花粉症の予防は大丈夫? | 精神科医:みえしん院長

精神科医:みえしん院長

精神科医・産業医のブログ!心理学や精神医学、療養の方法から、障害者の結婚相談など障害者のお役に立てるサービス提供をしています。

もうそろそろ「花粉症」の人にとっては辛い季節です。日本におけるアレルギー性鼻炎の有病率は約40%という調査結果1)がありますが、三重心身クリニックでも毎年のようにたくさんの患者様の治療を行っております。でも症状がひどくなってからいらっしゃる方が多いです。花粉症はいったん症状が出てしまう(症状発現)と眠気の強い薬やステロイド剤の併用が必要になってきます。花粉症は2月頃から症状が出てくる方が多いと思いますが、花粉飛散前の今頃からそろそろ予防のためのお薬の服用をお勧めします。
今三重心身クリニックでお勧めのお薬は、ロラタジン(商品名ではクラリチン)です。これはレディタブ錠と言って口腔内速溶錠(唾液だ
けで服用できる錠剤)もあります。眠気が少ないので朝の出勤、通学前に飲まれる方が多いですね。出勤してから飲む人も多いですね。気分的にもそのほうが効いている感じがするのでしょう。
さてこのクラリチンはヒスタミンH1受容体に拮抗してヒスタミンの作用をブロックすることにより、抗アレルギー作用を示します。作用は
服用して12時間くらい効果が続くので1日1回の服用でいいんですよ。アレルギー性鼻炎以外にも「じんま疹」やアレルギー性皮膚疾患にも用います。
(参考文献)

1) 鼻アレルギー診療ガイドライン-通年性鼻炎と花粉症―2009年版.

イメージしやすいように写真をお見せします。


臼井卓士のブログ

ペタしてね
------------------------------------------------------------------

三重心身クリニックは疾患の治療以外に予防医療にも取り組んでいます。
予防医学では心理療法、分子整合栄養医学、音楽療法、睡眠医学などに
力を入れています。
三重県鈴鹿市道伯町字筧田2064-1
http://www.mp-clinic.jp/
TEL:059-375-1100
------------------------------------------------------------------