そもそも友人、友達って何? | 精神科医:みえしん院長

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以前「友人関係のストレス抱えてしまった時は」 という記事を投稿した際、多くの方からメッセージ、コメントいただきました。ありがとうございます。全員の方にお返事ができず残念でした。
さてカウンセリングでは友人関係の悩み・問題に関するご質問を受けることも多いです。
良くあるのは、
1.友達はいるけど親友がなかなかできない
2.どこから親友って呼べるの?
3.友達も同じ彼のことを意識している(恋愛をとるか友情をとるか)
4.相手が親友だと思っているかわからない
5.家族と親友の価値観が違う(家族をとるか友情をとるか)
6.友達が結婚してだんだん変わっていく
7.おとなには友達はないの?
8.男の人は友情があっていいですね(女性には友情はないのですか?)
他にもたくさんのご質問やご相談をいただきます。実際にはカウンセリングにいらっしゃる際にはストレスなどが強く、マイナス思考が強
く出ていることが多いため、相談や質問と言うよりは「話を聞いてほしい」というのが趣旨と言う場合も多いです。
さてクライアントの方に、良くお伝えするのは、対人問題においては何事も適切な距離感が大切で、行き過ぎは良くないということです。
相手との距離が大切で、踏み込んではいけないところまで踏み込んでしまうと取り返しのつかないことになりやすいです。
家族や親せきとの違いは、喜びも悲しみも分け合い深い付き合いができていても、お金の問題と適切なこころの距離感が大切なのが友達関係
です。親しき仲にも礼儀ありと言いますが、どこかに相手を敬う気持ちがあることが大切です。
カウンセリングでよく出てくるテーマで、仲の良い人は上品な人が多いというような人がいます。よくよくカウンセリングを進めていきま
すと、自分の言うことを聞く人が好きとか、容姿や夫の収入などいっしょにいて自分が優越感を感じられるような人が好きといった経口が明らかになってくることもあります。このような人の場合、相手が優れていると思うと、すぐ劣等感からすぐ避けてしまう人です。自分を守りたいという気持ちそうさせるのでしょう。
友達関係で大切なのは、友達を通じて自分が向上したり、様々なことを学べることにあります。自分が優越感を感じられる相手ばかり選ん
でいると、結局相手にとってはうれしいはずもありません。結局は関係が崩れてしまいます。

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