現在、保険診療でメンタルヘルス関連の診療を行う場合、表面に見られる症状を根拠に診断を行います。たとえば、特に不整脈などの疾患もないのに急激な動悸、胸痛や呼吸困難、めまいなどが起こり、精神科のクリニックに受診するとパニック障害や自律神経失調症という診断をされるでしょう。そして、その症状に対してお薬（抗うつ薬や抗不安薬など）の処方がされます。この治療は決して間違ったものではなく、ガイドラインにも定められたものです。また年々医療を巡る環境は厳しさを増しておりますし、医療費削減も重要な課題です。また地域の方へのサービスとしてより多くの方にサービスを提供しなくてはならない責務がある医療機関としては、詳細な検査を通じてより根本的な原因まで調べることができないのも実際のところでしょう。
しかしたとえば、湿疹という症状に、アトピーやかぶれ、ナイアシン欠乏、虫さされ、汗など、多くの原因があるように、パニック障害にみられる、多くの症状も精神的なもの以外に、隠された原因があることが多いのです。
パニック障害やうつ病などの診断を受け、お薬を服用している患者様が 数多くいらっしゃいます。お薬を服用して、症状から解放されていればよいのですが、あまり改善していなかったり、薬を止めるとすぐ悪くなる方が多いのも事実です。そんな患者様は、もちろん薬も大切ですが、身体の異常があるのであれば、それを調べ治療をすることも大切と思います。
心身相関という言葉がありますが、こころと身体の状態は密接な関係があります。
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三重心身クリニックは疾患の治療以外に予防医療にも取り組んでいます。
予防医学では心理療法、分子整合栄養医学、音楽療法、睡眠医学などに
力を入れています。
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