久しぶりに肛門ネタを。
もともと肛門や痔の話を書いていたブログなんですが、コロナ禍以降はコロナやワクチンの話ばかりになってしまいました
患者さんからの質問や相談にお答えする形で記事を書いてきましたが、そろそろコロナもワクチンも落ち着いてきたので、肛門の話に戻していきたいと思っています。
患者さんが書いて下さったアンケートもいっぱい溜まってますし
これからぼちぼちと更新していきますね。
初めて受診された患者さんの次の通院日はだいたい2週間後。
遠方の患者さんは、もう少し間隔があくこともありますが基本的に2週間後に来てもらっています。
だいたい2週間で改善して、完治終了となることが多いです。
先日来られた患者さん。
もれなく出口の便秘でした。
診察したら便が出口に残っていました。
出残り便秘ですね。
基本的に肛門のトラブルを抱えて受診される患者さんは必ずと言っていいほど出口に便があります。
そんな排泄をしているから肛門が故障するのですけど
そこを治さずに治療をしても完治しません。
手術で痔を根治せしめても、また痔になります。
痔は何度でも繰り返されます。
だからまずは痔の原因となった間違った排泄を正してもらう。
それだけで手術が必要なほどひどかった脱肛が改善したり、手術適応と言われた裂肛（切れ痔）が治るケースを山ほど診ています。
痔が改善するだけでなく、他にも色々おいしいオマケがついてくることもしばしば
女性患者さんの多くが実感されることの一つが「お肌」のこと。
シミが薄くなった
顔のくすみが取れて白くなった
とよく言われます。
先日来られた患者さん。
ウォシュレットでオシリを洗いまくって肛門周囲の皮膚はシミだらけでした。
洗うのを完全にやめてもらい出残り便秘の治療をして2週間後。
患者さんが
「これって便秘と関係がない話かもしれませんけど、便秘を治したらシミが薄くなるんですか
オシリのシミも薄くなりましたけど、顔のシミまで薄くなったんです
便秘と関係あるのかな」
と言って来られました。
はい。
非常に関係が深いです。
便が出口に残ると便の中の成分が直腸から吸収されて、また体に戻ります。
そのせいで息がクサくなる、汗臭いなどの臭いの症状や、口の周りのニキビ、肌荒れ、シミ、くすみなどの皮膚症状も出現します。
だから
肛門にウンコ溜めてて美肌なし
なんです。
出口のウンコと顔の肌は密接に関係していて、患者さん自身が気付くことが多い。
いくら高価な化粧品を使っても、美容クリニックでシミをレーザーで焼いても、それって全部外からの働きかけ。
内側からキレイにしないと外側は決してキレイになりません。
肌は内臓の表れとも言います。
お肌のトラブルで悩んでいる人は是非とも内側から働きかけてみて下さい
診療所のセラピードッグ「ラブ」
右側がラブです
犬のご挨拶は
お尻クンクンなんですよ
診療所の患者さんへ
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