溜まりに溜まっている患者さんのアンケートをご紹介。
今日ご紹介する患者さんは40代女性。
2018年に来られたのに掲載するのがこんなに遅くなってスミマセン
この患者さんが初診で来られたのが2018年。
立派な脱肛で前医の先生が手術を勧めたのも無理はない状態でした。
だけど出口の便秘を治すことで症状が改善。
今手術せずに付き合って行く選択をされました。
そして翌年。
オシリ健診で受診された時には手術を決心されていました。
2019年に日帰り手術を受けられたのですが、傷の治りが早く、2ヶ月かからずに完治終了。
今でも年に1回のオシリ健診に来られています。
このアンケートの中にある言葉にハッとしました。
先生が近い。
色んな意味で感じました。
私たちにとっては当たり前のことなのですが、一般的な診察では決してそうではないようです。
部屋が狭いのと、説明用のプリントが見えるように患者さんに近づいているのですが、ちゃんと顔を見てお話したいというのもあって、こういうスタイルで説明をしています。
緊張して言いたいことが言えない、聞きたいことが聞けない人は是非、メモに書いて持って来て下さいね。
うちの診療所は自由診療なので、一人の患者さんに充分な時間をかけています。
特に初めて受診された時は最低でも1時間はかかることがほとんど。
便出しに時間がかかると2〜3時間ということも・・・。
患者さんが言いたいことを言えて、聞きたいことが聞けるよう努めてきました。
そこが保険診療との最大の違いでしょうか。
そして便通を直すことで痔の治療をするという変わった方針の肛門科。
だからすぐに手術を勧めない。
まずは便通を直してから。
それから手術しても手遅れにならないから。
便通を直せないくらい痔がひどい場合は手術をせざるを得ないけれど、ほとんどの患者さんが便通を直せば痔が良くなる。
この患者さんもひどい脱肛だったけれど手術を受けたのは1年後。
それどころか10年、20年、手術をせずに頑張っている患者さんも少なくありません。
どこまで頑張るかは患者さん次第。
イヤになったら、限界が来たらいつでも手術を受ければいい。
そんな治療方針だから手術になるケースは少ないです。
だいたい3%くらい。
ほとんど人が手術せずに完治したり改善しています。
だから手術と言われてもあきらめないで。
もしかして出口の便秘を治せば痔が改善するかもしれない。
それにね
手術して痔を治しても便秘は治りません。
その便秘を続ければまた痔になります。
何度でも。
だから痔の根本治療は痔の原因となった便通を直すこと。
排便管理がきっちり出来るようになってから手術をすると、術後が楽です。
安易に手術に流れずに、痔になった原因である便通に意識を向けてみて下さいね
診療所のセラピードッグ「ラブ」
ラブは大勢の患者さんを
癒してきました
特に手術の時には
大きな役割を担っています
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オシリを洗っている全ての人に届けたい。
お読み頂けると幸いです。