今年の年明けからイベルメクチンを患者さんに処方し始めてから約1年。
多くの患者さんに処方しました。
処方錠数は5千錠を軽く超えます。
約300名の患者さんに投薬しましたが、7割くらいは予防的内服、残り3割がコロナ治療、コロナ後遺症治療、そして増えているのがワクチン後遺症治療です。
イベルメクチンに関しては否定的な意見の医師もおられますし、イベルメクチンの記事を書くとバッシングも多かったです。
さらに治験の結果が出てからは「それ見たことか」とバッシングに勢いがつきました。
でも、この治験内容を詳しく見ると、これでは有意差は出ないだろうというやり方でわざわざ臨床試験を行っている。
今日はイベルメクチンに関するネット記事をシェアします↓
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イベルメクチン論文の学術解析で「有効」を確認
2022/11/14
世界の臨床試験93件を解析した八木澤守正・北里大学客員教授
イベルメクチン効果判定はさらに続く
著者は多くのイベルメクチン投与結果の論文と、自ら調べたアフリカ54カ国のイベルメクチン投与とCOVID-19発症のワクチン学調査から、イベルメクチンはCOVID-19の治療と予防に効果があると確信してきました。
先ごろ製薬企業大手の興和が、2021年11月~22年8月まで、軽症患者1030人を対象に偽薬(プラセボ)と比較する二重盲検試験を実施した結果、有効性を見いだせなかったと発表しました。
簡単には進行化しないオミクロン株の症例を主体とした試験結果であり、偽薬グループでも投与開始から4日前に症状軽減が認められたという結果でした。 COVID-19への投与とは状況が変わってしまい、イベルメクチンの効果を証明することが困難な状況での結果でした。
それではイベルメクチンをどう評価するべきか。世界で出ているイベルメクチン投与に関する多数の論文ではどうなのか。教授が、イベルメクチンが有効であると論述した論文がどれくらいか解析した結果をこのほど纏めました。
93件の試験内容の解析
八木澤教授は、WEBで配信されている「Ivermectin for COVID-19:real-time meta analysis of 93 study; Covid Analysis, Oct 28, 2022, Version 201」に掲載されている93件の試験内容を解析しました。
八木澤教授が解析した結果を整理したチャートは次の通りです。
早期治療37件、後期治療40件、発症予防16件です。
この93件を解析対象の論文にしているのかどうかを精査したところ、イベルメクチンの効果を解析できなかった内容4件を破棄しました。残り89件を解析対象としました。
合計83件のうち46件(55%)が有効
チャートでみるように、登録済み治療体験36件のうちの16件(44.4%)、未登録治療体験47件のうちの30件(63.8%)の合計で83件のうちの46件( 55.4%)の試験でイベルメクチンは有効であると判断しています。
35件(42.2%)の試験では、「意図的な差は認められなかった」としています。イベルメクチンが「無効である」と判断される結果は2件ありました。
八木澤教授は「COVID-19という感染症に対するイベルメクチンの有効性を示すのは難しいことが示されています」と述べています。
早期治療の合計32件中有効は17件(53.1%)、後期治療の合計36件での有効は15件(41.7%)となっています。
登録試験39件・未登録試験50件を精査
試験登録とは、オンラインで行われる臨床試験の事前登録でありエビデンスの質の向上を目的とした「公表許可(public bias)」とも呼ばれ、後付け解析の防止などを目的としたものです。では、医師の主導臨床試験は十分に準備したものにはなかなか気がつかなかったという事情がありました。
この状況で結局、登録済試験の論文の内訳は査読済みが34件、査読前のpreprintは5件ありました。この39件の論文を精査した結果、3件の論文内容は試験方法にありません十分な点が明確であり、論文として解析する対象にならないとして区分しました。
登録36件のうち有効が16件(44%)
解析精査した内訳をみると早期治療では19件のうち8件が有効と判定していますが、「NS=Not Significant(意図的ではない)」としたものが11件ありました。
