健康に良かれと思って何となく飲んでいるサプリメント。
そのせいで健康を害しているとしたらなんて勿体ないことでしょう。
「安物買いの銭失い」ならぬ「高額サプリで健康被害」というケースが多いのも実情。
サプリメントのせいで胃腸障害や肝機能障害を引き起こしていた患者さんを大勢診てきました。
コンビニやドラッグストアの安いサプリならまだしも、月数万円もする高額サプリをネットで購入している患者さんも多いです。
そんな高いお金を払って不健康になっているなんて悲しすぎますよね
以前来られた70代の女性患者さん。
テレビコマーシャルや新聞広告に掲載されているサプリを20種類近く飲んでおられて、総額月に18万円
なのに体がだるい、足腰が痛い、ムカムカして食欲が無い、お腹がはる、下痢気味、なのに便がスッキリ出ない・・・などなど不調のデパート状態。
治療の前に「今飲んでいるサプリメント全部飲むのを止めてみてください」と提案。
そうしたら・・・
2週間でありとあらゆる症状が全部消えてしまった
そんな笑えない笑い話もたくさんあるのです。
だからブログでもサプリメントの危険性については書いてきました。
今回、私が信頼しているサプリメント会社「ヘルシーパス」の医療機関向けニュースレターをお届けしたいと思います。
ヘルシーパスは医者が資金を出して作った会社。
社長さんの誠実なお人柄が信頼の決め手でした。
私が一番最初に採り入れたサプリがヘルシーパスのサプリでした。
最初は患者さんに販売せず自分と家族だけ飲んでいました。
そのうち栄養療法を勉強するようになり、希望する患者さんに処方するようになって、どんどん幅が広がり現在に至っています。
サプリメントの危険性については知っておいて欲しいです。
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日本では、サプリメントや健康食品は「医薬品」ではなく、「食品」に分類されることから、医薬品と比較すると安全性や性能の担保、得られる情報が不十分な場合があるため、摂取の際には注意が必要な場合があります。
■サプリメントや健康食品摂取のリスク
サプリメントは、基本的にはビタミンやミネラルが原料であることが多いため、摂取目安量を守っていれば安全なものです。
しかし、サプリメントの中には、普段、私たちが摂取しないような成分を含んでいたり、栄養成分の濃縮により過剰摂取のリスクがあるなど、私たちの身体に影響を及ぼす可能性もあります。
また、医薬品の添付文書のような詳細な情報がないこともあります。
サプリメントに潜むリスクについて十分に理解し、適切に利用してください。
■医薬品成分の混入
サプリメントは法的には「食品」であるため、医薬品に該当する成分を配合したり、医薬品と紛らわしい広告や表示を行ったりすることは薬機法に違反します。
実際、このような不適切な製品が市場に出回っていることも 多く、東京都の健康食品試買調査(令和3年度)では、販売店で購入した製品の46品目中24品目に、インターネット等の通信販売で購入した製品の80品目中78品目に不適正な表示・広告がみられたそうです。
また、3製品から医薬品成分を検出したとの報告もありました。
また、最近話題になったものに、健康茶にステロイドが混入していたケースがあります。
この製品はTVや動画配信サイトでのインフルエンサーの紹介から評判が広まったようで、国民生活センターは、医療機関を受診した患者が飲用していた健康茶に医薬品成分であるステロイドが混入していたことを公表しています1)。
ステロイドは長期使用により、免疫力の低下、骨密度減少、血糖値上昇、消化管潰瘍などの副作用を起こす危険性があります。
1) 独立行政法人国民生活センター 2023.4.17花粉症への効果をほのめかした健康茶にステロイドが含有 飲用されている方は、医療機関にご相談を
■食経験のある素材も安心できない
私たちが古くから食品として利用している成分であっても、摂取方法や量によってはリスクが生じる可能性があります。
例えば、マレーシア原産の野菜である「アマメシバ」は、沖縄が主要な生産地となっており、天ぷらや炒め物として摂取されていますが、食品衛生法第4条の2第2項の規定に基づき、粉末、錠剤、カプセル剤、液剤等の剤型の加工食品として販売することは禁止されています。
