1年があっという間に過ぎてしまい、大学も卒業のシーズンですが、教員にとっては来年度の授業計画 (電子工学、電磁気学、無線工学、アンテナ工学を総括した先端技術や生産技術の講義を担当) をたてる時期になりました。デジタル人材の育成も目的としてありますが、私は工学系の教員なので、物作りの楽しさを授業を通して教えたい。製造現場での職人や匠の技をZ世代の若者たちに伝えられるのも、私たちの昭和世代の教員だからできることと思います。
来年度の大学での講義内容を考えながら、この10年でワイヤレス分野における進歩を話そうと、2008年の私の通信業界向けの日経エレクトロニクス主催セミナーのチラシを見て気づいたこと・・・この15年のワイヤレス分野の技術進歩はほんのわずかかも。15年くらい前の無線通信の技術は、今でも十分、通用すると思いました。シニア世代の技術者たちへ、若者に負けません。頑張りましょう。