雨の鶴の湯
旅の仲間は先に到着してた
いつ来ても変わらない風景
それが一番の良さ
湯治棟の2階角部屋
水車が目の前にある
夕食前にひと風呂
木と硫黄が混ざった
鶴の湯独特の匂い
これだけで癒される
風呂上がり薪ストーブの間で
食事までの時間をゆったりと過ごす
今日は5月24日だけど
ストーブが必要なくらい冷え込む
明日の朝の予想気温は3度
素朴な山の幸中心
身も心もほっとする食事
当然どれも美味しい
また来られる保証はない
でもまたきっと戻ってくると
願いながら眠りに落ちる
朝、寒さと雨の音で目が覚める
北の朝は早い
4時にはもう明るくなってくる
朝風呂と朝ご飯をいただく
鶴の湯の魅力は沢山あるが
温泉や風景はもとより
他では絶対味わえない食事
これが捨てがたいために毎回
外すことができないのだ
出発準備をするころには雨が上がり
まずは安藤酒造へ買い出しに行く
道中アカシアが美しく咲き誇る
アカシアに包まれる幸せ
何にも変え難い
田沢湖から玉川を登り
秋扇湖にかかる橋からのこの風景
何度見ても足をとめずにはいられない
宝仙湖から321号を
紙風船祭りの上桧内を経由して
またぎの里あにへ
またぎの生活文化や土地
あにを是非探求したいと思った
さらに105を阿仁前田まで上がり
そこから秋田市へ折り返すように
道の駅五城目を経由して
貝の沢温泉を目指す
この旅の東北最後の宿となる