ビタミンDの重要性についてはブログで度々採りあげてきました。
今日はビタミンDが片頭痛に効果があるという論文をご紹介。
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ビタミンD補給が片頭痛患者の発作間欠期血清カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)レベルに及ぼす影響:ランダム化二重盲検プラセボ対照試験の事後解析
背景:
新たな証拠により、ビタミン D が頭痛の特性に対して有望な効果があることが示されました。したがって、このビタミンが抗片頭痛効果を発揮するメカニズムを明らかにするために、さらなる研究が必要であると思われます。
方法:
本研究は、80人の反復性片頭痛患者を対象に、16週間のランダム化二重盲検プラセボ対照試験として実施され、各患者40人ずつ2つの並行群に分けられ、ビタミンD 2000 IU/日またはプラセボを投与された。ベースラインおよび介入完了後、頭痛日記および片頭痛障害評価質問票(MIDAS)を使用して、患者の片頭痛関連変数を評価した。また、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)(片頭痛の発症の主な媒介物として)の発作間血清濃度をELISA法で評価した。
結果:
ビタミンD群とプラセボ群の平均年齢(SD)は、それぞれ37(8)歳と38(12)歳でした。ベースライン値と交絡因子を調整したANCOVA検定では、ビタミンD補給により、介入群(21.49 (16.22-26.77))ではプラセボ(31.16 (25.51-36.82)、P値: 0.016)と比較して、12週間後にMIDASスコアが有意に改善したことが示されました。さらに、ANCOVAを使用してベースラインレベルと他の変数を調整した後、CGRPレベルは、ビタミンD補給後(153.26 (133.03-173.49) ng/L)の方がプラセボ群の患者(188.35 (167.15-209.54) ng/L)よりも有意に低いようでした(P値=0.022)。
結論:
現在の調査結果によると、反復性片頭痛患者、特に前兆を伴う片頭痛患者にビタミン D を補給すると、CGRP レベルを低下させることで、片頭痛の特徴と障害が改善する可能性があります。したがって、これらの結果はビタミン D の鎮痛効果に関する新たな知見を提供する可能性がありますが、調査結果を確認するにはさらなる研究が必要です。
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これは嬉しい報告ですね。
片頭痛に関しては私の患者さんがビタミンCが効いたという報告をしてくれています。
医師サイトにも頭痛にビタミンCが効くという記事がありご紹介しました↓
またワクチン後遺症のなかなか治らない頭痛にビタミンBが効いたという報告もありました↓
薬と違って摂りすぎても副作用がほぼないですから、ビタミンの補給で頭痛が治れば嬉しいですよね。
要するにビタミンB、C、Dの3つ摂取すれば頭痛改善が期待できるかもしれないということです。
頭痛持ちの方、是非とも摂取してみて下さい
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