今年3月某日。
6ヶ月振りの小児リハビリ科の診察でした。
前回の3歳7ヶ月の時の診察では
僕からみたらごくごく普通の3歳児
と主治医の先生から太鼓判を押されたはるた氏。
その言葉を信じて「もしかして、もしかするとリハ科にかかるのが最後になるかも…」というちょっぴりの期待と不安を抱えて診察に臨みました。
はるたの身辺自立が進まないことと怖がりだったり消極的なところが気がかりでしたが、それは医療でどうにかする問題ではなく本人の性格? はたまた私たちの接し方のせいかな、と思っているところもあったのです。
診察室に入ると、それまでわちゃわちゃはしゃいでいたはるたがスン…となりました。(いつものことだけど)
先生からの声がけには『んーん』と言って拒否。
私が最近の様子を話します。
話し込んでいると隣に座っていたはるたはおもむろに立って診察室から逃亡をはかる。
先生がじゃあ、遊ぼうか! とはるたをオモチャで遊ばせてくれました。
プレイスペース代わりの診察ベッドにあがりブロックで遊ぶはるた。担当のPTさんも様子を見てくれていました。
普段は自宅では好まないブロック遊び。関心をもって遊んでいる姿がちょっぴり嬉しかった母です。
……が。
はるたくん、これなーに?
(はるたが組み立てたブロックを指して)
いろいろと先生が声をかけますが、やっぱり『んーん』とか『これね、これね◯☓△…!!(言葉になってないはるたお得意の誤魔化し言葉)』とか言って基本的に会話にならない。
先生がはるたのアンパンマンの靴下に気づき
あ、これアンパンマンの顔だねー!!
すごいねぇ! 顔だー!!笑
と何故かツボにハマって先生が笑っていたら
『うるさっ!!!』
と、はるたが急にキレた
あはは、ごめんねー。
大きい声でびっくりしたねぇ。
と朗らかに先生は笑ってくれましたが、私は(さんざん無視しといてそこはその反応すんのかい……)といたたまれない気持ちになりました。
それでも話しても大丈夫な人だとはるたは思ったのか、それからは先生とお話ができるようになりました。
はるたの遊ぶ様子と私の話を一通り聞いて先生は、
遊びの広がりが狭いこと(想像力の問題 or 体の動作の問題?)
感覚過敏がありそうなところ
が気になると。
4歳児の中では大人っぽいほうではなくて、幼いほうの4歳児という感じがするね。
お母さんのお話しする困りごとそのものがなにかの症状というわけではなくて、どうしてそうなってしまうのかを評価してみたいですね
と先生は話していました。
私も二つ返事でぜひ、そうしてくださいとお願いしました。
"ごくごく普通の3歳児"から"幼いほうの4歳児"となったはるた氏。
ずっと抱いていた違和感がやっと分かってもらえて嬉しいような、やっぱ卒業は無理かーって悔しいような複雑な気分でした
そうして後日、OTで評価させてもらうことになりました