大阪歯科大学から興味深い論文が出されました。
自動翻訳したものはコチラ↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
COVID-19ワクチン接種後のIgG型SARS-CoV-2抗体価の縦断的変化と、ワクチン接種後に感染した場合の抗体価の顕著な増加
概要
目的重症急性呼吸器症候群コロナウイルス 2 (SARS-CoV-2) 抗体価レベルとレベル上昇の期間は、コロナウイルス病 2019 (COVID-19) ワクチンの有効性を確認するための重要な指標と見なされます。
この研究の目的は、COVID-19 ワクチンの 2 回目と 3 回目の投与後の抗体価の変化を実証し、ワクチン接種後に SARS-CoV-2 に自然感染した場合の抗体価を決定することでした。
材料と方法
2021 年 6 月から 2023 年 2 月まで、大阪歯科大学附属病院の外来患者 74 名、スタッフ 53 名を含む 127 名の参加者 (男性 65 名、女性 62 名、平均年齢 52.3 ± 19.1年)。
結果以前の報告と一致して、COVID-19 の自然感染がない場合、SARS-CoV-2 抗体価は、ワクチンの 2 回目の接種後だけでなく、3 回目の接種後も時間とともに減少しました。
また、3回目の追加接種が抗体価の上昇に有効であることも確認しました。
ワクチンを2回以上投与した後、16例の自然感染が観察されました。
感染後の抗体価が 40,000 AU/mL を超えた患者は 11 名であり、中には感染後 6 か月以上経過した後も数万 AU/mL の抗体価を維持している患者もいました。
結論SARS-CoV-2 に対する抗体価の上昇と持続期間は、新型 COVID-19 ワクチンの有効性を確認するための重要な指標と考えられています。
大規模な研究では、ワクチン接種後の抗体価の縦断的な追跡調査が必要です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
大阪歯科大病院ではコロナの抗体価の測定をしており、そこでの抗体価の経時変化について論文を書き、medRxivに掲載されたということです。
「ワクチン接種後、すぐにコロナの抗体価は下がってしまうので、繰り返し打つべきである」とされてきたのですが、2回以上ワクチンを打った後に自然感染すると、抗体価はほとんどのケースで測定限界を振り切れるくらいに著増し、半年から1年程度経過しても高値を維持している例もあるという内容です。
つまり、1回感染した人に関しては当面追加ワクチンの必要はないと考えられるわけです。
しかし実際は「感染後3か月たったら追加ワクチン接種」が推奨されており、オミクロン2価ワクチンについては、3か月たたなくても打ってよいことになっています。
著者の先生が、
「コロナ5類化に伴い、今後はハイリスク例を中心に年1回程度の接種にする話も出ており、それを批判して、まだまだ頻回に打つべきと主張する専門家もいるわけですが、感染済(既に日本国民の1/4~1/3、東京や大阪はもっと多いと考えられる)のケースでは年1回程度でも多いくらいではないかと考えている」
との意見を述べられていました。
オミクロンに感染してるのにオミクロン2価ワクチンを打たないといけない意味もよく分かりません。
この論文の内容は病院総合診療学会でも発表されています。
https://g-ings.com/gsystem/hgm/abstracts/category/index/77978
全国の施設でコロナの抗体価を調べ、やみくもに打ちまくるのではなく、せめて本当に必要なのか検査データに基づいて判断して頂きたいものです。
学会ではワクチン接種にちょっとでもネガティブなことを言うと批判されたりするため、言いにくい状況もあるかと思います。
このような発表や議論がなされることを願います。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
右側がラブです
犬のようちえんに行く曜日を変更しました
土曜日も診察室に居ます
診療所の患者さんへ
今週の土曜日はビストロヒマワリのお弁当の配達があります。
欲しい方は前日金曜日の16時までにお電話でお申し込み下さいね
06-6941-0919
メニューはコチラから↓
コロナ後遺症、ワクチン後遺症、イベルメクチンに関するお問い合わせはコチラへお願いします↓
コロナ関連・ワクチン後遺症について
コチラからお問い合わせ頂いても構いません。
お問い合わせの際は「ブログを見た」とお伝え下さい。
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりました
オシリを洗っている全ての人に届けたい。
お読み頂けると幸いです。
公式LINEでも情報発信中