30年ぶりに朝までぐっすり寝ました | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

不眠に悩む人は多いですね。

 

私は肛門科医ですが、分子栄養学を取り入れた栄養療法もやっているため、オシリの治療に来られた患者さんから様々な身体の不調についての相談を受けます。

 

その中で多い相談の一つが不眠です。

 

いわゆる「不眠症」というやつですね。

 

多くの方が心療内科や精神科を受診されて睡眠導入剤などを処方され内服しておられます。

 

果たしてそれで不眠は解消されるのでしょうか。

 

 

先日、痔の手術を受けられた患者さん。

 

手術翌日に必ず確認することが「眠れましたか?」ということと「便出ました?」ということ。

 

睡眠は痛みの指標になるからです。

 

本当に痛い人は寝てませんから。

 

有難いことに一睡も出来なかったという患者さんは今まで経験したことがありません。

 

ぐっすり眠れたという人もおられますが、痛くて夜中に目が覚めたという人もおられます。

 

痛みの程度は個人差があります。

 

 

先日、手術を受けられた患者さんに「眠れましたか?」と手術翌日に尋ねたところ、「はい。3時間くらいは眠りました。」と。

 

えっ!?

3時間しか眠れなかったの??ゲッソリ

そんなに痛かった?

 

 

「いいえ。痛みは思ってたよりも大丈夫でした。私、普段から3時間くらいしか眠れないので。いつものことですから〜」

 

と・・・。

 

 

どういう状況なのか詳しく聞くと、いつも11時頃に就寝するけれど、必ず深夜2時に目が覚めて、それから寝ようと思っても眠れないから、割り切って起きるそうです。

 

深夜ラジオを聴いて朝まで過ごし、眠くなったらもう一度寝ようかなと思うこともあるそうですが、空が明るくなってくるともう眠れない。

 

そしてそのまま1日過ごすと。

 

 

眠くないですか?と尋ねると、日中眠くなることもあるけれど、もうずっとこういう生活だから慣れたと。

 

 

うーん・・・

困った。

 

術後はちゃんと寝てほしい。

 

睡眠は携帯電話で言うと充電のようなものだから。

 

眠らないと電池切れになってしまう。

 

 

そこでメラトニンを処方してみました。

 

今まで不眠症で色々なクリニックを受診して睡眠薬を内服したり、ありとあらゆる治療を受けてきたけれど、何をやっても改善しなかったので服用もやめ、通院しなくなってから久しいとのこと。

 

睡眠薬は依存性・習慣性があるのでイヤだけどメラトニンなら・・・ということで次の通院までの1週間、毎日飲んでもらうことにしました。

 

そして1週間後・・・。

 

なんと

 

30年ぶりに朝までぐっすり眠れたびっくり

 

 

こんなことは学生時代以来だと大変喜んでおられました。

 

そして

 

「睡眠って大事なんですね。体がだるくて、何をするのもしんどくて、これも更年期、歳のせいって思ってあきらめてたんですけど、寝たら体の疲れがとれたのか、めっちゃ元気になりました!体がだるかったのは睡眠不足だったんですね。こんなに体が軽くなって元気になるなんて感激です。6時間以上眠ったのって30年ぶりですよ!

 

と報告してくれました。

 

 

今まで日中も体がだるくて、出かけたりする気にならなかったそうですが、今は毎日がとても楽しいと。

 

そりゃあ3時間しか寝てなかったらしんどかったでしょうねあせる

 

 

睡眠不足になると免疫力が低下するので、術後の経過も心配でした。

 

だから何としても眠ってほしい。

 

そう思ってメラトニンを出したのですが大正解でした。

 

 

メラトニンは薬ではありません。

 

サプリメントです。

 

メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモン

 

睡眠と覚醒のリズムを司っているため「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。

 

メラトニンは光によって分泌が調節されていて、朝、光を浴びると分泌が止まり覚醒します。

 

そして起きてから14〜16時間くらい経つとメラトニンの分泌が一気に高まり眠気を感じるようになります。

 

その時間が就寝のゴールデンタイム。

 

ここで強い光を浴びたりスマホやパソコンの画面を見ているとメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。

 

だから眠る前には照明を少し暗くしたり、スマホやパソコンを見ないようにする工夫も有効。

 

また困ったことにメラトニンの分泌は加齢とともに減少し、10歳頃をピークにその後はどんどん減り続け25歳頃にはピーク時の半分、50歳頃になると10分の1くらいにまで減ってしまいます汗

 

だから年を取ると朝早く目が覚めたり、夜間に何度も目が覚めたりするのですあせる

 

だからサプリで補ってあげると自然な睡眠が得られる。

 

そしてメラトニンは眠りを誘うだけでなく、強力な抗酸化作用があり細胞の新陳代謝を促すため、アンチエイジング目的で服用している人も多いです。

 

分子栄養学を実践しているドクターの中でも愛用者が多く、なんと、美容目的で服用していました。

 

またその量も1回30mgと多いポーン

 

うちの診療所で処方しているメラトニンは1カプセル3mgです。

 

私は1カプセルで十分効きます。

 

この患者さんも1カプセルでぐっすり眠れていました。

 

ただ効果は個人差があるのでそこは調節が必要。

 

また服用する時間も大切。

 

就寝したい時間の1〜2時間前に飲むことをオススメしています。

 

人によったら朝まで効き過ぎて寝起きが悪いということもありますので、そういう場合はもっと早い時間に服用するといいでしょう。

 

 

睡眠薬のように薬ではないので依存性・習慣性もないし、私も普段から眠れそうにない日はちょこちょこ飲んでます。

 

 

不眠で悩んでいる人には一度試してみる価値のあるサプリだと思いますグッ

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

左側がラブですしっぽフリフリ

犬は1日の半分を寝て過ごします照れ

眠りは浅いのか

ちょっとしたことで

すぐに起きますね汗うさぎ

 

 

コロナ後遺症、ワクチン後遺症、イベルメクチンに関するお問い合わせはコチラへお願いします↓

 

 

お問い合わせの際は「ブログを見た」とお伝え下さい。

 

クリックお願いしますお願い

にほんブログ村 病気ブログ 痔(ぢ)へ
にほんブログ村

 

患者さんのリクエストで復活させた

化粧品と発酵素するりの記事は

コチラ下差し

 

便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術

 

2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりましたキラキラ

 

オシリを洗っている全ての人に届けたい。

 

お読み頂けると幸いです。

 

 

公式LINEでも情報発信中