診療所ではできるだけ薬に頼らない便通治療をしています。
下剤や下痢止めは最終手段。
できれば薬を使わずに何とか便通を整えたい。
下剤をずーっと服用してきた患者さんにも一旦中止してもらっています。
なぜなら便秘は出口で起きていることがほとんどだから。
下剤なんて飲まなくても、便はちゃんと造られて、出口まで運ばれていることが多い。
その送り届けられた便を出す過程がうまく行っていない。
それが出口の便秘。
便の通り道である肛門に便を溜めた結果が痔。
だからその排泄を直さなければ痔は本当の意味で完治しない。
手術して悪い部分を取り除いても、また便を溜めて生きれば痔になる。
痔は何度でも繰り返されます。
だから痔の根本治療は痔の原因となった便通を治すこと。
中には腸を黒くするアントラキノン系下剤を長年服用してきた患者さんがおられます。
腸を黒くする下剤や健康食品に要注意 〜大腸メラノーシス〜
黒くなった腸は自分で動きません。
土管のような腸になってしまう。
薬を飲まないと便が出ない体になってしまう。
依存性・習慣性があるので常用はダメ。
そんな黒くなった腸の患者さんには腸に働きかけるものが必要。
腸を黒くしない下剤を処方することもできるけれど、できれば薬ではないものを使いたい。
そこで取り入れたのが3つ。
・発酵素するり
・FK23乳酸菌
・ポストバイオティクス
どれが効くかは患者さんによる。
全部摂取している患者さんもいるし、発酵素するりだけという患者さんもいる。
中にはどれも効かないという人も・・・。
そういう患者さんには最終手段として下剤を処方します。
最近取り入れたポストバイオティクス。
私は便がゆるくなったので発酵素するりとFK23乳酸菌の2つにしています。
つまり、発酵素するりとFK23乳酸菌で効かない便秘の人には使ってみる価値があるということ。
もしも発酵素するりとFK23乳酸菌を飲んでみたけど便秘が改善しない・・・という人がいたら是非ともチャレンジしてみて下さい。
腸に働きかけるものは人によって合う合わないがあります。
一つ一つ、2週間くらい試し飲みして決められると良いでしょう。
腸内環境が変わるのに最低2週間はかかるので、数日服用しても効果を感じない場合でも、2週間は試して欲しいですね。
特にFK23乳酸菌は下痢にも使えるので重宝しています。
下痢や軟便の人に服用してもらうと、形のある便が出るようになっています。
下痢止めは便を止めてしまうので使っていません。
下痢は腸の悲鳴。
悪いモノを体外に排出しようとする行為。
原因も探らず、ただ止める・・・というのは解毒を妨げることになるので、薬は慎重に投与しないといけません。
便は食べたものの結果。
何を食べるかはとても大切。
サプリメントや健康食品、下剤に頼る前に口から入るものを見直して下さい。
まずは小麦と乳製品を完全に抜いてみて欲しい。
グルテンフリーとカゼインフリーですね。
グルテンとカゼインが何故、腸に悪いのかはコチラの動画をご覧下さい↓
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
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