医薬分業に対する考え方 | 精神科医:みえしん院長

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三重心身クリニックでは患者様に「より良い」「より安全」な医療を提供するために、開院当初より医薬分業を行っています。当院でお薬をお渡しする代わりに「処方箋(しょほうせん)」をお渡しして、調剤薬局(保険薬局など)で4日以内にお薬をお受け取る方法となっております。最近では大手のドラッグストアも調剤をするようになり、一般の方の認知も進んできました。  
実は、医薬分業制度は先進諸外国では一般的ですが、日本では依然、医師から薬をもらう制度が根強く残っています。三重心身クリニック
では開院当初からこの制度を積極的に推進しています。これは皆様によりメリットが大きいと考えているからです。
医薬分業のメリット(長所)はまず何といっても、
・医師の記入した処方箋の内容を調剤薬局の薬剤師が再度チェックできる
・他の医師が処方したお薬との飲み合わせなどを調剤薬局でチェックできる
の2つでしょう。つまりより安心なシステムでお薬を受け取ることができるわけです。また薬の専門家である薬剤師が直接調剤・管理するた
め、より間違いが発生しにくくなります。

お近くの薬局の薬剤師の伴先生です。
臼井卓士のブログ
精神科関連のお薬にも精通しています。時折こうやってお会いして情報共有や治療やより安全な処方(個別の患者様の特徴を踏まえた飲み
間違いの予防方法など)のための相談も行っています。もちろん出された処方箋をどこの薬局に持っていってもよいのですが、精神科では服薬が長期にわたる事が多いので、いろいろな不安、自己判断で中断した時の再発、または副作用の問題などがあります。そういったとき精神科領域のお薬に関する知識と経験が豊富な薬剤師さんの指導を受けることが大切です

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。