恋愛に縁が無いんです・・・ | 精神科医:みえしん院長

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恋愛やパートナーの問題は人生においてとても大切なテーマです。そしてそれについて真剣に考え、カウンセラーとも相談をしていくことはとても素敵なことです。
カウンセリングの中で、クライアント(相談者)の方が「良い出会いがなかなかなくって・・・」「異性からのアプローチがない」などとよくおっしゃられます。以前のブログ でこれは「御縁」が無いわけではなく、ご自身が知らないうちに異性を遠ざける行動をとっているとお伝えしました。これはいったいどういうことなのでしょう。
たとえば、女性の例をあげると、
例えば、男性が、あなた(女性)に関心を持ったとします。「もう少し親しくなりたいな」「どんな人なんだろう」などと感じたとしましょう。男性によってアプローチの仕方は違うでしょうが、たとえば、

「その仕事長くなりそうだね、一緒に手伝いましょうか」

「その段ボールを運ぶの大変そうだね、持ちましょうか」

などという形でまずアプローチをすることが多いのではないでしょうか。最初から「あなたと今日出会えたことは今後の2人の人生にとって大切なことだと思うからデートしましょう」などとアプローチをしてくる人はいないでしょう・・・・。
さてその「一緒に手伝いましょうか」に対し、「良い出会いがない」とおっしゃる方はたいてい、

「一人でできますから大丈夫です」

「ありがとうございます、これは私の担当ですから・・・」

などと答えている場合が多いのです。実はこの何気ない行為が、異性から(この場合男性から)アプローチする機会を奪っているのです。つまり、最初のアプローチは親しくなろうとするきっかけづくりだったのです。それに対し「大丈夫です」と答えてしまうと、アプローチした男性は「そうですか、頑張ってね」と退散するしかありません。
しかも本人(この場合女性)の側にそんなつもりはありません。せいぜい「自分でできるし・・・」「かえって気を遣わせるし・・・」という程度のことでしょう。もしかしたら「一人のほうが気が楽だし・・・」と言う人もいるかもしれませんね。
こういった行為は良く言えば、「熱心」「控え目」「遠慮」といえますが、結果的に異性と親しくなる機会を自分から逃がしてしまっているのです。
長くなるので続きは次回以降で。

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三重心身クリニックでは専門スタッフによるカウンセリングを実施しております。お薬だけに頼りたくない方、ゆっくりお話を聞いてほしい方はご利用ください。カウンセリングではクライエント(相談されるあなた)のこころを受容・共感的に傾聴し、「後ろから寄り添う」気持ちで、あなたと一緒に答えを見つけます。ストレス相談のみならず、ご自分の恋愛の形を見つけるために活用してみてください。アドバイスもいたしますが、説教ではありません。比較的やんわりとクライエントであるあなた中心のアドバイスをいたします。