医療事務の仕事 | 精神科医:みえしん院長

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今スタッフが確認しているのは、「レセプト」と呼ばれる書類です。
臼井卓士のブログ
レセプトは受診された患者さんが受けた診療について、私たち保険医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に請求するいわば医療費の明細書のことです。診療報酬明細書ともいい、医療事務スタッフは、「レセ」と略して呼んでいることが多いです。
前月診療分のレセプトの提出日が翌月10日に定められており、今は三重心身クリニックも含め多くの医療機関でレセプト作業を行っているはずです。審査機関や保険者は厳密な審査を行いますので、レセプトに何らかの不備があった場合には、レセプトが医療機関に返戻されたり、患者さんの治療を行っても医療機関に診療費用が支払われないといった措置がとられてしまうのです。つまり医師や保健師、看護師が患者さんのために医療行為を行っても、レセプトに不備があると医療機関は診療への対価を支払ってもらえないことになり、結果的に医療を受ける患者さんに迷惑がかかってしまいます。
医療事務というと受付や会計業務をしている人というイメージしか一般にはないかもしれませんが、レセプトを作成する事が医療事務の仕事で非常に重要なのです。ちなみに三重心身クリニックでは、電子カルテを採用していますが、レセプトの確認は複数の職員が行いやすくするため、このようにプリントアウトしてチェックしています。
皆様のよりよい治療環境、健康を支えるため陰で奮闘している医療事務のお仕事レポートでした。

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