読み歩き、食べ歩き、一人歩き(59) 写実の精神性 | DrOgriのブログ

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おやじが暇にまかせて勝手なことを書くブログです。日々の雑記や感想にすぎません。ちらっとでものぞいてくだされば幸せです。

9月19日のこと。

晴天かつ高温のため、楽しい楽しいオクトーバーフェストの会場から一時逃れて、
美術館へ。

ステージ下で盛り上げてた妙齢?の女性。
さすがにスタイルは抜群です。

photo:04

天王寺公園には大阪市立美術館があります。
岸田劉生の生誕120周年の展覧会。

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大阪市立美術館

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こんな良い展覧会をやっているなんて、行ってみて知りました。


岸田劉生(1891-1929)は、銀座の生まれです。
数寄屋橋の教会で洗礼を受けたクリスチャンでした。
「白馬会」で
黒田清輝に師事し、後には「白樺派」の人々と交流しました。

その後、関東大震災や結核などの試練が彼を襲います。

左上:麗子像(重要文化財)
左下:麗子十六歳之像(1929)
右下:道路と土手と塀(切通之写生)(重要文化財)
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岸田劉生は、短い生涯のなかで画業の原則を幾度も変化させています。
外光派や後期印象派などの影響(多様な色彩)から、写実(地味な色彩)へ。
古典的な均整美から彼独特の「卑近の美(東洋の美)」へ。
肖像画は、まさに彼独特の「写実性」を示しています。

下:静物 湯呑と茶碗と林檎三つ

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劉生の静物画は印象的でした。上の絵では、湯呑も茶碗も林檎もなぜか左上に伸び上がるように歪んでいます。PCの歪みではありません。三つの林檎は
劉生と妻と麗子の家族を表しているという見方もあるようです。では、この「不安定さ」は何を表しているのでしょうか。

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「私は欧風審美からとるべきものは大ていとった。その眼で私は新しく、古い東洋を見て驚いたのである。」(上記の後篇より)

西洋でも古代ギリシアの古典的な「均整」「理想」「普遍性」「完全」から近世バロックの「不均衡」「現実」「個別性」「不完全」へと変化したように、劉生は自分の周囲の「現に在ること」の美へと変化したのではないでしょうか。

写実は、写真ではありません。そこには「精神性」が孕まれています。素人の勝手なアナロジーですが、何やら正岡子規の「写生」にも通じるところがあるような・・・。


館内のカフェ「ルージュ」で「氷カフェ」ていうのを飲みました(写真左上のグラス)。
コーヒーではありません。これは苺汁の氷にミルクがかかっているものです。
飲む「苺ミルク」?
でも美味しかった。

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photo:03



美術館横には日本庭園が。
こちらを威嚇する?亀さん。

photo:05


その後、オクトーバーフェストに戻って酔っ払います。
花より団子、美より酒(^o^)/Bier


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