まして、英語のスピーチとなると、「からっきし」です。
英語のスピーチ集を買いました。
CD付です。珈琲館ハウスサンド。
CD所収のスピーチでは、ブレア元首相の話し方が好きです。
もうひとつは、ジョン・F・ケネディ氏の「ベルリン・スピーチ」。
大統領就任演説も有名ですが、私はこちらの方が好きです。
ユーチューブをブラブラ見ていくと、名スピーチにいくつも出会いました。
あまりに有名なキング牧師のスピーチ。
どんなアリアよりも人の心を揺さぶります。
彼の運動は「歌う」運動でした。
彼のスピーチもなんて音楽的なのでしょうか。
彼の「夢」は、人類の夢でもあります。
そして、その夢は、キング氏の死後、未だに実現されていません。
CDでも持っていますが、いつ聴いても涙が出ます。
先日惜しまれつつ若くして亡くなったスティーブ・ジョブズ氏のスピーチ。
スピーチでは、自らの幼い頃や学生時代から始まって、その半生を(今となってみればほぼ全生涯を)語ってくれます。
大学を辞めてから自分にとって重要な勉強が始まったこと、アップルを追い出されることで却って新しいテクノロジーとビジネスの世界が広がったこと、「挫折」や「失敗」とふつうは見られることも彼は創造の機会に変えてしまいます。
ジョブズ氏は言います。「自分が本当にやりたいことを探し続けなさい。決して止まってはいけません」「今日限りの命だとして、今日することは本当にやりたいことか考えなさい」。
彼は、名門スタンフォード大学の卒業生たちに向かって、以下の言葉を繰り返し強調して話を終えます。
"Stay hungry, stay foolish"
皆が彼のように成功するわけはないでしょう。しかし、彼はマニュアルを話したのではありません。彼は哲学を語っています。真の哲学は、弁者と聴衆との間、著者と読者との間に出来上がるものです。
話し言葉と声は、最も人間的な活動です。文字で書かれた言葉にはない独特の力を持っています。
スピーチは、まさに歌う哲学であり、思考する音楽です。
「舞踏する思索」を標榜したニーチェを思い出します。
ITによるマルチ・メディアの時代に入って、哲学などの学問も新しいあり方が求められているのかもしれません。
リーダーの英語/鶴田 知佳子

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