コロナ禍でこの本を出版し
そして2冊目を昨年11月末に出しました。
1冊目はウォシュレット本
2冊目は便秘本。
著述家の尾藤克之氏が私の本を採り上げて下さいました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
便秘の8割は“尻”が原因 肛門科医が解説する仕組みとは?
「便秘外来を受診したけれど治らない」「腸活しているのに便秘が治らない」。こうした症状に悩む人たちは、「便秘=大腸が原因」と思い込んでいる傾向にあるようですが、実は便秘の原因は、それだけではありません。
今回は、肛門科医の佐々木みのりさんの著書、「便秘の8割はおしりで事件が起きている!」(日東書院本社)を基に、便秘の実態について紹介します。
「出口の便秘」に要注意
便秘の原因を知るためには、まず排便の仕組みを理解しなければいけません。佐々木さんは著書で次のように解説しています。
「私たちが口から取り入れた食べ物は、筋肉の収縮と弛緩(しかん)による『ぜん動運動』によって胃に運ばれて消化されます。その後、小腸で栄養が吸収され、大腸でもミネラルや水分が吸収されて、ゆっくりと便が形成されます。通常、便は横行結腸と下行結腸にとどまり、大腸の末端にある直腸と肛門には便はありません」(佐々木さん)
「腸が刺激を受けると、『胃結腸反射』による大ぜん動運動が起き、便が直腸に移動します。1日1回、朝食後に最も強く現れます。これにより直腸に便が下りてきたことを大脳が確認すると便意が起こります。トイレで排便の用意が調い、いきむことで腹圧が高まり、同時に排便や排尿をコントロールしている肛門括約筋が緩んで便を押し出します」(同)
排便時の腹圧で、一時的に肛門に負担がかかるものの、便が下りてくるたびに完全に出し切れば、肛門は元に戻り、再び空っぽになるということです。
佐々木さんは、便秘には、便をつくる場所で起きる「おなか(大腸)の便秘」と、便を出す場所で起きる「出口(直腸・肛門)の便秘」の2種類があると説明。
排便時に出口に便が残らない状態が本来あるべき姿であり、毎日排便をしていても、便が出口に残っている場合は便秘だと解説しています。
「(便秘は)何日も便が出ない人がなる病気と思っている人が多いと思います。ですが、痔の患者さんの実に9割が毎日排便のある人です。しかし、診察すると出口に便がしっかり残っています。最近は特に、便秘で困っているという患者さんが大勢訪れます。ほとんどの人が腸活を頑張り、全国あちこちの便秘外来で治療したけれど改善しなく当院にたどり着きます」(同)
患者に共通する排便の悩みとは?
佐々木さんは、患者の訴えはほぼ共通していると言います。どのようなことなのでしょうか。
「医療機関の便秘外来を受診したけれど、どこも出される薬は似たような下剤や整腸剤、漢方薬で、服用したら便は出るけれど残便感があって不快。おなかの張りは変わらない。出始めの便が硬いので肛門がときどき切れて痛い。結局便秘も治らないということです。そういった便秘難民の人を診察すると、痔の人と同じような傾向があります」(佐々木さん)
「これまで診察した便秘患者の8割以上が出口の便秘でした。『便秘の8割は出口で事件が起きている』と言えます。ところがちまたの便秘情報のほとんどが腸に関することばかりです。『便秘には○○が効く』の○○は食物繊維であったり、乳酸菌、野菜や果物、おなかのマッサージや運動などであったり、大腸に働きかけるものです」(同)
食物繊維や乳酸菌などはこれからつくられる便には効くものの、すでにでき上がって直腸や肛門に下りている便のほか、直腸や肛門に残り、水分が吸収されて硬くなってしまった便には効かないということです。
佐々木さんは、「排便時は便をすべて出し切り、直腸も肛門も空っぽになっているかどうか」が大切だとアドバイスします。2~3日に1回の排便でも、直腸、肛門が空っぽになれば、出口の便秘ではないとしています。
直腸や肛門に便が大量に残っていると、人によっては何度も便意を感じることがあるそうです。その場合、1日に2回以上排便をするため、本人は「便秘」とは思っておらず、痔などの病気が進行して初めて異常に気付くというパターンが多いと明かしています。
本書は女性肛門科医が解説する「出口の便秘」の初の指南書です。便秘で悩む人の8割以上が該当するという出口の便秘の実態と解決方法が分かります。この機会に、お“尻”の真実について理解しておきましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
1冊目のウォシュレット本ほどの衝撃はありませんが、今回出した便秘本は私が最も伝えたかったこと。
ブログの内容がソックリそのまま本になっています。
患者さんからは今回の本の方がイラストが多いから分かりやすいと好評です。
文字情報だけでは理解しにくい内容が、イラストが入ることによって頭にすっと入って来ます。
またそのイラストがかわいいんです
患者さんから「うんこグッズ」を作って欲しいという要望まで頂いております
イラストも好評です。
私が診察室で患者さんに説明している出口の便秘についてもイラストで理解できるので、「便秘の教科書」として患者さんにも是非読んで欲しい。
そしてようやく増刷が決まりました
前作ほど売れていないので本屋さんにもあまり並んでいないようです。
是非とも本屋さんで買って頂けると嬉しいです
Amazonでは便秘カテゴリーで1位になっていました↓
毎日便が出ていたら自分が便秘だなんて思いもしないでしょう。
私の外来に来られる患者さんもそうです。
だったらなんでそんなひどい痔になったのか?
その答えが本の中に書いてあります。
「便秘」とは「便が出ない」とはどこにも書いていませんね?
「便を秘める」と書いて「便秘」と読みます。
だから毎日排便があってもスッキリ出ずに出口に残っていたら便秘。
文字通り「便を秘めて」るんです。
出口の肛門に。
そうやって長年、便の通り道である肛門に便を秘めてきた結果が痔であるということを理解することから治療が始まります。
その出口の便秘を治さずに痔だけ治してもまた痔になります。
何度でも痔は繰り返されます。
だから痔の根本治療は痔の原因になった出口の便秘を治すこと。
うちの診療所では手術ではなく「治療の第一歩は正しい排泄から」と考え、まずは便通を治してもらっています。
それだけで手術と言われた痔が改善し、手術せずにすむケースも多いです。
痔=手術ではありません。
最初から手術と決めつけず、まずは出口の便秘を治してみて下さい。
腸活も関係ない
下剤も効かない
出口の便秘があることを
多くの人にしってほしいです。
診療所の患者さんへ
土曜日はビストロヒマワリのお弁当の配達があります。
欲しい方は前日金曜日の16時までにお電話でお申し込み下さいね
06-6941-0919
メニューはコチラから↓
コロナ後遺症、ワクチン後遺症、イベルメクチンに関するお問い合わせはコチラへお願いします↓
コロナ関連・ワクチン後遺症について
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりました
オシリを洗っている全ての人に届けたい。
お読み頂けると幸いです。
そして2冊目も出版しました↓
手に取って頂けると幸いです
公式LINEでも情報発信中