メラトニン原料と狂牛病について | みのり先生の診察室

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肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

FLCCCのプロトコルに入っていたのをきっかけに導入したメラトニン。

 

アメリカではサプリメントの扱いですが日本では医師の処方がないと出せません。

 

メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモン

 

睡眠と覚醒のリズムを司っているため「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。

 

メラトニンは光によって分泌が調節されていて、朝、光を浴びると分泌が止まり覚醒します。

 

そして起きてから14〜16時間くらい経つとメラトニンの分泌が一気に高まり眠気を感じるようになります。

 

その時間が就寝のゴールデンタイム。

 

ここで強い光を浴びたりスマホやパソコンの画面を見ているとメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。

 

だから眠る前には照明を少し暗くしたり、スマホやパソコンを見ないようにする工夫も有効。

 

困ったことにメラトニンの分泌は加齢とともに減少し、10歳頃をピークにその後はどんどん減り続け25歳頃にはピーク時の半分50歳頃になると10分の1くらいにまで減ってしまいます汗

 

だから年を取ると朝早く目が覚めたり、夜間に何度も目が覚めたりするのですあせる

 

だからサプリで補ってあげると自然な睡眠が得られる。

 

そしてメラトニンは眠りを誘うだけでなく、強力な抗酸化作用があり細胞の新陳代謝を促すため、アンチエイジング目的で服用している人も多いです。

 

分子栄養学を実践しているドクターの中でも愛用者が多く、驚くべき事に女医さんたちが美容目的で服用していました。

 

またその量も1回30mgと多いポーン

 

うちの診療所で処方しているメラトニンは1カプセル3mgです。

 

私は1カプセルで十分効きます。

 

多くの患者さんが1カプセルでぐっすり眠れています。

 

ただ効果は個人差があるのでそこは調節が必要。

 

また服用する時間も大切。

 

就寝したい時間の1時間前くらいに飲むことをオススメしています。

 

人によったら朝まで効き過ぎて寝起きが悪いということもありますので、そういう場合はもっと早い時間に服用するといいでしょう。

 

 

睡眠薬のように依存性・習慣性もないし、私も毎日飲んでます。


コーヒーを飲んだ日や交感神経が高ぶってなかなか寝付けそうにない時

は2カプセルに増やしています。

 

おかげさまで一度も朝まで目が覚めることなく、オシッコで起きることもなく、ぐっすり眠れていますグッ

 

 

不眠で悩んでいる人には一度試してみると良いでしょう。

 

患者さんからメラトニンについてたくさん質問を頂いて、以前にも記事にしています↓

 

 

 

今回も患者さんから「原料に狂牛病の懸念はないのか?」というお問い合わせを頂きました。

 

こちらのサイトをご覧になったようです↓

 

 

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メラトニン原料と狂牛病について
 

平成9年3月26日


1 背景

  メラトニン製剤は、我が国では医薬品に区分されているが、現在までのところ、その有効性及び安全性について科学的な資料を整えた上で、薬事法に基づく製造又は輸入の承認の申請を行なった者はいない。

 

このため、我が国ではメラトニンを輸入又は製造することは薬事法により禁じられており、この状況は、欧州諸国においてもほぼ同様である。

  しかしながら、米国においては栄養補助食品として市場に供給されており、一部の製剤には、原料として脳の「松果体」から抽出したメラトニンを用いていると表示されているものがあり、狂牛病の原因とされる異常プリオンに汚染されている可能性も懸念された。

 

このため、我が国の旅行者等が、これらの製品を購入する可能性に鑑み、米国(食品医薬品庁、FDA)を始め、海外の事情について状況を調査することとした。

 


2 調査結果

(1)欧州諸国では、我が国と同様、メラトニンは「医薬品」に相当するものとして規制されているが、米国では「栄養補助食品」として扱われている。

 


(2)米国においては、医薬品とは異なり、個別の製剤ごとには監督されていないため、狂牛病の原因となる異常プリオンに汚染された原料が用いられる可能性が、完全には否定されるものではない。


(3)しかしながら、米国においては、狂牛病(BSE)発生国からの牛及びその製品の輸入は禁止されており、さらに食品医薬品庁(FDA)は、栄養補助食品の製造・輸入業者に対して、それらを材料として製品を供給してはならない旨を一般的に注意している。


(4)メラトニン自体は、「松果体」の他、植物などにも、ごく微量であれば見出されるものであり、また、容易に化学合成で製造できるものでもあることから、市場にあるものの多くは、化学合成によるものと考えられている。