後期治療では、12件のうち4件が有効で、NSは7件でした。発症予防・後遺症では4件すべてが有効でした。
未登録試験50件を登録治療経験と同じように試験内容を精査したところ、論文の内容がオゾンである3件を解析対象から除外しました。
未登録試験では、47件を解析対象にしました。
解析は、論文に記述されている試験成績が有意差をもって優れている場合を「有効」と判断し、無意味差の無い「有効性/無効性」は「NS(Not Significant、意味ではない)」と判断しました。
イベルメクチンの成績が意味不明で劣る場合は「無効」と判断しました。
未登録47件のうち有効が30件(64%)
いずれも査読済論文でした。後期治療群では24件のうち有効は11件でした。発症予防では10件のうちすべてが有効でした。
発症予防はすべて有効となった
八木澤教授の解析で注目されるのは、発症予防の試験は13件の全てで有効だったことです。 さらに後遺症に対する試験は1件のみでしたが、やはり有効と判断されています。
イベルメクチンの発症予防でライターが衝撃を受けたのは、2020年3月にパリ郊外の老人施設で疥癬治療・予防から偶然にイベルメクチンのCOVID-19への発症予防に効果があることが確認されたこの論文は、八木澤教授の解析対象にも入っていました。
これは老人施設で皮膚病の疥癬が発生し、加入者と職員であるイベルメクチンを投与しました。その結果、この施設の同居者、職員共にCOVID-19に感染した人は同じ地域にいる同居者ですに比べて有為に少なくなったという結果でした。
また、JAMA(The Journal of the American Medical Association、米国医師会雑誌)に掲載されたコロンビアの医師グループが出した「意味差なし」の論文は、掲載直後から試験内容に「そもそもの疑いがある」この論文も解析対象になっていますが、論議がまとまっていないためか、意味のある差なしのままになっていました。
この論文では米国の医師たちが「研究著者らは主な評価項目を途中で不完全に変更し、主な評価項目を21日目までに完全な症状解決に移行しました。電話調査を通じて得られたこの自己申告による意見的エンドポイントは信頼できません」と訴え、今現在、175人の医師がネットで署名を明らかにして抗議を続けています。 https://jamaletter.com/
査読を受けている論文が70件(84%)
しかし八木澤教授の解析では「未読論文は13件(15.7%)だけであり、70件( 84.3%)は査読済みの論文として発表されています」と語っています。
このような実情が学術的な解析で示されたのは、初めてではないかと思います。
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引用元はコチラ↓
イベルメクチンは予防に使ってこそ最大の効果を発揮する
と花木秀明教授がおっしゃっていたように、診療所の患者さんにおいても予防的内服で高い予防効果をあげています。
またコロナ発症当日に服用すれば著しい症状の改善がみられ、解熱鎮痛剤等を使用しなくても後遺症を残すことなく治癒しました。
最近はコロナ治療よりもワクチン後遺症治療にイベルメクチンを希望される方が多く、第一選択薬として投与していますが、こちらは効果100%とはいきません。
7割くらいの人に効果がある印象です。
後遺症といっても症状は多彩で、人によってその重さも異なります。
またワクチンを接種してからどれくらい時間が経っているかによっても効果が違います。
やはり早い方がいいです。
時間が経てば経つほど治療が難しくなるので、おかしいな、体調が悪いな・・・と思ったらすぐに相談して頂きたいです。
それでもワクチン接種後半年以上たってから投与した患者さんにも劇的に効いたケースもありますので、あきらめず治療をすることが大切。
治療方法はイベルメクチンだけではありません。
栄養素の投与や水素ガス吸入など様々な手段があり、どれが効くのかは患者さんによって違います。
診療所で行っているワクチン後遺症の治療については後日ブログで詳しく書きたいと思います。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
中之島公園のバラ園
秋にも咲くバラがあるんですね
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