癌の栄養療法で使っている栄養素について | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

大阪肛門科診療所は肛門科専門の施設として今年111周年を迎えました。

 

先祖代々受け継がれてきた秘伝のものは理念でしょうか。

 

オシリの治療を通して患者さんを幸せにすること

 

大げさで傲慢かもしれませんが、私たちが目指しているところです。

 

 

オシリの事を忘れて生活できるようになること

 

快適なトイレ生活を送れるようになること

 

肛門科の通院を終わらせて私が居なくてもちゃんと排便管理ができるようになること

 

 

それをできるだけ手術をせずに実現できるように頑張っています。

 

痔を手術するのではなく、痔の原因となった間違った排便を正すことによって治療しているちょっと変わった肛門科です。

 

 

そして趣味で始めた分子栄養学の栄養療法を便通治療に取り入れています。

 

分子栄養学を始めたきっかけはブログで書きました↓

 

 

このサプリを取り入れてから、特に癌の患者さんからの相談が増えました。

 

 

痔の治療で通院中の患者さんから癌治療の相談を受けることがしばしばあります。

 

乳癌の患者さんが多いのですが、最近は患者さんのご家族の癌治療相談も多いです。

 

癌の種類は多岐に渡ります。

 

皆さん、それぞれ専門施設で癌治療をされているのですが、標準治療にプラスして栄養療法を希望される患者さんに癌治療のサプリメントを処方してきました。

 

最近、

 

癌治療のサプリメントでオススメのものを教えて欲しい

 

癌治療の栄養療法で使っているものは何ですか?

 

という似たような質問をたくさん頂いているのでブログでお答えしたいと思います。

 

 

癌の患者さんは「癌に効く!」と言われる健康食品に飛びつく傾向がありますが要注意です。

 

市販で宣伝されているものは高額なものが多く、また医学的に効果があるかどうか不明で、効果がないなら「お金が勿体なかったなぁ」ですみますが、品質の悪いサプリメントを長期間大量に飲み続けて肝機能障害を起こして入院された患者さんもおられ、健康まで失いかねません。

 

だから十分注意してくださいね。

 

サプリメントは毎日飲むものだから蓄積します。

 

だから効果よりも安全性のほうが大切。

 

添加物までちゃんとチェックしましょう。

 

 

診療所で癌治療に使っている栄養素はシンプルです。

 

基本となるのが

 

・マルチビタミン&ミネラル

・高濃度ビタミンD

・高濃度ビタミンC

・リポソーム型ビタミンC

・FK23乳酸菌

 

です。

 

ビタミンCは癌のステージにもよりますが最低1日3gは摂ってもらっています。

 

経済的に許される場合はビタミンCは1日6g摂取することをオススメしています。

 

でもビタミンC以上に大切なのがビタミンDです。

 

癌の患者さんを検査すると血中ビタミンD濃度が一桁の人ばかりで、中には検出できないというケースもありました汗

 

ビタミンDは免疫の要なのでしっかりと補ってあげる必要があります。

 

癌の患者さんには1日5000IU(125μg)摂ってもらっています。

 

 

FK23乳酸菌についてはこちらのブログに書きました↓

 

 

FK23乳酸菌については抗癌剤治療中の患者さんが副作用が全然マシだと感動されていましたし、実際に大阪市立大学病院で腫瘍増殖抑制効果と癌の転移抑制効果が確認されています。

 

だから一番最初にオススメしてきました。

 

 

栄養状態が改善してからサルベストロールを飲むと良く効きます。

 

 

詳しくは記事を読んで欲しいのですが、サルベストロールは癌細胞だけが作り出しているCYP1P1酵素に反応して細胞内に入り込みアポトーシス引き起こします。

 

つまり選択的に癌細胞だけを殺してくれる物質。

 

他の細胞には悪さをしない。

 

だから副作用なし。

 

癌予防として飲んでおられる患者さんも多いです。

 

私も飲んでいます。

 

 

 

ワクチン後遺症の治療も同じなのですが、栄養状態が悪いと治療がうまくいきません。

 

だからまずは栄養なんです。

 

そこを飛ばすとイベルメクチンを飲んでも、コロナワクチン除去散を飲んでも「な〜んだ、効かないじゃないか」となる。

 

薬が効く身体にしないといけないんです。

 

だからワクチン後遺症の治療にマルチビタミン&ミネラルと高濃度ビタミンDを処方しているのです。

 

栄養素は薬ではないので、飲んだ翌日に効いたという実感はないでしょう。

 

でも継続して服用すると確実に血中のビタミン濃度も上がりますし、1カ月もすれば体調が良いことに気付く患者さんも多いです。

 

 

だから「○○が癌に効く!」に飛びつかず、栄養状態を改善しましょう。

 

栄養療法は薬との飲み合わせも大丈夫ですし、抗癌剤治療をしながら併用もできます。

 

栄養状態が良ければ抗癌剤の副作用が軽減されることもしばしば。

 

要するに治療に負けない体作りをして欲しいと思います。

 

 

そして最後に時間と経済的な余裕がある方には高濃度ビタミンC点滴をオススメします。

 

癌治療のための高濃度ビタミンC点滴は私たちが普段受けている点滴よりもビタミンCの量が多いです。

 

徐々に増やしていって最終的には70g入れます。

 

点滴の時間もかかりますので大変ですが、飲むよりも血管に直接入るので即効性があり体感しやすいです。

 

何か分からないことがあればお気軽におたずね下さいね。

 

返答に時間がかかりますがご了承くださいお願いあせる

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

散歩が暑い季節になってきましたあせる

真夏はアスファルトが熱くて

歩けないんですよあせる

 

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2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりましたキラキラ

 

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