久々に肛門ネタです。
最近ずーっとワクチンのことばっかり書いてきてたので、初めて私のブログを訪れた人は何のブログ
ってなったでしょうね
自分でもそう思ってましたから
このブログはタイトル通り、診察室で患者さんと話したことや、患者さんから質問されたこと、相談されたことに答える形で、ある意味、患者さんのリクエストにお応えする形で記事を書いています。
ワクチンの相談やワクチン後遺症の質問が多いためワクチンの話だらけになってました。
その間に患者さんが書かれたアンケート用紙が溜まってしまい、またえらいことに･･･
できるだけ書いていきますが、今日いただいたアンケートを掲載するのは半年後になりそうです
今日ご紹介する患者さんは40代女性。
治らない切れ痔（裂肛）に悩み受診されました。
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＜初めて受診された時の感想＞
約5か月間、切れ痔（裂肛）に悩まされてきました。
最初は、すぐ治るだろうと思っていたのですが、なかなか治らず軟膏を切らしたりして切れ痔が悪化し、痛みがつらく一日中お尻のことを考えて過ごしてきました。
トイレに行くのがとてもつらくて痔が悪化してからは、お腹が過敏になったのか？1日2回便が出るようになり、まわりからは、痔のことを気にしすぎだと言われ、化粧や外食、遊びに行くのもその気にならず、鬱っぽくなっていました。
みのり先生のブログを見て、私も出残り便秘かも
治るかも
希望がもてた反面、坐薬やクリームを肛門の中に塗るという作業が私にできるのか不安でした。
でも診察室に入って、みのり先生が明るく優しくハキハキと説明、相談にのってくれて安心し、私治るかもと希望が持て、来て良かったと前向きになれました。
坐薬を入れ便を出したとき、そこまでお腹が痛くならなかったのには安心しました。
まだ便が残っていたため浣腸しましたが、それは痛くなりました
が、便を全て出し切れたスッキリ感で、その後、お腹がすごい空いて、いっぱい食べて帰りました
＜治療経過＞
診察日の翌日から朝の排便痛がなくなりました
ビックリです
出残り便秘、恐るべし
･･･が、治療2日目で、しんどい･･･と。
坐薬を入れて、自然便が3回出た日があったり、基本、2回便が出るとで、坐薬を2回入れると計4回便を出すので（坐薬をいれた後の便は下痢）だったので、身体がとてもしんどかったです。
まだまだ排便回数は多いのですが、坐薬を入れていくうちに排便回数、減るよ、というみのり先生の言葉に励まされ頑張っています。
Sザルベの塗り方や心配事などTELで問い合わせばかりして本当にすみません。
お忙しいのに丁寧に回答して頂き、とても勇気づけられ頑張れました。
本当にありがとうございます。
オペレーターのお姉さんもとても優しく、何度も電話しているのに、とても親身になって話を聞いてくれてありがとうございます
電話での問い合わせができなかったらどうなっていただろう･･･。
お尻のムズムズもほぼなくなり、最初、抵抗のあったSザルベクリームも今は、顔と同じように肛門のスキンケア感覚で塗れています
＜治療が終わって＞
無事に2回の通院で治っていました
治る日が来ることが夢のように嬉しいです。
みのり先生、スタッフの方々、オペレーターのお姉さん、本当にありがとうございました
Sザルベ、ちなみにいろいろな所に使わせてもらってます。
安いし優秀ですね
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この患者さんは切れ痔（裂肛）に悩み、私の外来に来られる前に2軒、肛門科を掲げる施設（専門外）を受診され治療をされていました。
だけど治らない
痛みがひどくなり１日中肛門のことを考え鬱々されるようになっておられました。
診察当日もすごく緊張されてましたね。
診察すると肛門周囲の皮膚がシミとホクロだらけ
今はウォシュレットを使っておられませんが、過去に使っていた結果がオシリにしっかり表れています。
切れ痔（裂肛）を繰り返しているから小さな見張りイボと肛門ポリープがたくさんあります。
そして肛門の中が便まみれでした
これじゃあ傷は治りません
便まみれの肛門に注入軟膏を入れても効果半減。
典型的な出残り便秘と治らない切れ痔（裂肛）です。
切れ痔（裂肛）を作った原因である出残り便秘を治さなければ切れ痔（裂肛）は治らない。治っても繰り返す。
だから切れ痔（裂肛）の根本治療は痔の原因となった出口便秘を治すこと。
治療の第一歩は正しい排泄から。
というわけで坐薬を入れて残った便を出してもらいました。
それだけで、その場で痛みが無くなる患者さんもおられます。
診察でやった便出しを、翌日からは自宅で患者さん自身が行う必要があるため、坐薬の使い方と入れ方、Sザルベの塗り方を事細かに説明し帰って頂きました。
翌日からすんなり出来る人は少ないです
最初の１週間は坐薬を上手に入れられなかったり、何度も便が出て困ったり、腸液で下着を汚したり･･･といろんなトラブルがあります。
だけど２週目に入ると少しずつ上手に入れられるようになって、入れた後の反応（腸液やお腹の張り、グルグル、痛みなど）もマシになる、慣れる。
そうやって試行錯誤しながら次の診察まで過ごしておられます。
うまくいかなくても大丈夫
うまくいってない･･･と言われている患者さんの多くが、２回目の診察の時には切れ痔（裂肛）が完治して治療終了になってます
また２回目で治っていなくてもコツコツ続ければ時間がかかっても治っていきます。
だから一喜一憂せずに長い目で見ていきましょう。
焦ると暗くなるだけです。
痔のせいで人生暗くなってる人が本当に多いので、痔を治して通院を終わらせ、オシリのことを忘れて生活できるようになってほしいと思って診療をしています。
幸い肛門科は痔が治ったら通院が終わるので、ダラダラ治らずにずーっと頻繁に通ってきている患者さんはいないし、今、通ってきている患者さんは肛門を拡げるために定期的に通院しているブジー治療の人だけ
ブジー治療は痛くて辛い治療なのに、通院を楽しみにしておられる奇特な方もおられます
明るく楽しい肛門科を目指してきたので、診察室で笑顔と笑い声が響き渡ると本当に幸せな気持ちになります。
来る人が笑顔になれるよう、これからも頑張っていきたいと思います
診療所のセラピードッグ「ラブ」
ラブに会えるのを楽しみに
通院されている患者さんも
大勢います
診療所の患者さんへ
今週の土曜日はビストロヒマワリのお弁当の配達があります。
欲しい方は前日金曜日の16時までにお電話でお申し込み下さいね
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりました
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