3 結論

 以上の点を踏まえれば、厚生省健康危機管理調整会議としては、現時点において、海外旅行者等に対して積極的に注意喚起を行う必要性はないと判断するが、今後とも狂牛病の原因となる異常プリオン汚染に関する情報の収集に努めるとともに、現時点で得られた情報知見を広く厚生省ホームページ等を通じて公開し、国民に提供していくべきであると考える。


(参考資料)
メラトニンとは
 メラトニンとは、1958年にウシの脳の松果体から、初めて分離された神経ホルモンで、松果体で合成されます。

 このホルモンは、睡眠のリズムを調節していると考えられており、催眠作用があると言われています。

松果体とは


 松果体は、脳の一番深いところに在り、その機能については、未解明の部分がありますが、メラトニンを産生することが分かっています。

メラトニンの薬事法上の扱い


 我が国では、薬事法により、業としてメラトニンを製造、輸入、販売することは、認められていません。

  問い合わせ先 厚生省大臣官房厚生科学課
     担 当 矢島(内3806)、依田(内3804)
          電 話 (代)[現在ご利用いただけません]

 

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この情報があまりにも古すぎるのでもう少し最近の記事を。

 

医師サイトに掲載されていた医療ニュースです。

 

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メラトニンありますか?

2019/11/28

2019年11月7日に掲載された「薬の携行、気をつけないと捕まりますよ!」という記事を読みながら、1年前に書きかけてそのままになっていた原稿のことを思い出しました。

 私はこれまで、勤務しているドラッグストアの店頭で何度か「メラトニンありますか?」と尋ねられたことがあります。

 

メラトニン(melatonin)は、脳内の松果体(pineal body)で生合成されるホルモンですが、睡眠改善のサプリメントとして海外で購入できます(写真1)。

 しかし、日本国内では製造・販売が認められていないため、英語表記のものが販売されています。

 

日本でMELATONIN を輸入・販売する場合は、地方厚生局から薬監証明(Yakkan certificate)を取得し、事前許可を取らなくてはいけません。

 個人が自分で使用する場合に限り、規定の範囲内でMELATONINを日本に持って帰ることができます。

 

ただ最近は、医薬品成分を含む健康食品やサプリメントに対し輸入規制が厳しくなっていて、「医薬品成分(メラトニン)が検出されたいわゆる健康食品について」という厚生労働省の通達が出ていることから、MELATONINの日本への持ち込みにもいずれ変更があるかもしれません。

 

米国ではMELATONINはドラッグストアや空港で、ボトルガムのように棚に並べて置かれているので、気軽に幾つもお土産に買ってしまいそうですが、要注意です。

 DI Onlineの過去の記事にも現状が詳しく書かれています。最近では、薬の個人輸入はずいぶん厳しくなり、今に比べて規制が緩かった頃から個人輸入していた人が、厳しくなっていることに気づかず、従来通り規制薬物を輸入して逮捕され懲役刑を受けたという事例もあるそうです。

 2015年、日本を代表するグローバル企業の女性役員が、オキシコドン(oxycodone)を米国から国際宅配便で日本に送り、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。

 

米国では、オピオイド(opioid)の1つであるオキシコドンは、急性から慢性の疼痛まで幅広く使用され、医師の処方箋があれば普通に手に入る鎮痛薬として知られています。

 最近では、国際郵便を使って米国から覚せい剤を密輸した経済産業省のキャリア官僚が、泳がせ捜査によって現行犯逮捕されました。

 

また直近では、元オリンピック選手が国際郵便でアメリカから大麻を密輸して、逮捕されています。

 規制薬物を取り締まる薬物四法には「麻薬及び向精神薬取締法」、「大麻取締法」、「あへん法」「覚せい剤取締法」があります。

 

では、次の中で日本語と英語の組み合わせが正しいものはどれでしょう。


1. cannabis―覚せい剤
2. narcotics―あへん
3. psychotropics―向精神薬
4. stimulant―麻薬


答え:3. psychotropics―向精神薬

(文:平井美津子=薬剤師・通訳ガイド)


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というわけでメラトニンはアメリカではドラッグストアで販売されていますが、日本では薬鑑証明を取らないと販売出来ません。

 

診療所では薬鑑証明を取って患者さんに処方しています。

 

アメリカではサプリ扱いですが、日本ではサプリとして扱われていないため診察を受けた方にしか出せません。

 

ご了承ください。

 

また診療所で取り扱っているメラトニンは合成のメラトニンなのでプリオンは含まれていません。

 

信頼しているPureというメーカーのものです。

 

安心して服用して頂ければと思います。

 

また何かご質問がありましたらホームページにあるフォームからお尋ね下さいね飛び出すハート

 

 

 

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