肥満と肥満症 | 精神科医:みえしん院長

精神科医:みえしん院長

精神科医・産業医のブログ!心理学や精神医学、療養の方法から、障害者の結婚相談など障害者のお役に立てるサービス提供をしています。

以前に述べましたが、日本肥満学会による「肥満症治療ガイドライン」では、肥満の判定基準は欧米人のBody Mass Index(BMI)30以上とは異なり、日本人では25以上とし、健康障害を伴う肥満を肥満症としています。
さてBMIは肥満の程度の判定方法の一つです。この計算方法ですが、
体重(kg)÷身長(m)2
で求められます。
たとえば、身長が150cmで、体重が51kgの方の場合、150cm=1.5mですから、
BMI=51÷2.25となり、22.6666・・・となります。
ちなみにBMIの標準値は22.0です。この方は標準体重ということになります。
BMI=22が統計的にみていちばん病気にかかりにくい体型で、標準から離れるほど有病率は高くなります。
さて、全ての肥満者の方が治療の対象になるわけではありません。肥満による健康障害があるかどうかを判定したうえで、「医学的管理が
必要な肥満」を「肥満症」と呼んでいます。
肥満症の治療ですが、食事、運動療法がやはり基本ですが、お薬が有効な場合もあります。でもその前に肥満症による合併症などの検査も
必要です。長くなるので今日はこのくらいで失礼します。

これは食欲抑制剤のマジンドール(サノレックスR)です。
臼井卓士のブログ
高度肥満の場合は、保険も適応されますのでご相談ください。

ペタしてね
------------------------------------------------------------------
三重心身クリニックは疾患の治療以外に予防医療にも取り組んでいます。
予防医学では心理療法、分子整合栄養医学、音楽療法、睡眠医学などに
力を入れています。
三重県鈴鹿市道伯町字筧田2064-1
http://www.mp-clinic.jp/
TEL:059-375-1100
------------------------------------------------------------------