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死後に投稿 「死んだンゴ」 希少がん22歳のXに反響 3億回超表示、 続々寄付も
共同通信
「グエー死んだンゴ」。
北海道大の大学生だった中山奏琉(なかやま・かなる)さん(22)=札幌市=が希少がんで亡くなった2日後の10月14日、中山さんのX(旧ツイッター)から突然、そんなメッセージが発信された。
インターネットで流行したフレーズの一つで、本人が生前に予約投稿したとみられる。
自らの死を、死後にユーモラスに伝えた言葉は多くの人の心を揺さぶり、表示数は3億回超に。
がん研究機関に「香典」として寄付する動きも広がっている。
中山さんの投稿などによると、2023年10月、背中の腫瘍が「類上皮肉腫(るいじょうひにくしゅ)」という筋肉などにできるがんと診断され、切除したが1年後に再発。
今年9月、緩和ケアに移行した。
Xには「取り乱しても治るわけじゃないし来世に期待や」と達観したような言葉や、友人との面会を楽しむ様子をつづった。
容体が悪化した10月10日には「多分そろそろ死ぬ」。
同13日、友人が代理で「10月12日の夜、なかやまは静かに息を引き取りました」と報告した。
そして翌14日、「グエー死んだンゴ」が投稿され、急速に拡散した。
元々はネット上で流行した冗談交じりのフレーズ。
「成仏してクレメンス」と返すのが定番だ。
Xではこの言葉と一緒に「本当の意味で使う日が来るとは」などと書き込み、死を悼む人が続出。
あまりの用意周到さに「投稿を予約し、生きていたら取り消すことを繰り返していたのでは」と想像を膨らませる人も。
反響はネット上にとどまらず「香典」代わりにと、がんの研究機関や病院に寄付する人が続々と現れた。
公益財団法人がん研究会(東京)によると、17日ごろから「Xを見て」とする寄付が増え、その後の2週間だけで1カ月平均の9倍、約2千件に上った。
Xへの投稿やその反響を、家族は告別式の後、中山さんの友人から初めて聞いた。
父和彦(かずひこ)さん(48)によると、中山さんは北海道津別町出身。
高校の恩師に「農業関係の機械を作りたい」と語り、1浪の末、北大に進んだ。
和彦さんは農業を営み「影響を与えたのかもしれない」と振り返る。
小さい頃から我慢強く、入院中も弱音をこぼさなかった。
死去した日は友人ら30人近くが病室に駆けつけた。
和彦さんは「やりたいこともあっただろう。亡くなったのは悔しいが、寄付によってがんの研究が進み、助かる人が増えるとうれしい」と話した。
塚越健司(つかごし・けんじ)学習院大非常勤講師(情報社会学)は「人の死をネタにするのは普段なら不謹慎だが、本人が仕掛けたので見た人も乗りやすかった。予約投稿は本当はもっと生きたかったのではと想像させ、人の心を動かしたのだろう」と推し量った。
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同じ内容のニュースがYahoo! Newsで掲載されていました↓
こちらのポストです↓
グエー死んだンゴ
— なかやま (@nkym7856) October 14, 2025
この投稿があったのは2025年10月14日。
中山さんが亡くなったのが10月12日夜。
X(旧Twitter)のアカウントを預かっていたご友人が訃報を投稿したのが10月13日。
なかやまの友人です。
— なかやま (@nkym7856) October 13, 2025
以前よりこのアカウントを預かっておりましたので、代理でご報告いたします。
10月12日の夜、なかやまは静かに息を引き取りました。
このアカウントは、当面の間そのままにしておく予定です。
生前、応援していただいた皆様に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
つまり「グエー死んだンゴ」という投稿をしたのは中山さん本人ですが、自分の死を予測して予約投稿したのではないかと言われています。
「グエー死んだンゴ」とは、2010年代にインターネット掲示板「2ちゃんんる」で生まれたネットスラングであり、ショックを受けたときや、命の危機を感じたときに発する断末魔の叫びを表現する言葉。
「成仏してクレメンス」とは「グエー死んだンゴ」と対になるネットスラング。
ユーモアを交えて「死んだンゴ」と投稿したことに対し、「成仏してクレメンス」と返信する使い方だそうです。
類上皮肉腫と診断されたのが2023年10月。
ブログに綴られていました。
その後の経過もブログで綴られています。
類上皮肉腫について調べてみました。
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類上皮肉腫は、稀な悪性軟部腫瘍(肉腫の一種)で、若年成人の四肢の末梢、特に手や指、足に発生することが多いがんです。
その特徴は、上皮細胞のような見た目でありながら、筋肉、脂肪、血管などの軟部組織から発生する点です。
初期は治りにくいできものや皮膚の潰瘍のように見えることがあり、しばしば診断が遅れることがあります。
主な特徴
発生部位:
四肢の末梢(特に手足)の浅い部分に最も多く見られますが、鼠径部などの体の中心に近い深い部分にも発生します。
症状
早期は、皮下の硬いしこりや、治りにくい「かさぶた」のような症状で、痛みがないため放置されがちです。
ゆっくり大きくなる、痛みの少ない「しこり」として始まることが多い。
皮膚に硬いコブや治りにくいできもの/潰瘍の形で気づくことも。
進行すると、近くのリンパ節が腫れる、しこりが複数になる、などが起こります。
ポイント:
「2cm以上・1か月以上」変わらない硬いしこり、または「治っては再発」をくり返すできものは、皮膚科や整形外科腫瘍専門外来などで一度は評価を受けましょう。
進行すると、皮膚に浸潤して潰瘍ができたり、神経や筋肉を侵して痛みや動きにくさを生じたりします。
所属リンパ節への転移も、肉腫の中では比較的多く見られます。
原因
INI1(SMARCB1)遺伝子の欠失が原因と考えられています。
腫瘍を抑える役目の遺伝子(SMARCB1/INI1 など)の働きが失われていることが分かっています。
遺伝して家族にうつるタイプでは通常ありません。
予後
悪性度が高く、化学療法が効きにくいことがあり、予後不良な疾患とされることがあります。
治療
基本は、手術による完全切除です。
切除できない場合や再発・転移した場合は、化学療法が検討されます。
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若い人に発症する希少癌。
遺伝性ではありません。
癌の発生を抑制する遺伝子の働きが失われているのですが、なぜ失われたのかという原因は分かりません。
2025年10月27日(月)に行われたワクチン問題研究会の記者会見↓
↑こちらのページをスクロールして一番下にある資料2つ。
その中の2番目の参考資料を見て頂きたい。
これはCDC直轄の諮問委員会ACIPが報告している要旨です。
その中の5項目目「腫瘍関連報告」に肉腫が含まれていました。
アメリカで報告されていることですが、日本でも注意深く観察していく必要があるでしょう。
亡くなった中山さんがコロナワクチンを接種していたかどうかは分かりませんが、今後、接種者の発癌についてはワクチンとの関連を含め、多角的にあらゆる可能性を否定せず、今後の治療のために慎重に精査して頂きたいものです。
心よりご冥福をお祈り致します。
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