脳卒中で大きく人生が変わったけれど・・・ | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

うちの診療所ではほとんどの患者さんが2回目の通院で完治終了し、そのあとは年に1回のオシリ検診となります。

 

1年に1回しかお会いしないので、病歴の聴取は必ずしています。

 

 

この1年、何も変わったことがなかったですか?

 

体調不良や病気をした、手術を受けた、新たに薬を飲み始めたなど、何も変わったことはないですか?

 

便通も変わりないですね?

 

と。

 

 

患者さん自身は何も病気もしてないし変わりはないけれど、ご家族に大変なことがあって・・・とお話をされる患者さんが増えてきました。

 

脳血管障害や突然の心疾患でご家族を亡くされたり、末期癌でご主人が闘病中であったり・・・。

 

今までこんなにあったっけ・・・?というくらい多いです。

 

9割以上がコロナワクチン接種者です。

 

予防接種健康被害救済制度で認定されている疾病が多く、ワクチンとの関連をお話しすると「やっぱり・・・」と言われる患者さんも多いですが、「えっ?!もう打つの、やめてるのに?最後に打ってからだいぶ経ってるけど・・・」とビックリされる患者さんもおられます。

 

予防接種健康被害救済制度の認定結果をお見せすると同じ疾病が並んでいるのを見てビックリされます。

 

 

先日来られた患者さんはご主人が脳梗塞で左半身麻痺となり入院中とのこと。

 

まだ入院されてから1ヶ月も経っていませんでした。

 

「今、大変でしょう?一番つらくて大変な時期だと思いますよ」

 

と言ったら

 

「そうなんです。ショックでストレスなのか、ずっと下痢が続いていて・・・」

 

と。

 

「私もそうだったから分かります」

 

とお伝えしたら、主人が倒れて右半身麻痺になってしまったことをご存知なかったようで患者さんが驚いておられました。

 

6年前のことでした。

 

今でも鮮明に覚えていますし主人が入院中の半年間は地獄でした。

 

人生の中であれほど生きるのがしんどくて精一杯だった時期はありません。

 

ただひたすら毎日生きていくのに、生活していくことでいっぱいいっぱいでした。

 

知らない方はこちらの記事をお読み下さい↓

 

 

私は子供たちが居たので耐えられましたが、患者さんはお子さんがおられないのでご主人が入院されてお一人で生活しておられるとのこと。

 

それはつらいでしょう。

寂しいでしょう・・・。

私なら耐えられない・・・。

えらいと思う。

 

患者さんは涙を流されました。

 

きっと張りつめていて泣くことすら出来なかったはず。

 

私もそうだったから。

 

気丈に頑張って仕事をしてましたが本当に張り裂けそうだった。

 

そんな時、初めて涙が出たのは勤務を終えて帰り際に職員から言われた言葉を聞いたあとでした。

 

「院長先生は入院してるからお世話は全部病院でしてもらえるけど、みのり先生は大変でしょう? 私も父が病気した時に大変だったので。病人よりも家族の方が生活大変だったんです。 だからみのり先生はご自分のこと、大事にして下さいね。できるだけ休んで下さいね。」

 

その言葉を聞いて、職員が帰ったあと号泣しました。

 

後にも先にも泣いたのはその1回だけ。

 

職員の私に対する気遣いが痛いほど分かり、それが嬉しくて泣けたというのもあるかもしれません。

 

当時のスタッフが集まって「どうしたらみのり先生を助けられるか?」と話合っていたようです。

 

なんとしても支えなければ・・・と。

 

無我夢中で診療をやって生活するのに必死で、あまりスタッフのことは気にかける余裕もなかったのですが、私のために本当によくやってくれたと思います。

 

今でも感謝しています。

 

 

私は子どもたちもいたし、犬もいたし、スタッフもいたので何とかなりましたが、患者さんは一人です。

 

どれだけ心細く大変なことか・・・。

 

 

大学生だった息子は、もう立派な外科医になり結婚もして家庭を持っています。

 

この言葉は忘れません。

 

 

 

患者さんが来られた時間、ちょうど主人のリハビリに三浦先生が来られて居ました。

 

医師からは「もう治らない」「症状は固定する」などと宣告されていましたが、そうではないことをお伝えしました。

 

主人は普通に歩けるようになり、動かなかった右腕、右手が動くようになって、当時できなかったことがたくさん出来るようになりました。

 

それをお伝えしたくて「三浦先生、来られてるけど会いますか?」とお聞きしたら「是非お会いしたい」と言われたので、リハビリ中の主人の所にお連れしました。

 

三浦先生は森ノ宮病院に入院中にお世話になった作業療法士の先生です。

 

この業界では有名な先生のようで、うちの患者さんがご存知でした。

 

三浦先生についてはいくつか記事を書いています↓

 

 

 

 

出張施術もされているのでお困りの方は是非。

 

 

医師は絶望的なことしか言いませんが、あきらめないことです。

 

私たちは諦めず希望を持って生きてきました。

 

症状は固定せずどんどん動くようになってきています。

 

リハビリの方法も色々あるようですが、主人にはボバース式が合っていたようで今でも三浦先生のリハビリだけは欠かさず続けています。

 

YouTubeもされているようですのでご参考になさって下さい↓

 

 

ちなみに主人は「脳出血」です。

 

脳出血や脳梗塞など脳卒中後のリハビリは信じて頑張るしかないと思います。

 

自分のカラダを信じてあげる。

 

残された機能に感謝してダメになった機能を補う。

 

毎日リハビリ三昧できるのは半年の入院中だけ。

 

だからどうか頑張って下さいね。

 

そしてご自身のケアも忘れずに。

 

 

つらかったら誰にでもいいから弱音を吐きましょう。

 

困ったらいつでもご相談下さいね。

 

 

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