患者さんが言いたいことを言える、聞きたいことを聞ける診察を | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

大阪肛門科診療所は自由診療です。

 

健康保険が効きません。

 

だから保険診療に比べると治療費が高いです。

 

 

手術代が高いのは理解できるけれど、初回の診察に3万円も!?と驚かれる人も多く、料金を聞いて受診をやめる人も多いです。

 

 

何か特別な薬でも使うのか?

 

いいえ。

違います。

 

 

特殊な診療器具でも使っているのか?

 

そんなことはありません。

普通の診察器具を使っています。

 

 

それでは何が違うのか??

 

それは一人一人の患者さんにかける時間です。

 

 

初めて来られた患者さんには最低30分かけています。

 

平均すると1時間くらいかかっていることが多いです。

 

場合によっては便出しに時間がかかり2〜3時間かかることもあります。

 

 

昔、保険診療の肛門科の先生から

 

「30分間も患者さんと一体、何を話すの??

 

と不思議そうに真顔で尋ねられたことがありましたが、私にとっては30分でも足りないくらいです。

 

 

初対面の人とコミュニケーションを取り、信頼関係を築くには、私は30分では足りない。

 

 

勇気を振り絞って肛門科というハードルの高い科を受診された患者さんは、緊張でガチガチのことも多く、その緊張をほぐして言いたいことを引き出すのに時間がかかることもありますし、今までの悩み・苦しみが溜まりに溜まっていて、それを話すのに15分以上かかる患者さんもおられます。

 

 

診察そのものは大して時間はかかりません。

 

ほんの数分です。

 

かなり丁寧に診察していますが、それでも5分もかかっていないと思います。

 

 

大切なのは診察のあとの説明。

 

どういう状態なのか。

何の痔なのか。

なぜこのようなことになったのか。

これからどうすればいいのか。

 

そこを患者さんに分かりやすいように時間をかけて20〜30分くらい説明しています。

 

ここだけは絶対にはずせない診療行為。

 

説明が一番大切だと思っているから。

 

そこが患者さんが最も知りたい部分だと思うから。

 

 

そしてこれからどうするのか?

 

治療は患者さんの日々の生活の中にあるため、患者さん自身が納得して行動に移してくれなければ治療は成り立ちません。

 

だから説明に力を入れているのです。

 

患者さんを動かすことが出来なければ、来てもらった意味がありません。

 

 

そして排泄の練習。

 

坐剤を入れてトイレに行ってもらって正しい排泄を体で、お尻で体験してもらうのです。

 

それを翌日から患者さん自身が自分の生活の中で実践していくことが治療。

 

今まで生きてきた生活の中で培った間違った排泄習慣を改めるのは大変。至難の業です。

 

でもそこを改めなければ痔は良くなりません。

 

 

何年も坐薬や注入軟膏、マグミットなどの薬による治療を続けても良くならなかった人は納得されます。

 

だから診療所に来られる患者さんの8割はセカンドオピニオン。

 

何軒も色々な肛門科を回ったけれど治らず困って来られています。

 

3万円という診察料は、説明を聞きたいという患者さんには納得できる料金ですが、それに価値を感じられない人には無駄なお金です。

 

どんな医療を受けたいのか?

 

ニーズは人によって違うでしょう。

 

だからそういうニーズを持った人が来られています。

 

あちこちの病院を回って私の外来に来られた患者さんが書いて下さったアンケートをご紹介します。

 

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こちらの診療所の前に、すでに3カ所の病院を受診していましたが、数分の診察で聞きたいことも聞けず、聞けても納得のいく答えがなく、診察の度、恥ずかしい思いをしているのに、なかなか治らない症状にあせりを感じていました。

 

ネットでみのり先生のブログを見つけ、お人柄に惹かれ受診。

 

ゆっくりお話ししてもらえて安心しました。

 

初診を受けて、次の日から治療がんばるぞー!と思っていたら、まさかの生理。

 

1週間以上体調不良が続き、とても坐剤が使えない日がある中、2週間が過ぎていました。

 

ちゃんとご指導通りに出来ていなかったのですが、以前より、お尻が軽いと感じる日が多くなっています。

 

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保険診療の肛門科ではクリニックにもよるでしょうが、一人の医師が1日100〜200人くらい診察するのが通常なので、一人の患者さんにかけられる診察時間は3分前後でしょう。

 

 

実際、私の外来に来られる患者さんの多くが先生とゆっくり話したこともないし、説明も無かったと言われます。

 

ある意味、それは仕方がないと思います。

 

保険診療にそれを求めるのは酷でしょう。

 

精一杯の対応をされていると思います。

 

 

もしも保険診療で一人の患者さんに30分〜1時間かけていたら、24時間外来をやっても100人以上の患者さんをさばききれないでしょうし、経営も成り立ちません。

 

それが保険診療というシステムであり、そのシステムの限界だと思います。

 

 

私たちは幸か不幸か自由診療の肛門科を継承したため、

 

保険診療とは違うこと、

保険診療では出来ないことをやろう

 

そう思って今の診療スタイルに行き着きました。

 

 

そうでなければ自由診療でやっている意味がありません。

 

ただ高いだけの「保険診療と同じ内容の肛門科」になってしまいます。

 

 

一人一人の患者さんに

十分な時間をかけ

納得いくまで説明し

 

手術や薬ではなく

痔の原因となった便通を治すことで

痔を改善する治療をしている

 

 

そんな

ちょっと変わった肛門科です。

 

 

それに価値を感じて頂ける方に来て頂きたいです。

 

 

受診された多くの患者さんから「これだけゆっくり話が出来て、こんなに丁寧に説明してもらって、今まで悩んでいた症状から解放されたので3万円じゃ安いと思いました」と言われました。

 

 

そう言って頂けるよう、価格に見合った価値を提供し続けたいと思います。

 

 

1日1花赤薔薇

今日のバラは

 

 

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