉛が不足している可能性が高いです。
なお亜鉛は、無機のものや酵母由来のもの、海外製か国内製、またほかのミネラルの吸収(特に銅)との兼ね合いなどもあります。サプリメントの服用に際しては、栄養に関し信頼できる専門家を持っておくことも大切です。
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