溜まりに溜まっている患者さんアンケート。
今2023年分に突入しています。
速く追いつきたい。
週に1回は更新していきますので書いて下さった方、お待ち下さいね。
カルテを確認しながらの作業となりますので、なかなか時間が取れないのです。
今日ご紹介する患者さんは脱肛の50代女性。
過去に2回も手術や注射療法を受けているのに全く治らず悩んで東京から受診されました。
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この患者さんはジオン注射後の痛みに苦しんでおられました。
ジオン注射を打ってから痛みが消えない・・・という患者さんを大勢診ています。
2016年にこんな記事を書いていますね。
時間が経つと痛みが和らいでいくケースもありますが、そのまま残ってしまっている患者さんもおられます。
ジオン注射を受けてから数年経っているのに肛門が時々痛いと言われていました。
診察すると脱肛の手術や注射療法を受けているのに脱肛していました
これじゃあ患者さんは満足できないでしょう
何のために治療をしたのか分かりません。
直腸診で便を確認。
今日は排便があったのに残っています。
典型的な出残り便秘ですね。
坐剤を入れて出して来てもらいました。
アンケートに書かれている通りとてもスッキリされてルンルンで帰って行かれました。
出口に便があると肛門はうっ血して腫れた状態になります。
その便をどけてあげるだけでもうっ血がとれて脱肛が改善することが多く、脱肛だからと最初から手術を勧めることはありません。
治療は至ってシンプル。
毎日坐剤を入れて残便を出し切る
肛門にSザルベを塗る
そして2週間後・・・
なんと、脱肛がマシになっていました。
痔核の大きさがワンサイズ小さくなっています。
こういうことは良くあることで、便という重しをどけてあげると肛門が軽くなっていぼ痔(痔核・脱肛)が小さくなる。
症状もないので手術せずこのまま痔と付き合っていくことになりました。
通院も終わりです。
多くの患者さんが2回目の通院で治療が終了し、そのあとは年に1回のオシリ検診となります。
その年に1回のオシリ検診ですら来る来ないは患者さんの自由です。
ただ通院が終わっても便秘は治っていませんから、患者さんの生活の中で排便管理は続けてもらわなければなりません。
虫歯が治っても歯磨きをやめないように、通院が終わっても坐薬は続ける。
通院が終了してからは「治療」から「予防」に変わります。
患者さんが自分の生活の中で痔が悪化しないように「予防」する。
だから皆さん、坐薬は続けておられます。
それをやめるとまた症状が出てくる。
たまに坐薬をサボって痔を悪化させている患者さんもおられますが、皆さん、受診せず自己対処されて元気に年に1回のオシリ検診に来られています。
この患者さんは今でも年に1回のオシリ検診に来られています。
遠方の患者さんが半数以上で、お薬を取りに来ることができないため発送をしています。
今までは電話でお薬注文を受けていたのですが、とても大変なのでお薬注文サイトを作りました。
ネットで注文できてカード決済もできます。
どうぞご利用ください。
まずは患者登録が必要です。
登録終了後1日経ってからご利用できますので、登録だけでも先に済ませておいて下さいね↓
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