厚生労働省によると、アマメシバの粉末を摂取していた3名に閉塞性細気管支炎が発症したことが報告されています2)。
サプリメントや健康食品は、栄養成分を濃縮していたり、ジュースなどで大量に摂取しやすい形状が市場に流通しているため、食経験がある素材だからといっても、注意が必要な場合があります。
2) 厚生労働省ホームページ:サウロパス・アンドロジナス(別名アマメシバ)を含む粉末剤、錠剤等の剤型の加工食品の販売禁止」のQ&A
■サプリメントとドーピング問題
アスリートのドーピングは、競技能力を高める手段として用いられ、度々問題になります。
ドーピングはルール違反であることからフェアプレイの精神に反しますし、アスリート自身に健康被害が及ぶ可能性も考えられます。
もし、違反が確定した場合は成績の剥奪や資格停止により一定期間のスポーツ活動ができなくなるなど、重大なペナルティが課されます。
サプリメントもドーピングと無関係ではありません。
サプリメントによるドーピングでは、不注意や事故による「うっかりドーピング」が多いとされています。
医薬品と異なり、サプリメントや健康食品は、すべての製品で厳格な品質管理がなされているとは限りません。
Kozhuharovらによると、3,132種類のサプリメント中、875種類(28%)に表記されていない成分(シブトラミンやアナボリックアンドロゲンステロイド等※)が含まれていたことが報告されています3)。
この数字を見ると、サプリメントを利用するアスリートは常にドーピングのリスクに晒されていると考えられます。
最近では、アンチ・ドーピング認証を受けた製品も出ていますので、ドーピング検査を受ける可能性のあるアスリートは認証製品を利用することをお勧めいたします。
※シブトラミン:肥満症の治療に用いられる成分 アナボリックステロイド:たんぱく同化作用を有する成分
3) Kozhuharov, V. R., Ivanov, K., & Ivanova, S. (2022). Dietary Sup plements as Source of Unintentional Doping. BioMed rese arch international, 8387271.
【参考】 厚生労働省:健康食品による健康被害の未然防止と拡大防止 に向けて (2023.5.29)、スポーツ庁ホームページ.(2023.5.23)、公共財団法人日本アンチ・ドーピング機構(2023.5.29)
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健康茶にステロイドが混入していたケースは以前私のブログでも採りあげました。
アンチドーピングサプリについても記事を書いています。
サプリメントは食品です。
医薬品ではありません。
だから製造・管理が甘い。
成分分析したらとんでもないモノが入っていることもある。
またこの記事では触れられていませんが添加物問題も大きい。
栄養素なんてほんのちょっとしか入ってなくて、ほとんどが添加物やんっていうサプリも多いです。
だから消費者が賢い目で選ぶようにしないと、健康な人が毎日飲むものだから蓄積すると病気になる。
ある意味、医薬品よりも厳しい目で選ぶ必要があるのかもしれません。
そして何かを期待して飲んでいるわけだから、ちゃんと期待した通りの結果が生み出されていることも重要。
「サプリが効かない」んじゃなくて「効かないサプリを飲んでいるだけ」という人も多い。
勿体ない買い物にならないよう、安全で、ちゃんと効果を出せて、続けやすい価格のサプリを選びましょう。
私は基本、医療機関専用のサプリしか飲んでいません。
エビデンスと安全性が保証されているものを選んでいます。
そのうちの一つがヘルシーパス。
患者さんたちにはおなじみのメーカーですね
賢くサプリを選びましょう。
また過剰摂取にならないように気を付けてくださいね。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
ラブもヘルシーパスのサプリ
「マルチビタミン&ミネラル」を
1日1粒食べています
美味しそうに食べるんですよ
診療所の患者さんへ
土曜日はビストロヒマワリのお弁当の配達があります。
欲しい方は前日金曜日の16時までにお電話でお申し込み下さいね
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