アメリカのA Happy New Year(1) | 中島旻保の大人の絵日記

中島旻保の大人の絵日記

医療者でありながら一方では、政治経済のことになると言いたい事が沢山あるそんな中島旻保のコラムとも言える絵日記


中島旻保の大人の絵日記-No.15 -アメリカ編-2


【アメリカ編】
ニュージャージー州・ワイコフのDavidの実家で素晴らしいクリスマスを過ごし、アメリカに留学してこの時ばかりは良かったなあと思った。
さて、クリスマスも終わりいよいよこの年もあとわずかになり、初めての大晦日と正月を迎えることになる。晦日は、日中は静かで夜になるとあちこちでカウントダウンが始まる。Davidの兄弟2人と私で大晦日はワシントンブリッジを渡ってニューヨーク市のマンハッタンに行くことにした。アメリカ一の大都市ニューヨークを私に見せるため、ご両親がDavidに言ってくれたようだ。我々4人は早朝、ニュージャージーのある駅から地下鉄でニューヨーク州のマンハッタンまで列車で行った。これがかの有名な“恐怖の地下鉄”である。実際に乗車すると車内のあちこちに落書きはしてあるが、思ったよりきれいだった。しかし、ニューヨークに近づくほど黒人が多くなり、マンハッタンに着く頃には70%が黒人であった。

中島旻保の大人の絵日記-No.15 -アメリカ編-


マンハッタンに着いてからタクシーでDavidのおじさん(Davidの母親の弟)のマンションに行った。これがなんとあの9月11日にテロで飛行機が突っ込み崩壊した貿易センタービルであった。当時この2つののっぽビルは完成してまもない頃で真新しかった。このビルの写真を撮ろうと思って被写体に入れたが大きくて到底撮れなく、寝っ転がって写したのをいまだ鮮明に覚えている。それが26年後、まさか崩壊してなくなるとは想像もつかなかった。


中島旻保の大人の絵日記-No.15 -アメリカ編-3


ともかく、この超高層ビル内にあるおじさんのマンションからの眺めが素晴らしくマンハッタン一円が一望でき、遠くには自由の女神が立つ島まで見えた。昼食の後ニューヨークの港から出る船で自由の女神(Liberty Enlighteing the World)に行くことにした。ただ港に行く途中ビックリした光景を見た。それは大晦日になると多くなるといわれる車の強事件現場だ。4人ほどの10代の子供たちが車のタイヤ、ドア、サイドミラーなど部品に至るまでをすばやく分解して強奪しょうとしているのには仰天した。こんなことはニューヨークでは当たり前にあるらしい。特に大晦日には多いようである。それに弟のDANの言うのには大晦日では1~2人でいると危ないらしく3人以上でないと襲われるらしということを聞いて再度驚いた。もちろん普段はそういう事は少ないらしいが、大晦日は酔っ払いが多いせいでもあるらしい。まずはその場を過ぎてマンハッタンの公園を向けてニューヨーク港の波止場に向かった。これからの出来事について次回にすることにする。


Dr.中島の回想録(15)


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