昔体験したちょっと怖い(?)話
高校時代に親が家を新築しました。
家で療養しているおばあちゃんに広くて暖かい部屋に入ってほしい・・・
そんな夢がかなって一年。
おばあちゃんは肝臓が悪かったのです。
家に私とおばあちゃんしかいないとき、おばあちゃんは急に苦しみだしました。
お腹が痛いといいます。
私は何もできず、お医者の先生と親に電話した後、お腹をさすったり背中をさすったりしていました。
それからほんの数日して大晦日がきました。
大晦日から元日にかけての夜更かしが終わって、2階の自分の部屋でうとうとしていると、部屋のドアのところに気配が。
ふと目を上げると、おばあちゃんの顔が。
あれ? おばあちゃん? 何の用かな・・・
と思っているうちに、また寝てしまいました。
翌朝、母親に起こされました。
「おばあちゃんが、亡くなったよ・・・」
おばあちゃんはもう10年も寝たきりで、2階まで上がってくることは不可能です。
あとで、母親が教えてくれました。
最後に苦しんだとき、「マー(私のことです)は、ずっと一緒にいてくれてうれしかった」と言っていたそうです。
お別れにきてくれたんでしょうか。それとも、単なる夢なんでしょうか。
祖母の命日は正月の2日です。83歳でした。
看護学校で卒業生から聴いた怖い話。
小児病棟で病気と闘う子供たちのお世話をしていたAさん。
結婚していたAさんは妊娠してしばらく求職することに。
仲良くしていた患者のBちゃんは骨の癌にかかっていました。
Aさんを見つけるとどこへでも後ろにくっついて歩きます。
足の不自由なBちゃんは独特のスリッパの足音を立ててついてきます。
Aさんは後ろを見なくてもすぐにBちゃんだと分かります。
AさんはBちゃんに、「元気でまた会おうね。待っててね。」と言い残して出産に備えました。
無事に出産を終え、Aさんは復帰する前に赤ちゃんを連れて病院にあいさつに来ました。
ナースセンターに行く廊下で、聞きなれた足音が後ろから聞こえました。
「あれ、Bちゃん、元気だった?」
振り返っても誰もいません。
歩き始めると、また後ろで足音が。
振り返ると、また誰もいません。
ナースセンターの入り口でもまた足音が。
でも、やはり誰もいません。
Aさんは、ナースたちからBちゃんがほんの数日前に亡くなったことを聞きました。
「Bちゃんは、待っててくれたんですね」とAさんは私に話してくれました。
でも、2つの話、「怖い」ですかね。
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