晴天かつ高温のため、楽しい楽しいオクトーバーフェストの会場から一時逃れて、美術館へ。
ステージ下で盛り上げてた妙齢?の女性。
さすがにスタイルは抜群です。
天王寺公園には大阪市立美術館があります。
岸田劉生の生誕120周年の展覧会。
大阪市立美術館
こんな良い展覧会をやっているなんて、行ってみて知りました。
岸田劉生(1891-1929)は、銀座の生まれです。
数寄屋橋の教会で洗礼を受けたクリスチャンでした。
「白馬会」で黒田清輝に師事し、後には「白樺派」の人々と交流しました。
その後、関東大震災や結核などの試練が彼を襲います。
左上:麗子像(重要文化財)
左下:麗子十六歳之像(1929)
右下:道路と土手と塀(切通之写生)(重要文化財)
岸田劉生は、短い生涯のなかで画業の原則を幾度も変化させています。
外光派や後期印象派などの影響(多様な色彩)から、写実(地味な色彩)へ。
古典的な均整美から彼独特の「卑近の美(東洋の美)」へ。
肖像画は、まさに彼独特の「写実性」を示しています。
下:静物 湯呑と茶碗と林檎三つ
劉生の静物画は印象的でした。上の絵では、湯呑も茶碗も林檎もなぜか左上に伸び上がるように歪んでいます。PCの歪みではありません。三つの林檎は劉生と妻と麗子の家族を表しているという見方もあるようです。では、この「不安定さ」は何を表しているのでしょうか。
-
うごく劉生、西へ東へ 前篇―岸田劉生美術思想集成 (1)/岸田 劉生
- ¥5,775
- Amazon.co.jp
- うごく劉生、西へ東へ 後篇―岸田劉生美術思想集成 (3)/岸田 劉生
- ¥5,775
- Amazon.co.jp
西洋でも古代ギリシアの古典的な「均整」「理想」「普遍性」「完全」から近世バロックの「不均衡」「現実」「個別性」「不完全」へと変化したように、劉生は自分の周囲の「現に在ること」の美へと変化したのではないでしょうか。
写実は、写真ではありません。そこには「精神性」が孕まれています。素人の勝手なアナロジーですが、何やら正岡子規の「写生」にも通じるところがあるような・・・。
館内のカフェ「ルージュ」で「氷カフェ」ていうのを飲みました(写真左上のグラス)。
コーヒーではありません。これは苺汁の氷にミルクがかかっているものです。
飲む「苺ミルク」?
でも美味しかった。
その後、オクトーバーフェストに戻って酔っ払います。
花より団子、美より酒(^o^)/Bier
- 岸田劉生 内なる美―在るということの神秘 (Art & words)/岸田 劉生
- ¥2,940
- Amazon.co.jp


