私の推しは、宝塚歌劇団花組の極美慎さんである。
推しの定義については、『その人のビジュアルや特性が好きだということに始まり、その方の歩みをオンタイムで見ていたい・応援したいと思う方』と暫定的に定めている。
宝塚歌劇の”推し”に対しては、特別に”贔屓”という言葉を利用したりする。
その文化を魅力的に思いつつ、熱狂的に時間とお金をかけて応援していらっしゃる方が多くいる中で私の応援スタイルは「推し」に相当するのでないかと思うのである。
極美慎さんのどこが好きなのかという話は長くなるので、今回は割愛することとする。
先日スカイステージの番組「夢の音楽会」の極美さんの回を拝見した。
別の番組でも、そのお人柄や演技や舞台への想いを見せていただける機会があった。
もちろん、あのビジュアルの美しさで虜になった人間なので、お人柄が好きと言うには恐れ多い。とはいえ、番組を見て「私はこの人を応援したい、舞台で輝いている時代の目撃者になりたい」と思ったのである。
私のようないちファンとしては、公式で発表される情報がその人のすべてであり、あくまでも「作り出された偶像としての、その人」を見ているに過ぎないと思っている。
本当であるかは別として、自分の与えられた立場やチャンスを俯瞰して、何を求められているのか・どうなることを期待されているのかを読み取り、そこに近づくために真摯に取り組んでいるように思えて、人間として尊敬したい方だなと感じた。
趣味として舞台をかじっている身なので、舞台にある努力や経歴に比例するとも限らないチャンスや、他者からの期待に応えることの重み、他者からの評価で自分の立場が決まっていく怖さをほんの少しであれば理解することができる。
あれだけの大人数の中から輝く機会を与えられ、立場に合わせた変革を求められ続けることはどんなに大変かと勝手な想像を拡げてしまう部分もある。
…それでも、我々にはそんな様子を見せることもなく、舞台上で夢と希望を与えてくれる。
なんて崇高な夢を見させてもらっているのだろう。
私の推しのように、応援したいと思われる人になりたいと思う今日この頃である。